霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

乾燥機

2014-10-05 19:28:25 | 
コンバインが収穫したモミは軽トラで運んで乾燥機に入るが、その乾燥機がモミで
満杯になるとその日の稲刈りは終了となる。
大農家は大容量の乾燥機を使うが我が家のような零細米農家では容量が小さいので
軽トラで三回半運ぶと満杯になってしまう。
天気が良く稲刈りが快調に進むときは乾燥機の小ささが恨めしく思われることもある。



乾燥機にはモミで満杯になった時点で「乾燥」のスイッチが入る。
翌日の稲刈りが始まる前までに乾燥を終えて空にしておかないと翌日分の受入が不可能
となる。
そのため乾燥機は一晩中動き続け翌日の朝には乾燥を終えるが、モミに水分が多い場合は
午前中一杯かかる場合もある。
今日刈り取り分の乾燥終了予定時間は午前10時半と表示された。

台風の襲来が予想されているので今日で稲刈り終えたかったが、倒伏した田んぼで時間が
かかってしまい二枚ほど残ってしまった。
今夜予定していたささやかな「打ち上げ」は明日以降に順延とした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲刈り

2014-10-04 21:07:34 | 
集落内で田んぼに稲が残っているのは我が家ぐらい。
すっかり遅れをとってしまったが、今日は倒伏の無い田んぼだったことや
風が吹いたこともあって初めてトラブル無しで順調に作業が進んだ。

倒伏で今年の稲刈りは難儀したが収量の方は近年にないぐらい豊作となって
いる。
来年は事前に「倒伏対策」を施したいと思っている。


(田んぼにコンバインが入るスペースを手刈り)

昔からある田舎の風景も原発事故周辺の地域では見られなくなった。
再度原発事故が発生すれば日本全体が住めない国になるかもしれない。
そんな大きなリスクを抱えているにもかかわらず「原発推進」を目論む
輩の心理は到底理解できない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原子力規制委員会

2014-10-03 21:34:14 | 社会
ここ数年で三千年に一度とか数百年に一度という大地震を続けざまに経験している。
「○○年に一度」の根拠は不明だが「三千年に一度の大地震の震源地が三千カ所ある」と
するならば「大地震は毎年発生する」ことになることが危惧される。


(「道の駅」裏側の生産者駐車場。東日本大震災の二年前に発生した栗駒山直下大地震の
朝は、この駐車場で揺れと轟音の大きさに驚いた)

山の噴火も同様で休止している火山もあれば活動している火山もあり、それがいつ噴火す
るかを予測することは現在の技術では困難とのこと。

そんな中で、昨日の毎日新聞に御嶽山噴火関連で原子力規制委員会の田中俊一委員長の
見解が掲載されていた。
「巨大噴火はここ30年、40年の間に起こるものではない。天災がいつ起きるか分らないの
で社会的活動をやめてください、という考え方では仕事はできない」

福島原発事故を経験した日本では二度とあのような悲惨な事故を起してはならないはず。
「万が一にも事故を起してはならない原発」を規制する組織のトップが、原発事故と交通
事故を同視するような受け止め方をしているのにはただただ呆れるばかり。

原発も戦争と同様に「いったい誰のためのものか」を問い質したい。

原子力規制委員会が実は「原発推進委員会」の隠れ蓑でしかないことが改めて明らかに
なった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新たな空間

2014-10-02 21:49:32 | 生活
一年前にバド仲間が家を引っ越しする際に譲り受けた90cm×180cmの大きな鏡を
ようやく作業場に設置した。
 
百姓仕事をする時はあまり身だしなみには配慮しないこともあり、たまに来客が
あったりすると失礼な姿で対応することも少なくなかった。
鏡を設置した目的はそんな身だしなみのチェックもあるが、それよりも「自分達
の働きぶりを客観的に見えるようにしたい」との思いがあった。

連日の脱莢作業の姿が「新たな市場開拓に燃えるチャレンジャー」として映るなら
嬉しい。

それにしても大きな鏡が一枚付いただけで元々広かったスペースがますます広が
って見える。
単なる目の錯覚なのだがその威力に驚いている。



倒伏した稲の多い田んぼの稲刈りに大苦戦している。
トラブル続きで中断することも少なくなく仕事は遅れ遅れとなっている。
そんな時に事故は起きる。

コンバインのエンジンをかけたまま詰まった稲わらを取り除こうとして人差し指
をチェーンに一瞬挟んでしまった。
幸い大事には至らなかったが、指を二~三本潰すか切断してもおかしくない極めて
軽率で危険な行為だった。

痛さよりも自分のあまりにも迂闊な行為がショックで顔面が蒼白になった。
右手の人差し指の爪が紫色に染まった程度で済んだことを神に感謝したい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つまらない「詰まった話し」二題

2014-10-01 19:36:03 | 
夫婦で生産部長と営業部長という肩書を勝手に付けているが、零細農家にそんなに
営業活動が有る筈も無い。
二人で生産活動に邁進する日々を送っているが、稲刈りに関しては「コンバイン運転」
と「モミの運搬~乾燥機操作」に役割分担している。

昨日の午後はコンバインの「二番口」が詰まって稲刈り不能となったし、今朝は乾燥機
から排出する際に乾燥機を詰まらせてしまうトラブルが発生した。

いずれも「みちのくクボタ」に助けを求め解決したが、どちらもケアレスミス。
夫婦揃って「疲れ気味」なことから今夜予定していた餅米の「米作り」は延期し早めに
寝て疲れをとることにした。



「シソの実」は高級食材だと思っている。
手のかかる「シソの実採り」はバアチャンが元気な当時は沢山収穫し「塩漬け」を真空
パックにし販売もした。
今はジイチャンが辛うじて自家消費分を確保する程度となっている。

「新鮮館おおまち」のお客様から注文が来ることもあるが、枝葉付きのまま差し上げる
ことでご容赦頂いている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする