「年寄りの冷や水」と揶揄されている私のバドミントンには、常に四人の「敵」がつきまとう。
相手ペア二人は当然として、味方であるはずの相方も、しばしば牙をむいて私のお粗末なプレーをなじる
「強敵」となる。
そして、「一番の難敵」となっているのが、生産部長の奥方様。
「この忙しいのに、みんな私に任せて遊びに行くのつもりなの」と手厳しく指摘し、練習を断念させる
ことも少なくない。
特に、明るい内にスタートする土曜日の練習は、「絶対ダメ」と宣言されることが多い。
それでも、今は農閑期。
今日は「四時からの練習を一時間で終え、帰ってから仕事を再開する」という条件付きで、ようやく「許し」
を得ることが出来た。
そして、基礎練習と三ゲーム、しかも「気合を入れて三連勝」し、意気揚々と帰宅後、夕食の準備が整う
七時半まで「薪割り」に精を出した。