霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

エゴマの収穫

2012-10-21 18:32:14 | 穀物
当地ではジュウネと呼んでいるエゴマの収穫を始めた。



午後からスタートする予定だったが色々と雑用が入り後山の畑に着いた時は
既に夕暮れ近い午後四時だった。
時間は少ないが一畝でも前に進めないと後手後手になってしまうのを避けた。



鎌で手刈りしたものを数本単位に藁で束ねるのは気が遠くなるような作業だが、
幸い作付面積は僅か。
半日工程で終えられる稼働量かと思っている。

ジュウネ、菜種等を昔ながらの方法で収穫するノウハウはジイチャン、バアチャン
から引き継いだ。



八戸在住の「困り者さん」は餅が好物で特にジュウネ餅の大ファン。
毎年来訪した際にジュウネ餅をご馳走するのが定番となっているが、最近ご無沙汰と
なっている。
風の便りでは相変わらず「腰痛と戦いながらゴルフに精進している」らしいが、たまには
「芝刈り」を休んで「草刈り」に来て欲しいものと願っている。

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事業別収支

2012-10-20 19:49:21 | 経営
高価な農業簿記のソフトを購入し「事業別収支」を明確にしようと考えたのは
四年ぐらい前のこと。
しかし、複式簿記のデータを日々PCに投入することなど所詮無理なことに直ぐ
気付き高価な投資を無駄にしてしまった。

事業別に収支を計算しないドンブリ勘定でも「稲作が赤字の可能性がある」ことは
容易に想像が付く。
何せ、トラクターを別勘定にしたとしても代かきハロー、田植機、コンバイン、乾燥機、
調製機、精米機等稲作オンリーの機械が多く、その減価償却費が稲作コストの大半
を占めている。

米価の長期低落傾向に歯止めがかからなければ「赤字幅」が増々拡大することは
明明白白。
かと言って「自給自足」を標榜しながら主食の稲作から撤退する訳にも行かない。
高価な稲作機械を維持するためには、それを「ペイさせる規模の水田面積が必要」
と考えていた。


(門口のカラタチ)

来年から「規模縮小」に舵を切ることを宣言しながら新たに田んぼを購入することに
した背景にはそんな事情があったし、たまたま近くの土地で譲渡の申し出があった。

手が回らなくなる心配もあるが、畑作と異なり機械化が進んでいる稲作は多少面積が
増えてもそれほどの負担増にはならないと見込んでいる。
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ビッタ豆

2012-10-19 20:17:16 | 穀物
黒豆でもビッタ豆が消費者に人気があることは昨日紹介したが、産直では需要数を
大きく下回る供給量になっている。

今日ビッタ豆を収獲してみてその理由が分った。
普通の黒豆に較べると莢の数が少なく、しかも粒の重さも黒豆よりも軽いのが理由か
と思われた。
収量が少なく量目も稼げないとなれば敬遠されるのは当然のこと。

それなりの価格設定にすれば解決するのだが、田舎では「横並び意識」が強いため
突出する行為が嫌われる文化となっている。



今日の収穫で一昨日の脱穀で空になった「干し場」の半分がまた塞がった。
畑に残っているビッタ豆の収穫が済んで「干し場」が丁度一杯になれば都合がいいの
だが・・・。
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黒いダイヤ

2012-10-18 19:26:52 | 穀物
大豆はアオバタ豆と黒豆が中心だが、収穫は未だ始まったばかりで本格化するのはこれから。
手数がかかるのは枝豆の比ではないが、選別等は冬場の農閑期にノンビリと部屋の中で出来る
利点がある。

大豆は産直で通年売れるが、その中でも黒豆は良く売れる。
黒豆の中でもビッタ豆と呼ばれる平ベッタイ豆が特に人気となっていて、今年初めて挑戦した。

黒豆もビッタ豆も主に市野々の畑で作付けしているが、生育環境が大豆に適しているのか収穫量も
品質も大いに期待できそうだ。



写真は昨日脱穀し唐箕を通した黒豆。
未だ色がくすんでいるが、再度乾燥させてから木綿の布で磨くと艶が出て輝いて来る。
小豆が「赤いダイヤ」なら黒豆はさしずめ「黒いダイヤ」かもしれない。
コメント (2)
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ローコスト経営

2012-10-17 19:59:16 | 経営
営農組合等が大豆の収穫に利用している汎用コンバインは五百万円を超えるらしい。
我が足踏脱穀機は僅か五万円也。
しかも動力源はマンパワーなので燃料は不要。
前の晩にアルコールを少し注入して置くだけで一日フル稼働も可能という優れもの。
「究極のローコスト経営」とはこのことかもしれない。



昨日はハウスに干していた分を脱穀した。
今夜から雨との予報なので庭に干している分と先日設置した「干し場」に掛けている分の
脱穀を済まそうと思った。

足踏脱穀機を軽トラに乗せ荷台で脱穀しながら移動できるようにし、更に脱穀した後の
残滓はダンプの荷台に放り投げれるようにした。
これによって作業は大幅に効率化が図られた。



庭の分を午前中に済ませ午後は「干し場」に着手。
順調に進んでいたが三時過ぎから雲行きが怪しくなり三分の二ほど終えた時に小雨が落ちて
来た。
残った分は急いで軽トラに積んでハウスの中に避難させた。
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