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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



iRB RWCフランス2007・決勝
南アフリカ 15対6 イングランド
(2007/10/21 NTV)

ラグビー・ワールドカップ・フランス2007の決勝は、試合を完全にコントロールした南アフリカが、連覇を狙うイングランドを破り、1995年大会以来、2度目の王者についた。

決勝戦は、スピードのあるイングランドのフォワードと重量感のある南アフリカのフォワードの熾烈なせめぎあいが繰り返される中、たがいにペナルティ・ゴールを重ねる展開となった。前半は、南アのFBモンゴメリーが3PGを、イングランドのSOウィルキンソンが1PGを決め9対3と南アがリード。すると、後半の南アはキックとていねいな守備で試合を支配した。

南アは、ボールを奪うと、イングランド陣地深く蹴りこみ、ボールを保持したイングランドの攻めを余裕をもって受け止める。後半20分すぎ、若干20歳のWTBステインが47mのPGを決め、15対6と1トライとコンバージョン(7点)以上の差をつけると、その戦術はいっそう徹底された。

ひとつの大会での最多トライのチャンスがあったWTBハバナもボールを持って疾走するよりも、ひたすらタックラーになることに徹していた。その徹底ぶりこそが、南アが2度目の王者になることができた最大の要因だろう。

一方のイングランドには運がなかった。後半3分にイングランドのWTBクエイトがトライをしたかに見えたが、長い時間をかけたビデオ判定の結果、トライは認められなかった。左サイドぎりぎりを抜けてのトライは、ボールダウンの直前に、クエイトの左足がタッチラインに触れていたと判断されたようだ。

テレビでも四方の角度からの映像が流されたが、トライの前にタッチを割っていたようには見えなかった。前半を3対9とリードされていたイングランドにとって、このトライで8対9、さらにコンバージョンも決まれば10対9と逆転できただけに、なんとも不運な判定だった。

試合前の両国国歌。「神よ、女王を守りたまえ」と歌ったイングランドと「神よ、アフリカに祝福を」と歌った南アフリカ。ラグビーの神様は、アフリカを祝福することを選択した。

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