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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



カズがヴィッセル神戸からJ2の横浜FCに移籍した。

横浜FCへの移籍の記者会見の冒頭。カズは「こんにちは」と言いながら、頭を下げ、テーブルの上のマイクに額をぶつけた。ラモスなども少年サッカー教室の最初の挨拶でみせる、ウケ狙いのパフォーマンス。ヴェルディの伝統芸?。大人だけの記者会見では、失笑しか起こらないが、それでもあえてやったのはなぜか?J1からJ2に移籍したことへの、つまり引退よりも降格を選んだことへの照れ隠しだったのではなかったか。それだけ、カズの心も揺れ動いたということなのだろう。

ぼくはカズの横浜FC移籍を歓迎する。とても素晴らしいことだと思う。スーパースターの引退の仕方は様々だが、ひたすら現役であることにこだわるのも、ひとつの生き様だ。ピッチでボールを追いかけ、ゴールを狙うチャンスを与えられる限りは、できる限りプレーヤーであり続けて欲しい。なにしろ、ぼくには、サッカープレーヤー以外のカズの姿を想像することができない。それに、日本のサッカー界に「プロフェッショナル」をもたらしたカズだからこそできることが、まだまだたくさん残っているはずだ。

7月30日(土)の対水戸戦が、カズのJ2デビューになりそうだ。キング、38歳のリ・スタート。
真夏の夜の夢を見に、久しぶりに三ツ沢球技場に行こうかと思っている。

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