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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



大宮アルディージャ対浦和レッズ(国立競技場)

トヨタカップ、天皇杯と寒さというか冷たさばかりが身にしみるサッカー観戦が続く。まるで冷蔵庫になかで試合観戦しているようだ。試合内容がおさむいわけではない。むしろ面白い試合ばかりなのに、今年の超冷冬をうらむ。

12月29日に国立でおこなわれた天皇杯準決勝、大宮対浦和。15時の試合開始の頃はともかく、後半になって日が落ちたとたんに寒さがきつくなった。89分に大宮が同点に追いついたときには、あと30分耐えられるのかという思いだったが、どうにか試合内容に助けられた。

試合展開は予想どおり。多彩に攻める浦和に対して堅い守りからカウンター狙いの大宮。大宮の桜井が前半早々にケガで交代退場してしまったのが残念だった。桜井の退場で、大宮の攻撃は完全にワンパターンになったからだ。桜井のドリブル力があれば、大宮の攻撃にもう少し期待が持てのに。

一方の浦和。アレックスと周りのコンビの悪さが目立ったが、いつものことでもある。先日、日本代表に初選出された長谷部や鈴木啓太、途中出場の永井らが攻守に積極的にプレーしていたのが印象に残った。89分に同点に追いつかれたのはいただけなかったが、延長戦での突き放しは見事だった。

元旦の天皇決勝戦は清水対浦和となった。最近、あまり耳にしなくなった気がするが、正月の高校サッカーではよく言われていたサッカー王国、埼玉対静岡の対決でもある。清水対浦和の決勝戦が、王国同士らしい好試合になることを望む。

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元朝日新聞記者の中条一雄さんが、過去に自分が書いた記事をまとめた本を自費出版された。自費出版といっても販売はなし。200冊製本し、関係者、知人に配るそうだ。しかし、関係者だけの内々に埋もれてしまうのはもったいないような内容ばかり。インターネットで何でも簡単に調べることができるような時代でも、こういう出版物に触れると、印刷されたもの、活字になったものの重要さを感じざるをえない。

1冊目(写真)は、「中条一雄の仕事2」で、戦前のオリンピックの話が、今となってはとても貴重なインタビューとともに書かれている。実は、まだ手に入れたばかりなので、この正月休みにじっくりと読みたいと思っているところだ。

この後も、日本人だけでなく世界の名選手の取材など、34年間にわたる新聞記者時代の仕事が数冊にまとまる予定。そちらも楽しみにしたい。

※興味がある方はコメント欄までご連絡をください。

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