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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<パリ・オリンピック雑感 2024/7/27-2>
開会式の翌日、大会2日目(でいいのか?)は、男子のバレーボール、バスケットボール、ハンドボールをTV観戦した。いずれも前回の東京大会は開催国として出場したが、自力での出場は久しぶりだ。チームによる球技は、競技時間のなかで必ず流れが変わるので、それをどうものにするかに注目し、楽しみたい。バレーボールは、ドイツに最終セットまでもつれる大接戦の末、セットポイント2対3の逆転負け。バスケットボールも相手はドイツ。昨年のW杯優勝国だ。八村が加わりNBAクラスの激しい攻防もあったが、結局20点差をつけられてしまった。惜しかったのはハンドボールだ。強豪クロアチアに対して、前半18対13と5点リード。しかし、終盤に追いつかれ、なんと残り1秒で得点を決められ30対29で敗れた。最後の最後にクロアチアに流れを奪われたかたちとなった。ただ、いずれも久しぶりの海外五輪の初戦ながら、なかなか良いパフォーマンスを出せていたのではないか。次戦が楽しみになってきた。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/27>
レディ・ガガで始まり、セリーヌ・ディオンの愛の讃歌まで約4時間。エッフェル塔、セーヌ川周辺を舞台にしたパリ五輪の開会式は、確かに華やかで、開かれた、これまでにないイベントだった。まだ陽が明るいなか参加選手が様々な船に乗ってセーヌ川に現れる。いくつかの国・地域が一緒の、まさに「呉越同舟」もあった。川沿いの建物のバルコニーが特等席となっていた。平和の象徴の「鳩」は、大きな羽のディスプレーとなった。これからは「イマジン」が開会式で必ず歌われることになったようだ。セーヌ川にかかる橋やいろいろな場所でパフォーマンスが繰り広げられる中、船上の選手団が紹介される。
すっかり日が暮れてからのエッフェル塔の光のセレモニーは豪華絢爛で、ぜひ現場で観てみたかった。塔から青白い光線が四方八方に発せられたのを観て、映画「シン・ゴジラ」の1シーンを連想した。そして、最後に聖火は気球に乗って空中に。雨に降られたものの、また直前にTGVの路線破壊があって心配していたが、無事に、平和に開会式が終わったことがなによりだった。
とはいえ、やはり4時間は長過ぎた。パリの街自体が博物館のようなものだし、前回のパリ五輪から100年でもあり、演出のネタは溢れすぎているので仕方がないのかもしれない。しかし、特に、最後の聖火点灯では、冒頭に映像で出ていたジダン(サッカー)がステージに再登場してから、最終者のリネール(柔道)とマリージョゼ・ペレス(陸上)の2人が火を灯すまで約30分間もかかった。NHKの中継では、24人いたとされる聖火ランナーの紹介もほとんどなく、最後もリネールにふれただけだった。せめて、最終の2人はきちんと紹介して欲しかった。それから、ナダル(テニス)、カール・ルイス(陸上)、セレーナ・ウイリアムズ(テニス)と一緒に船に乗っていたコマネチ(体操)もね。


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