「一関市認定農業者の会現地研修会」があった。
昨年は二人で参加したが、今年は畦道の草刈り等が遅れていることもあり参加するかどうか迷ったが、「折角のチャンスを無駄にする手はない」と考えてオジサンだけが参加した。
研修先は雫石の「(有)ファーム菅久」と花巻の「イーハトーブ雑穀村」の二ヶ所。
参考になった点を箇条書きすると以下のとおり。
□ (有)ファーム菅久 菅原久耕社長 ~ 受託分も含めて115haで水稲栽培
・ 毎年 650~670kg/反、食味値 87~88 を維持 クズ米は僅か5%;
・ 土作りと苗作りで収量の8割が決まる。残りの2割は育成管理と天候。
・ 土作りは3~6年かかる。(荒地の場合は10年)
・ トラクターは7000h、コンバインは1500hを超えても修理しながら使っているが、田植機はバランスが崩れると田植えにムラが出るので五年で更改している。
・ 冷害の年に大きな借金を背負ったが、逆にその冷害で学ぶことも多く、それが今の礎になった。
・ 子供達のアトピーの原因は除草剤が原因している。除草剤を使わない米作りも進めている。
・ 除草剤を使わない田んぼの稲株は太く大きいものができる。
・ 一人一食当たり24円の米価はあまりにも安過ぎる。
・ 「他責の論理」(行政や農協の責任追及)では何も解決しない。自分で解決するのが一番。

(雫石側から見た岩手山。盛岡側から見たような綺麗な「南部片冨士」にはなっていなかった)
□ イーハートーブ雑穀村 伊藤正男代表 雑穀で年間8億円の売り上げ
・ やる気があれば農業は儲かる。
・ いずれ世界は水不足になる。水稲栽培は今後有望。
・ 農業は体を動かしてナンボ、汗を流してナンボの世界
・ どのようにして米を高く売るかの戦略を練らねばならない。JAや全農は全く販売能力が無い。
・ 某コンビニで出している青玄米オニギリはくず米が原料。工夫次第でヒット商品を作れる。
・ 博多メンタイコの原料は北海道。北海道で食べた方がうまい。
・ 遠野の切干し大根は木材乾燥機を利用している。
・ 純日本食の味噌と漬物には乳酸菌がいっぱい詰まっている。級力の味噌オニギリを作れる主婦になるべし。
・ 五味五色で三十種類が食事の理想
・ 「いい、いい」と言われ出した作物ではもう遅い。誰も作らない作物に挑戦する。
・ 有機JASやエコファーマーは三年作文すれば誰でも取得できる。何のチェック機能もない。
・ 失敗を恐れずにチャレンジする精神が大切。
・長野の伊奈市で若者向けに2haの耕地と家を30人分用意して満杯になったが、半年後には誰も居なくなった。
・派遣村で500円の食事を得るために三時間も並ぶような怠け者に何をやらせても長続きはしない。
昨年は二人で参加したが、今年は畦道の草刈り等が遅れていることもあり参加するかどうか迷ったが、「折角のチャンスを無駄にする手はない」と考えてオジサンだけが参加した。
研修先は雫石の「(有)ファーム菅久」と花巻の「イーハトーブ雑穀村」の二ヶ所。
参考になった点を箇条書きすると以下のとおり。
□ (有)ファーム菅久 菅原久耕社長 ~ 受託分も含めて115haで水稲栽培
・ 毎年 650~670kg/反、食味値 87~88 を維持 クズ米は僅か5%;
・ 土作りと苗作りで収量の8割が決まる。残りの2割は育成管理と天候。
・ 土作りは3~6年かかる。(荒地の場合は10年)
・ トラクターは7000h、コンバインは1500hを超えても修理しながら使っているが、田植機はバランスが崩れると田植えにムラが出るので五年で更改している。
・ 冷害の年に大きな借金を背負ったが、逆にその冷害で学ぶことも多く、それが今の礎になった。
・ 子供達のアトピーの原因は除草剤が原因している。除草剤を使わない米作りも進めている。
・ 除草剤を使わない田んぼの稲株は太く大きいものができる。
・ 一人一食当たり24円の米価はあまりにも安過ぎる。
・ 「他責の論理」(行政や農協の責任追及)では何も解決しない。自分で解決するのが一番。

(雫石側から見た岩手山。盛岡側から見たような綺麗な「南部片冨士」にはなっていなかった)
□ イーハートーブ雑穀村 伊藤正男代表 雑穀で年間8億円の売り上げ
・ やる気があれば農業は儲かる。
・ いずれ世界は水不足になる。水稲栽培は今後有望。
・ 農業は体を動かしてナンボ、汗を流してナンボの世界
・ どのようにして米を高く売るかの戦略を練らねばならない。JAや全農は全く販売能力が無い。
・ 某コンビニで出している青玄米オニギリはくず米が原料。工夫次第でヒット商品を作れる。
・ 博多メンタイコの原料は北海道。北海道で食べた方がうまい。
・ 遠野の切干し大根は木材乾燥機を利用している。
・ 純日本食の味噌と漬物には乳酸菌がいっぱい詰まっている。級力の味噌オニギリを作れる主婦になるべし。
・ 五味五色で三十種類が食事の理想
・ 「いい、いい」と言われ出した作物ではもう遅い。誰も作らない作物に挑戦する。
・ 有機JASやエコファーマーは三年作文すれば誰でも取得できる。何のチェック機能もない。
・ 失敗を恐れずにチャレンジする精神が大切。
・長野の伊奈市で若者向けに2haの耕地と家を30人分用意して満杯になったが、半年後には誰も居なくなった。
・派遣村で500円の食事を得るために三時間も並ぶような怠け者に何をやらせても長続きはしない。