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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2021/7/12-2>
いつもの表彰式の光景が繰り返された。表彰式で準優勝のメダルを首にかけられたイングランドの選手の多くが、すぐにメダルを外していた。サッカーの母国イングランドの選手なら、しっかりと受け取るかと思っていたが、そうではなかった。決勝戦で勝者と敗者を決めた直後に、表彰式では優勝(1位)と準優勝(2位)としてメダルを授与することには無理があるのではないか。優勝者だけを称える場と、割り切ってもよいのではないか。


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<スポーツ雑感 2021/7/12>
新しい姿で勝ち上がってきたイタリアとイングランドの決勝戦は、開始2分にイングランドが最初のシュートで先制。後半にイタリアが追いつくも、接近戦に終始した。PK戦で、大会MVPのドンナルンマがイングランドの4,5人目を止め、決着した。延長戦を耐え抜いた守備、GKの活躍は、やはりイタリアだった。新たな戦い方を追い求める中にも、伝統が息づく。そこにサッカー代表戦の面白さがある。それを再確認した大会だった。


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<スポーツ雑感+ 2021/7/11>
欧州サッカーを満喫したEURO2020。今大会で、イングランドが勝利した後に、イングランド・サポーターが歌っているのが、「スリー・ライオンズ」だ。
イングランド代表を応援する公式アンセム「スリー・ライオンズ」は、優勝した1966年W杯イングランド大会から30年たって、EURO96イングランド大会というメジャー大会が開催されること、すなわち母国にサッカーが戻ってきたことを記念した歌だ。Football is coming home!というフレーズで、EURO96は、おおいに盛り上がったが、イングランドは準決勝で敗退した。その25年後となるEURO2020でも、サポーターは歌い続けている。
その勝利の大合唱の中に身をおくことが、どれだけ幸せかということを、ぼくは知っている。EURO96の準々決勝で、PK戦の末にイングランドがスペインに勝利した後、超満員の旧ウェンブリー・スタジアムで、「スリー・ライオンズ」の大合唱が繰り返された。
いよいよEURO2020も大詰め。決勝戦、イングランド対イタリアが迫る。母国イングランドの代表選手は、聖地ウェンブリーで優勝杯に口づけをできるのか。イングランド・サポーターは、歓びの「スリーライオンズ」を歌うことができるのか。



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<東京五輪雑感 2021/7/10>
大会ボランティアの会場研修に参加してきた。無観客開催になったことにより、観客の案内・誘導をする係だった埼玉県の都市ボランティアはキャンセルになった。他方、大会運営に携わる大会ボランティアの仕事は、当然残っている。
その会場研修でのこと。配られたマニュアルには、ボランティアの当日の服装について、「(支給された)ユニフォームを着て会場にお越しください!」とあった。それに対し「会場に来てから着替えてもいいですか?」「ボランティアの更衣室はありませんが、トイレで着替えるのでよいのなら・・・」というやりとりがあった。
これまで、五輪が開かれている街には、ほこらしげにユニフォームを着ているボランティアがあふれていた。そのユニフォーム姿をたどって、競技場に行ったこともある。五輪のもうひとつのシンボルでもあった。
しかし、東京大会では、ボランティアとして大会を支えていることに、どこかうしろめたさを感じ、公共の場でユニフォームを着ることに躊躇してしまう。口にはださないものの、聞いた側も、答えた側も、そんな思いを共有している。
このボランティアの苦悩は一例に過ぎない。東京五輪は、関わるすべての人々が、大なり小なり、何らかのストレスを抱える大会となってしまっている。歓喜のメガ・イベントから、すべての人を荒ませるモンスター・イベントになってしまった東京五輪。これから、どんなことが起きるのか想像できないだけに、そら恐ろしい。開幕まで、あと12日。


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<東京五輪雑感 2021/7/8>
東京に4度目の緊急事態宣言が出されたことを受けて、首都圏1都3県の東京五輪の開催は無観客となるようだ。緊急事態宣言にもかかわらず「中止」が検討されないことに大きな疑問を感じるが、感染予防の面でも、会場などの運営面でも、中途半端な人数制限を設けるよりも、よかったのではないか。
Jリーグやプロ野球を例に、「東京五輪も有観客で」と主張する輩がいる。しかし、Jリーグやプロ野球は、無観客試合などを経験し、今に至っている。一方、東京五輪は、水際対策でわかるように、平気でデタラメをやる組織が、ぶっつけ本番で開催する。テストイベントをやった競技もあるが、無観客でテストをして、本番で観客を入れるのでは、テストの意味がない。
なお、首都圏以外の会場は、有観客で調整するようだ。もし、観客を入れるなら、人の流れを抑える意味でも、地元の県民・市民に限定にすべきだ。
それにしても、今頃、こんな話をしていることがまったく信じられない。学校の運動会だって、保護者に観戦させるかどうか、2週間前まで決まっていなかったら、クレームの嵐だろう。
東京五輪の開幕まで2週間。そして「閉会式」まで、あと1か月。


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<スポーツ雑感 2021/7/8>
準決勝の激戦を制したのはイングランドだった。初戦のショックを乗り越えて4強に進出したデンマークに、1992年の奇跡の再来はなかった。しかし、8チームによる92年大会では、5試合目で優勝が決まった。今大会は6試合目での敗退。92年に並んでいたとも言えよう。今大会のデンマークでは、ダムスゴーが気に入った。そのしなやかなプレーぶりが、かつての英雄アラン・シモンセンを思い出させた。ぜひ、カタールで観たい。


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<スポーツ雑感 2021/7/7>
EURO2020準決勝、イタリア対スペインは、両国のサッカーDNAががっぷり四つに組み合った熱戦だった。マンチーニ・イタリアの最前線からのプレスを、スペインがどうかいくぐるかに注目していた。スペインはブスケスを中心とした冷静巧みなパスワークとダニ・オルモの神出鬼没さでボールを支配。それに対し、イタリアは本来の武器カテナチオでがっちり受け止める。キエーザとモラタの得点シーンでも「らしさ」を楽しめた。


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<スポーツ雑感 2021/7/4>
EURO2020の4強に決まったイタリア、デンマーク、イングランド、スペインには共通点がある。60周年を記念して欧州11都市で分散開催となった今大会で、4強はすべてグループステージの3試合を自国で戦った。イングランドはノックアウトステージ1回戦もだ。ちなみに、オランダ、ドイツもGS3試合を自国で戦い、16強に勝ち上がった。分散開催は、将来を見据えた試みでもあったが、公平性をもっと考慮すべきだった。



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