いよいよ新シーズン開幕まで1週間を切りました。
降格の危機に瀕し、苦しかったこと、悔しかったことが多々あった昨シーズン。最終的には残留を成し遂げたとはいえ、降格が1年先送りになっただけ、というわけにはいかないのであって。
それだけに、新シーズンにかける思いというものも、ひとしおです。
苦しかった日々の経験が無駄でなかったことを証明するために。
決意とともに戦う選手たちについて、個人的な雑感なんぞをまとめてみたいと思います。
#1 飯田 健巳
飛躍の年とすべく臨んだ昨季でしたが、正GKの座を確立するには至らず。試合中の不運な負傷によって長期離脱を余儀なくされ、チームも低迷。さらに途中加入した守田が正GKの座につくと、その後は控えに回ったまま出場機会がありませんでした。
当然、本人もこのまま控えに甘んじるつもりなどないでしょう。努力を積み重ねることの重要性というものは、プロ4年目にして出場を勝ち取った自身の経験にも明らかなところ。
このオフに結婚を発表。公私ともに充実したシーズンとするためにも、まずは体調管理に気を付け、ケガなく精進を続けてほしいところです。
#2 足助 翔
今季も引き続きキャプテンとしてチームをまとめることに。1年目よりも目に見えて頼もしさが増した昨季。今季はさらにもう一回り成長してくれるのではないかと期待しています。
昨季は15戦連続勝ちなしで最下位に沈むなど、キャプテンとしてきついシーズンであったことかと。しかし、それでも最後まで懸命に戦い抜いたその経験は、きっと本人の中で大きなものとなっているkとでしょう。
昨季、印象的だったのは、ゴールを挙げたホーム岡山戦でしょうか。
どうしても勝たなければならなかった町田との直接対決に敗れてしまったなかで迎えた試合。台風の接近に伴い激しい風雨にさらされたピッチ。対するは、つい3週間前に天皇杯2回戦で敗れている岡山。ただでさえ厳しい条件であったのに、さらに先制を許してしまう試合展開。重苦しいどころではない状況でした。
しかし、そこを救ったのが足助の気迫のこもったヘッド。CKから、ここしかないという絶妙なタイミングで叩き込んだのでした。
そして、そのままボールを手にセンターサークルへ。その姿には、決してあきらめない強い意志がにじみ出ていました。
今季もまた、その熱さでチームを引っ張っていってほしいです。
#3 御厨 貴文 (ザスパ草津から完全移籍加入)
昨年末、チームの大黒柱として君臨していた福田が契約を更改しないまま年を越すことに。そして案の定、年明けすぐにレンタル元である大宮への復帰が発表されました。
覚悟はしていたものの、それでもやはり、チームに影響が出ることは避けられないところ。その放出に見合うだけの補強ができなければ。
その答えが、御厨の移籍加入でした。
木村や國吉と同じく、過去に甲府で安間監督に指導を受けた選手で、そのルートであろうと。しかしひとつ違うのが、前所属チームでバリバリの主力であったこと。むしろ、キャプテンとしてチームの中心であったこと。いやはや、驚かされました。なんでも、大みそかに監督自らがオファーし、その熱意が通じた格好だとか。
のちに振り返ったときに、「あのときオファーしていなかったらどうなっていたことか」と語り草になるほどの活躍をしてくれれば、と思ってみたり。
現在、キャンプでの肉離れによって離脱中。しかし、チームにとって不可欠な選手であろうことは間違いないでしょう。
まずはしっかりとケガを治し、万全な状態でチームに貢献してほしいです。
#4 吉井 直人
4シーズン目を迎える、チーム生え抜き選手。絶対的なCBとして活躍してきた福田のバックアッパーという立ち位置ではありましたが、出場時には堅実なプレーぶりという持ち味は発揮できていたと思います。
ただ、いかんせん経験の浅さが出てしまう場面を見受けられたりとか。判断スピード、動き出しがもうワンテンポ早ければ、といった具合に。
まだ伸びそうな可能性を感じるだけに、経験を着実に力に変えていってほしいところです。
同じポジションには御厨という強力なライバルがいますが、追いつき追い越す勢いで精進を重ねてほしいです。
#5 舩津 徹也 (セレッソ大阪より復帰)
J1での修業を経て、頼もしい男が帰ってきました。
セレッソでの出場は5試合にとどまりはしましたが、そこで得た経験は、きっと自身にとってプラスとなっているはず。それを、勝手知ったるカターレで存分にフィードバックしてくれたら、と。
左SBで起用されるようですが、3バックとなった2011年以降はあまりつかなかったポジションではあります。とはいえ、もともと器用な選手であることはよく知っていますし、問題なくなじんでくれることでしょう。
機を見てゴリゴリと駆け上がる果敢なオーバーラップなど、「これぞ舩津!」というプレーがまた見られるかと思うと、楽しみでなりません。
楽しみでならないといえば、勝利のカニダンスの際にヨシケンとコンビを組んで披露していた小芝居。勝利の歓喜とともに、2年ぶりの復帰となるゴールデンコンビの活躍が見たいです。
#6 森 泰次郎 (背番号変更 25→6)
1ケタの背番号に改め、チームの中心メンバーとしての活躍が求められる4年目のシーズンとなります。
昨季最終盤、負けられない厳しい戦いが続く中にあってスタメンに定着、持ち味である視野の広いボール配給を武器に、チームに貢献しました。
出場を重ねることで自信がついてきたということなのでしょうか。以前見られたようなボールを受けても慌てて蹴りだしてしまうような場面がはっきりと減り、プレーに落ち着きが感じられるようになりました。
今年は、さらにもう一歩進むべき年。レギュラーとして定着し、試合の流れを作り出せる選手へと成長してほしいところです。
出来ることが増えてきたぶん、やらなければならないこともまた増えることでしょう。それを着実にものにして、より大きな選手になってほしいです。
降格の危機に瀕し、苦しかったこと、悔しかったことが多々あった昨シーズン。最終的には残留を成し遂げたとはいえ、降格が1年先送りになっただけ、というわけにはいかないのであって。
それだけに、新シーズンにかける思いというものも、ひとしおです。
苦しかった日々の経験が無駄でなかったことを証明するために。
決意とともに戦う選手たちについて、個人的な雑感なんぞをまとめてみたいと思います。
#1 飯田 健巳
飛躍の年とすべく臨んだ昨季でしたが、正GKの座を確立するには至らず。試合中の不運な負傷によって長期離脱を余儀なくされ、チームも低迷。さらに途中加入した守田が正GKの座につくと、その後は控えに回ったまま出場機会がありませんでした。
当然、本人もこのまま控えに甘んじるつもりなどないでしょう。努力を積み重ねることの重要性というものは、プロ4年目にして出場を勝ち取った自身の経験にも明らかなところ。
このオフに結婚を発表。公私ともに充実したシーズンとするためにも、まずは体調管理に気を付け、ケガなく精進を続けてほしいところです。
#2 足助 翔
今季も引き続きキャプテンとしてチームをまとめることに。1年目よりも目に見えて頼もしさが増した昨季。今季はさらにもう一回り成長してくれるのではないかと期待しています。
昨季は15戦連続勝ちなしで最下位に沈むなど、キャプテンとしてきついシーズンであったことかと。しかし、それでも最後まで懸命に戦い抜いたその経験は、きっと本人の中で大きなものとなっているkとでしょう。
昨季、印象的だったのは、ゴールを挙げたホーム岡山戦でしょうか。
どうしても勝たなければならなかった町田との直接対決に敗れてしまったなかで迎えた試合。台風の接近に伴い激しい風雨にさらされたピッチ。対するは、つい3週間前に天皇杯2回戦で敗れている岡山。ただでさえ厳しい条件であったのに、さらに先制を許してしまう試合展開。重苦しいどころではない状況でした。
しかし、そこを救ったのが足助の気迫のこもったヘッド。CKから、ここしかないという絶妙なタイミングで叩き込んだのでした。
そして、そのままボールを手にセンターサークルへ。その姿には、決してあきらめない強い意志がにじみ出ていました。
今季もまた、その熱さでチームを引っ張っていってほしいです。
#3 御厨 貴文 (ザスパ草津から完全移籍加入)
昨年末、チームの大黒柱として君臨していた福田が契約を更改しないまま年を越すことに。そして案の定、年明けすぐにレンタル元である大宮への復帰が発表されました。
覚悟はしていたものの、それでもやはり、チームに影響が出ることは避けられないところ。その放出に見合うだけの補強ができなければ。
その答えが、御厨の移籍加入でした。
木村や國吉と同じく、過去に甲府で安間監督に指導を受けた選手で、そのルートであろうと。しかしひとつ違うのが、前所属チームでバリバリの主力であったこと。むしろ、キャプテンとしてチームの中心であったこと。いやはや、驚かされました。なんでも、大みそかに監督自らがオファーし、その熱意が通じた格好だとか。
のちに振り返ったときに、「あのときオファーしていなかったらどうなっていたことか」と語り草になるほどの活躍をしてくれれば、と思ってみたり。
現在、キャンプでの肉離れによって離脱中。しかし、チームにとって不可欠な選手であろうことは間違いないでしょう。
まずはしっかりとケガを治し、万全な状態でチームに貢献してほしいです。
#4 吉井 直人
4シーズン目を迎える、チーム生え抜き選手。絶対的なCBとして活躍してきた福田のバックアッパーという立ち位置ではありましたが、出場時には堅実なプレーぶりという持ち味は発揮できていたと思います。
ただ、いかんせん経験の浅さが出てしまう場面を見受けられたりとか。判断スピード、動き出しがもうワンテンポ早ければ、といった具合に。
まだ伸びそうな可能性を感じるだけに、経験を着実に力に変えていってほしいところです。
同じポジションには御厨という強力なライバルがいますが、追いつき追い越す勢いで精進を重ねてほしいです。
#5 舩津 徹也 (セレッソ大阪より復帰)
J1での修業を経て、頼もしい男が帰ってきました。
セレッソでの出場は5試合にとどまりはしましたが、そこで得た経験は、きっと自身にとってプラスとなっているはず。それを、勝手知ったるカターレで存分にフィードバックしてくれたら、と。
左SBで起用されるようですが、3バックとなった2011年以降はあまりつかなかったポジションではあります。とはいえ、もともと器用な選手であることはよく知っていますし、問題なくなじんでくれることでしょう。
機を見てゴリゴリと駆け上がる果敢なオーバーラップなど、「これぞ舩津!」というプレーがまた見られるかと思うと、楽しみでなりません。
楽しみでならないといえば、勝利のカニダンスの際にヨシケンとコンビを組んで披露していた小芝居。勝利の歓喜とともに、2年ぶりの復帰となるゴールデンコンビの活躍が見たいです。
#6 森 泰次郎 (背番号変更 25→6)
1ケタの背番号に改め、チームの中心メンバーとしての活躍が求められる4年目のシーズンとなります。
昨季最終盤、負けられない厳しい戦いが続く中にあってスタメンに定着、持ち味である視野の広いボール配給を武器に、チームに貢献しました。
出場を重ねることで自信がついてきたということなのでしょうか。以前見られたようなボールを受けても慌てて蹴りだしてしまうような場面がはっきりと減り、プレーに落ち着きが感じられるようになりました。
今年は、さらにもう一歩進むべき年。レギュラーとして定着し、試合の流れを作り出せる選手へと成長してほしいところです。
出来ることが増えてきたぶん、やらなければならないこともまた増えることでしょう。それを着実にものにして、より大きな選手になってほしいです。