水戸黄門

田舎では平日の夕方に再放送されている水戸黄門を観るお年寄りは決して少なくない。
我が家のジイチャン、バアチョンは勿論大ファンだったし、市野々の叔母も毎回欠かさず
観ているようだ。
ワンパターンながら最後に「悪を懲らしめる」ことで爽快な気分を味わえるのかもしれない。

先日、たまたま一服の時に放映されているのを観て、江戸時代に限らず今も「悪代官や悪徳商人が
ワンサと蠢いていることを暗に批判している番組かもしれない」と感じた。

では、今の時代に「水戸黄門の役割を担うのは誰か?」と問われたら、私は「世論しかない」と
思っている。


(ミョウガ畑に籾殻を撒いた)

しかし、世論は偏った情報で簡単に操作される脆弱性を有している。
民主主義で「知る権利」が重要な役割を果たすのはそのためと思われるが、特定秘密保護法の
制定やマスコミ操作で国民の「知る権利」が不当に侵害される恐れが多分にある。

その意味でもジャーナリストの果たすべき役割は大きい。