安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
年末に膝痛でバドミントン大会出場をキャンセルしてしまったが、その時にストレッチをすると
一時的に膝痛が解消することに気が付いた。
仰向けに寝て両腕を広げ、腰を捻るように左脚を右側に倒して数分間すると膝~腰~肩のラインが
伸び血の巡りが良くなるように感じられた。
(川向の畑の赤カブ。色はいいが小粒で手がかかる)
それに気をよくし、その後も薪ストーブの前で日に数回ストレッチを繰り返したら膝痛は次第に
完治に近い状態まで回復できた。
そればかりか、就寝中に「足がつる」苦しみも殆ど無くなり、たまにつっても軽い症状で済むように
なった。
これは膝痛解消と同様に「望外の大発見」だった。
周辺の里山に何匹の狐が棲息しているかは不明だが、餌を求めて朝夕巡回して来る一匹の狐が居る。
番犬チャッコロがいくら吠えても平気で近づいて来るので「犬は繋がれていて自由に動けない」ことを
熟知しているかのようだ。
それでも「人間は危険」と思っているらしく人の姿を見ると直ぐに逃げ出す。
そのため写真に捉えるのはなかなか難しい。
今朝はこの冬一番の寒さになっていた。
積雪量は少ないが野山が根雪となって餌が少ないせいか朝は長時間うろついていた。
その狐が午後四時過ぎにもまた現れたのでカメラを取り出したがその間に遠くに走り去ってしまった。
それでも無理矢理撮ったのが今日の写真。
焦点ボケとなるが拡大してようやくその存在が確認できる。
昨日のブログに対して東京在住のsunasanさんからコメントが入った。
日本は勿論のこと世界を股にかけて旅をしている人のコメントなので見聞を広めることが
出来た。
コメント欄を見ていない人のために再掲する。
食の基本は、水だとかねてから思っていました。鶏も良い水を好むんですね。
日本料理の職人は、まず、良い水を探すそうです。海外のコックは、水を選ばない(というよりは
そもそも外国には良い水が無いので選べない)ようです。
良い水があって初めて、日本料理の煮物や酢の物のような繊細な味が出せるようです。
お酒も良い水がないと日本酒の美味しさは出せません。
旅行で色んな国に行きましたが、水が美味しかったのは、イタリア、スイスくらいでしたが、
ここの水は、石灰質が多く、飲み続けると体内に蓄積されるとか聞きました。
美味しい水がタダで飲める日本はとっても幸せだと思いに至ります。
この良き自然を次世代に引き継ぐのが我々老人の役目だと思っています。
原発政策を根本から見直しましょう。
写真は飼い猫のタコ。(ペットではなくネズミ対策で飼っている)
ジイチャンが彼の地に旅立った以降の「餌当番」になったが、この目は相変わらず警戒していて
とても「飼い主」を見る目ではない。
鶏同様に番犬のチャッコロにも水を与えているが、タコは自己解決。
一度に飲む量が少ないためか飲む場所はその時々で異なるようだ。
全国に向け鶏卵を販売している西日本の養鶏農家が「卵の味の決め手は餌と水」を強調していた。
そんな新聞の記事広告を見て「養鶏業も酒造り同様に水が重要な役割を果たしている」ことを初めて知った。
18歳で貧農に婿入りし、朝から晩まで働き詰めが続き55歳になってようやく酒の味を知り、その後は
三食ドブロクを欠かさなかった祖父は「オラエの水が一番ウメェ」と自画自賛しながら96歳の生涯を
閉じた。
我が家の鶏達は、そんな祖父が自慢していた「井戸水」を毎日飲んで暮らしている。
「鶏にも水が大切」を知ってから毎日新鮮な水を与えるようにしているが、農繁期になると朝夕の給餌が
「夕だけ」になったり水が空になったまま放置される日もある。
遅まきながら水を与えると、喉が乾いた鶏達はいかにも美味しそうに水を飲み始める。
そんな時、飼い主としての義務を怠った責任も忘れ「大きな善行を施した気分になる」から不思議なものだ。
「黄身の色が濃いのが新鮮で美味しい」という情報が蔓延しているためかスーパー等で
購入する卵の黄身は「色が濃くオレンジ色に近いものがある」という。
本来の自然な色とは異なるため埼玉在住の姉は「黄身の色があまり濃い卵は避けるように
している」という。
一方、我が家の卵を食べたお客様から「黄身の色が薄かった」という感想を聞かされることが
ままある。
「それが卵本来の色。色よりも味の違いに気付いて欲しい」と言いたいのが本音だが敢えて
反論はしていない。
昨年末に魚沼のプログ仲間兼百姓仲間のスベルベさんに卵を送ったところ、「昔、妻の実家で
飼っていた鶏の卵と同様で黄身が黄色で美味だった」と歓んで頂いた。
さすがにスベルベさん、「本物の味」を知っていた。
「お宅の卵は旨味があるね」と生産者仲間からも賞賛されることがあるが、それは「野菜を
ほぼ毎日与えている」ことが影響しているものと思っている。
野菜独特のマイルドな旨味が鶏を経由して「卵にも伝わる」と信じ、今日もキャベツの外葉を
鶏舎に投げ入れた。