霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ホダ木の運搬

2008-12-21 21:24:01 | 山菜
午前中に伐採を済ませ午後はホダ木の搬出まで終える予定だったが、倒した木をホダ木サイズに切断するのに手間取ってしまった。
その間はオバサンが一人で運搬車を使って軽トラに積み込んだ。
僅か90cmの長さに切ってはあるものの、一人では持ち上げるのは大変な重さのものも有り、文字通り「力仕事」の連続で、しかも足場の悪い傾斜地の作業となりさすがのオバサンも最後はバテ気味となった。

結局夕方までに「搬出完了」とはならず明日まで持ち越しせざるを得なかった。



シイタケのホダ木としては楢の木を使うが、慣れないと栗との識別がつかず伐る時に迷うことが有る。
その違いはジイチャンに言わせると「見れば分る」となるが、二人にとっては未だに「見ても分らない」状態が続いている。
明確な識別ポイントを掴めないまま樹皮の形態や枝の張り具合を見て「これは楢だ」「これは栗だ」などと二人で議論しながら判別している。

経験を積んで「見れば分る」状態になる頃には既に山仕事ができない「年寄り」になっているかも知れない。
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チェンソー

2008-12-20 19:42:02 | 山菜
昨日の午後からホダ木用の木の伐採を始めた。
チェンソー作業は危険なのでゴン太さんから紹介して貰ったマニュアル本を読み、ポイントを頭に入れて万全の構えで山に向った。

10ヶ月間使わなかったチェンソーがうまく起動するかが心配だったが、その不安は直ぐに解消できたものの、肝心の「切れ味」が悪過ぎて燃料ばかりが減り、木を伐り倒すことなど出来ない状態となっていた。
直ぐに丸ヤスリを使って刃を磨き何度か挑戦してみたが殆んど改善されず途方にくれてしまった。
結局昨日は仕事にならずストレスばかりを溜めて帰る破目となった。

プロに診てもらったらヤスリをかける角度が浅かったことが原因と分り、再度丁寧にヤスリをかけ直したところ今日からは普通に使えるようになり「ホッ」とした。
それなのにオジサンは午後はバドミントンの練習が入っていて伐採作業は午前中しかできなかったので、今日で終わらす腹づもりでいたオバサンから「大ブーイング」を喰らってしまった。



チェンソーで木を切るときは削り節のような切り屑が出るのが理想形だが、切れないチェンソウを使うと粉のような屑ばかりが出て来る。
購入時の指導やマニュアルにあった「30度の角度を付けてヤスリを押す」に忠実に従っていたつもりだったが、実際はその半分ぐらいの浅い角度でやっていたようだ。
素人はこれだから困ってしまう。
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ニンジンの味

2008-12-19 18:26:57 | 野菜
オバサンの自信作であるニンジンは既に自家消費分を残すのみとなってしまったが、産直に盛んに出荷していた時に「新鮮館おおまち」で働くHさんから「お宅のニンジンを食べて感激した。昔懐かしい味がして美味しかったので娘にも送ってやった」とお褒めの言葉を頂戴した。
その話しを受けたオジサンは調子に乗って「その美味しさは偶然ではなく、EM米糠ボカシと堆肥を施し農薬を使わずに育てたため」としたり顔で答えたが、自分自身はニンジンの味の違いなど殆んど分っていなかった。

昨夜の夕食に出た「ニンジンの煮付け」を食べたバアチャンが「美味しいニンジンだ」と誉めたら、それを聞いたジイチャンが「ニンジンに味のチゲエ(違い)などネエ(無い)ど思ってる」と反論していた。
そんな会話を聞きながら「微妙な味覚の違いを判別できる女性に較べ、男どもの味覚はなんと大雑把にできてることか」と嘆かわしく感じられた。
もしかすると、ニンジンの味の違いを判別できないのは「我が家の男だけ」なのかもしれないが…。



昨年は「さくら漬け」で売り出した日野菜蕪だったが、多忙だった今年は漬け物まで手が回らないのでそのまま産直に出荷することとした。
一関ではあまり馴染みの無い野菜なのでレシピと一夜漬けの写真を添えたが、果たして反応はどう出たか。

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竜王戦

2008-12-18 22:21:30 | 趣味
朝から籾殻や畑の支柱を片付けながらも「竜王戦」第七局の二日目の進行が気になって仕方が無かった。

将棋の名人戦や竜王戦は、以前は翌朝の新聞を見るまで結果を知る術は無かったが、今はBS2で中継するしネットでも最新の盤面を確認できるので将棋ファンとしては有り難い時代となった。
棋譜の解説も限られたスペースの観戦記だけが頼りの時代に較べたら隔世の感があり、詳細な解説付きの生中継で観戦できるのは嬉しい限り。

今回の竜王戦は羽生挑戦者の三連勝後に渡辺竜王が驚異的な粘りでイーブンとしており、第七局でどちらが勝っても初代の永世竜王の称号を得る注目の大一番で、期待に違わぬ大熱戦となった。

NHKも土壇場の終盤を七時まで時間延長で中継したが決着が付かず後の手順はネットで確認するしかなかったが、放送終了後はアクセスが殺到したため暫らくはつながらなかった。
意外なところで放送と通信の長所と短所を確認する結果となった。


(後山の畑から見た昨日の栗駒山)

勝負は優劣が二転三転する凄い戦いとなったが、放送終了の時点では羽生が勝ったものと思っていたが、バドミントンの練習から帰ってPCを立ち上げたら渡辺竜王が勝っていたので驚いてしまった。

タイトル戦で三連敗後の四連勝は囲碁界ではあるが将棋界では初めての快挙。
それもダントツの強さを示している天才羽生を破ったのだから凄い。
渡辺竜王の執念が逆転勝利を呼び込んだように思えた。

今回の七番勝負は一日目から激しい戦いが始まる対局が多く、観戦していても本当に面白かった。
熱戦を展開した両雄に心から感謝したい。
コメント (2)
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ホダ木

2008-12-17 21:17:08 | 山菜
今の時季にしては温かく好天が続いているお陰で遅れていた仕事が順調にはかどっている。

春に植菌して積み重ねていたホダ木をエグネに設置する作業もそのひとつ。
かなり太めのものが多かったので体力も消耗したし時間もかかってしまったが無事に「風幕張り」も済ませることができ一安心となった。

その後、畑での大根や蕪の収穫作業が続いたため体力を消耗したオバサンは、気掛かりな仕事が終わった安心感も手伝って夜は早々に床に就いた。



シイタケ栽培は半分趣味のようなものであまり収入増には貢献しないが、田畑の仕事とはひと味もふた味も違う楽しさがあるし生産環境にも恵まれているので今後も続けて行きたいと思っている。

二人の馬力は年々弱まる一方なので、いずれは規模が縮小傾向となるのは覚悟しているが、これから始まる来年に向けたホダ木伐採は当然のごとく今年並みの量を確保するつもりでいる。
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