昨日のブログで鶏を「躾ける」と書いたが、犬と違って、鶏を教育したり訓練したりすることは出来ないので、
「習性」を利用するしかない。
鶏は、初めて見る餌に直ぐには飛びつかない。
雛の時に、飼料しか与えられていないので、野菜を投げ入れても最初は見向きもしない。
しかし、好奇心の旺盛な一羽が食べ始めると、次第に同調する鶏が増えて来て、その次以降は、競い合うがごとく
皆が一斉に飛びつく。
同様に、卵を産む際も、他の鶏が産んだ場所で産もうとする。
子供の頃、鶏が卵を産む巣箱に偽卵が置いてあるのを見たことが有るが、それは、巣箱で卵を産ませるための誘導策
だったようだ。
そんな先人の知恵を思い出し、鶏が産んでいる隅に米糠を入れたダンボールを置き、そこに産みたて卵を一個入れていた
ところ、写真のような状態になっていた。
写真を撮った後に、卵を拾い集めたら、籾殻の中に未だ五個ほど隠れていた。
籾殻が、少し厚過ぎたようだ。