2007ゼロックススーパーカップ
浦和レッズ 0対4 ガンバ大阪
(2007/2/24 国立競技場)
ガンバ大阪が、マグノアウベスのハットトリックを含む4点をあげて、浦和レッズに圧勝した。新シーズンの開幕まで1週間。現在、Jリーグの2強といわれる浦和レッズとガンバ大阪の仕上がりはあまりにも対照的だった。
この試合の前に、レッズ・サポの友人は、「開幕直前のこの時期に、真剣勝負の場と、負けたとしても2000万円ももらえるんだから、ラッキー!」と言っていた。
昨シーズンの2冠王者とはいえ、監督が替わり、チームの柱となるような選手を迎え、その一方で多数のケガ人がいたレッズ。ガンバにリベンジを許したとしても、事情を知るものとしては、想定内の出来だった。
試合後に会ったガンバのサポは、「今日の試合、VTRに録っておけばよかったぁ!」と言った。
それほどに、ガンバの試合内容はよかった。中盤の4人(明神、橋本、遠藤、二川)とトップの2人(マグノアウベス、播戸)の成熟度は最高の域に達しているのではないか。シーズン前としては、出来上がりすぎという印象も受けた。期待をするものにとっても、想定外の出来だった。
ガンバが、このレベルを維持するためには、新加入のバレーやこの試合で初先発した安田らの存在が、チームへの刺激として作用する必要があるだろう。そして、そのきざしも十分に見えた試合だった。
公式タイトル戦とはいえ、初戦はプレシーズンマッチである。本番は1週間後からの9ヶ月に及ぶ長いリーグである。そのなかで、想定内の不出来だったレッズと想定外の上出来をみせたガンバが、どんなふうに成長していくのかを楽しみにしたい。
| Trackback ( )
|