霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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石倉

2011-10-23 20:59:05 | 穀物
石倉を作ってから35年以上は経過している。
特に必要があって作った訳ではなく「単にミエを張っただけ」と聞いている。

代替わりするまでは米は収穫を終えるとすべて農協に出荷してしまうので
少しばかりの自家消費分の米を保管する倉に過ぎなかった。

そんな無用の長物に近かった石倉が今は穀物倉庫として欠かせない存在
になっている。
厚い石の壁が外気温の変化をかなりの程度シャットアウトしてくれるようだ。

先般の大地震で同種の石倉を保有する農家が被害を受けているのを何件か
見かけたが、今はこの種の石倉を作る職人が居ないためか補修もままなら
ずに放置されている。



乾燥を終えて放置したままとなっていた籾を玄米して石倉に運んだ。
「収穫の秋」を迎えると倉は穀物で満杯となる。

これが徐々に減って行き、来年の稲刈り時分までに空になるサイクル
を繰り返している。

コメント (2)
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