早いもので、3月に開幕したJ3リーグも今節がホーム最終戦。ファン感謝祭が行われた先週の試合なしを経て、2週ぶりとなるこの試合、グルージャ盛岡を迎え撃ちます。
クラブ発足以来、ホーム最終戦がシーズン最終戦でないのは初めて。J2・J3入れ替え戦の影響で多少の早まりはあるにせよ、それでも11月下旬にあるのが普通だったことを思えば、この11月中旬のホーム最終戦はいかにも早く感じます。それでなくとも、昨年の対戦クラブ数21に対して今年は12。3クールながらも前節のように試合なしも挟んでいたことからも、「え?もう?」という思いが強いです。
今節を含めてあと2試合あるなかで振り返るのもいささか早いようにもおもえますが、それでも。
つらかったこと、苦しかったことばかりであった一方で、歓喜に沸いたことがほとんどなかったように思えてならない今季。もちろん、盛岡との前回対戦を含めて劇的勝利というものに喜んだことはあったにせよ、それも苦しい試合を制してのもの。持てる力を存分に発揮して十全にファン・サポーターの期待に応えた試合は・・・残念ながら、これまでほぼなかったと言っても過言でないかもしれません。
だからこそ。
シーズン最終戦のアウェイ琉球戦を残しているとはいえ、ほとんどのファン・サポーターにとっては今節が今年最後。地元で期待に応えた試合をするのはこの機会よりほかないのだから、勝って期待通り、それ以上の結果でもって応えねばならないのは自明の理。勝たねばならない理由しかありません。
11位・盛岡とはこれまで1勝1分け、いずれも無失点―――と言えばカターレの優位のように見えますが、実際はそんなことは無く。スコアレスドローで引き分けた第3節は、江角の好セーブでもってなんとか拾った勝ち点1。第25節は試合終了間際まで0-0であったところ、アディショナルタイムにレンペーの決勝ゴールが決まって勝った薄氷の勝利。2戦負けなしと言いながらも、逆の結果でもおかしくなかった対戦でした。
盛岡のほうも、富山に対してこれまで勝っていないという苦手意識よりも、今度こそ勝つという気合のほうが上回っているであろうことは想像に難くありません。
カターレが3戦全敗してしまった2位・町田に対して1勝2分けと負けなし。3位・長野にも勝利している盛岡。その上位食いはいずれもアウェイで1-0の粘り勝ちという。堅い守備からチャンスをうかがい続け、決定機をものにして勝つというプランは、今節でもしっかりと引き出してくることでしょう。実際、前回対戦でも最後の最後で失点したとはいえ、ほとんど零封出来ていたのであって。その手応えをもって、今節もまた堅固な守備を敷いてくるはずです。
それを打ち負かすのはなかなか骨が折れるでしょうが、それでもやらねば。
万一先制点を許してしまったならば、その守備力に自信を与えてしまうだけ。ただでさえ決定力不足に泣いてきた今季のカターレに逆転を期待するのは・・・正直言って、酷なようにさえ思います。
ならばこそ。負けなしが続いているここ3試合は全て開始15分以内の早い段階に先制したように。今節もまた先制点をもぎとって試合の主導権を握り、その上で反撃を断ちつつ追加点を狙っていくという展開に持ち込まねばなりません。
勝つために得点しなければならないのは当然として。気を緩めることなく零封しなければならないという強い意志をもって立ち向かわねばなりません。
期待したいのは、敬介。前節、遅まきながら今季初ゴールを決めてひとつ残した結果を、今節にもつなげてほしいところです。
最前線の苔口とともに、その持ち味を活かしたスピードでもって相手陣内深くに切り込み、チャンスをものにできたならば。なかなかゴールにこそつながってはいなかったものの、それでも、気迫あふれるプレーぶりは見せてきただけに。ホーム最終戦という舞台で、是非ともファン・サポーターにゴールシーンを見せて応えてほしい。そう願います。
そして、守備陣では平出。ディフェンスリーダーとして、なんとしても零封してやるという意地を見せてほしいです。
いかに富山戦初勝利に燃える盛岡にとっても、やはりこれまで無得点という事実は否定できない要素であって。そこに今回もまた立ちはだかり、「あ、またダメかも」という不安と隙を生み出させるような、そんなディフェンスを願うばかり。むしろ、チャンスすら作らせないほどの出来であれば言うことなしですが。
残り2試合で、4位・相模原との勝ち点差は6。相模原の2連敗とカターレの2連勝で、他力本願ながら4位浮上の可能性があります。
一方で、直接対決を残した9位・琉球との差は5。9位転落も十分にあり得る厳しい状況。
それでも、やれることをやるしかない。
一足早く今節の試合を終えた鳥取が勝利したため、現時点でカターレは勝ち点1差の6位。得失点差のことを考慮すれば、引き分けすらダメ、今節はなにがなんでも勝たねばならないところ。
J2においては、今季降格してきた大宮が優勝、1年でのJ1復帰を決めました。カテゴリ違いとはいえ上位からの降格という点で同じであったカターレは、それを果たせず。
どうにもこうにも、やるせない思いはあります。
けれど。
苦しいシーズンでしたが、だからこそ。ここで意地を見せずしてなんとするか、ということ。
ファンの期待に応える、実質的に最後のチャンス。ならば、勝たずしてなんとするか、ということ。
だったら、勝て!!!
勝つしかない戦いを、勝て!!!
勝って、ホームに歓喜を届けろ!!!!
不退転の覚悟で臨め!!!
勝たれ!!!富山!!!!
追伸
ホーム最終戦を前に、日高の契約満了が発表されました。
J2復帰を目指すための大きな戦力としての期待を受けて加入。SBとしての守備はもちろん、プレースキックのキッカーとしてもその力を発揮、活躍してくれました。
ただ、ケガに泣かされて十二分に活躍できたとは言えず。本来であればシーズン全試合スタメン出場くらいしてほしかったところ、23試合出場にとどまりました。
言ってはなんですが、層が厚くないカターレ守備陣。経験の足りない選手も多い。そのなかにあって経験に裏打ちされた実績を持つ日高の存在は貴重であったでしょうが・・・ざんねんです。
今後の去就についてはまだ明言されていませんが、とりあえず、お疲れさま。
富山に来てくれてありがとう。
クラブ発足以来、ホーム最終戦がシーズン最終戦でないのは初めて。J2・J3入れ替え戦の影響で多少の早まりはあるにせよ、それでも11月下旬にあるのが普通だったことを思えば、この11月中旬のホーム最終戦はいかにも早く感じます。それでなくとも、昨年の対戦クラブ数21に対して今年は12。3クールながらも前節のように試合なしも挟んでいたことからも、「え?もう?」という思いが強いです。
今節を含めてあと2試合あるなかで振り返るのもいささか早いようにもおもえますが、それでも。
つらかったこと、苦しかったことばかりであった一方で、歓喜に沸いたことがほとんどなかったように思えてならない今季。もちろん、盛岡との前回対戦を含めて劇的勝利というものに喜んだことはあったにせよ、それも苦しい試合を制してのもの。持てる力を存分に発揮して十全にファン・サポーターの期待に応えた試合は・・・残念ながら、これまでほぼなかったと言っても過言でないかもしれません。
だからこそ。
シーズン最終戦のアウェイ琉球戦を残しているとはいえ、ほとんどのファン・サポーターにとっては今節が今年最後。地元で期待に応えた試合をするのはこの機会よりほかないのだから、勝って期待通り、それ以上の結果でもって応えねばならないのは自明の理。勝たねばならない理由しかありません。
11位・盛岡とはこれまで1勝1分け、いずれも無失点―――と言えばカターレの優位のように見えますが、実際はそんなことは無く。スコアレスドローで引き分けた第3節は、江角の好セーブでもってなんとか拾った勝ち点1。第25節は試合終了間際まで0-0であったところ、アディショナルタイムにレンペーの決勝ゴールが決まって勝った薄氷の勝利。2戦負けなしと言いながらも、逆の結果でもおかしくなかった対戦でした。
盛岡のほうも、富山に対してこれまで勝っていないという苦手意識よりも、今度こそ勝つという気合のほうが上回っているであろうことは想像に難くありません。
カターレが3戦全敗してしまった2位・町田に対して1勝2分けと負けなし。3位・長野にも勝利している盛岡。その上位食いはいずれもアウェイで1-0の粘り勝ちという。堅い守備からチャンスをうかがい続け、決定機をものにして勝つというプランは、今節でもしっかりと引き出してくることでしょう。実際、前回対戦でも最後の最後で失点したとはいえ、ほとんど零封出来ていたのであって。その手応えをもって、今節もまた堅固な守備を敷いてくるはずです。
それを打ち負かすのはなかなか骨が折れるでしょうが、それでもやらねば。
万一先制点を許してしまったならば、その守備力に自信を与えてしまうだけ。ただでさえ決定力不足に泣いてきた今季のカターレに逆転を期待するのは・・・正直言って、酷なようにさえ思います。
ならばこそ。負けなしが続いているここ3試合は全て開始15分以内の早い段階に先制したように。今節もまた先制点をもぎとって試合の主導権を握り、その上で反撃を断ちつつ追加点を狙っていくという展開に持ち込まねばなりません。
勝つために得点しなければならないのは当然として。気を緩めることなく零封しなければならないという強い意志をもって立ち向かわねばなりません。
期待したいのは、敬介。前節、遅まきながら今季初ゴールを決めてひとつ残した結果を、今節にもつなげてほしいところです。
最前線の苔口とともに、その持ち味を活かしたスピードでもって相手陣内深くに切り込み、チャンスをものにできたならば。なかなかゴールにこそつながってはいなかったものの、それでも、気迫あふれるプレーぶりは見せてきただけに。ホーム最終戦という舞台で、是非ともファン・サポーターにゴールシーンを見せて応えてほしい。そう願います。
そして、守備陣では平出。ディフェンスリーダーとして、なんとしても零封してやるという意地を見せてほしいです。
いかに富山戦初勝利に燃える盛岡にとっても、やはりこれまで無得点という事実は否定できない要素であって。そこに今回もまた立ちはだかり、「あ、またダメかも」という不安と隙を生み出させるような、そんなディフェンスを願うばかり。むしろ、チャンスすら作らせないほどの出来であれば言うことなしですが。
残り2試合で、4位・相模原との勝ち点差は6。相模原の2連敗とカターレの2連勝で、他力本願ながら4位浮上の可能性があります。
一方で、直接対決を残した9位・琉球との差は5。9位転落も十分にあり得る厳しい状況。
それでも、やれることをやるしかない。
一足早く今節の試合を終えた鳥取が勝利したため、現時点でカターレは勝ち点1差の6位。得失点差のことを考慮すれば、引き分けすらダメ、今節はなにがなんでも勝たねばならないところ。
J2においては、今季降格してきた大宮が優勝、1年でのJ1復帰を決めました。カテゴリ違いとはいえ上位からの降格という点で同じであったカターレは、それを果たせず。
どうにもこうにも、やるせない思いはあります。
けれど。
苦しいシーズンでしたが、だからこそ。ここで意地を見せずしてなんとするか、ということ。
ファンの期待に応える、実質的に最後のチャンス。ならば、勝たずしてなんとするか、ということ。
だったら、勝て!!!
勝つしかない戦いを、勝て!!!
勝って、ホームに歓喜を届けろ!!!!
不退転の覚悟で臨め!!!
勝たれ!!!富山!!!!
追伸
ホーム最終戦を前に、日高の契約満了が発表されました。
J2復帰を目指すための大きな戦力としての期待を受けて加入。SBとしての守備はもちろん、プレースキックのキッカーとしてもその力を発揮、活躍してくれました。
ただ、ケガに泣かされて十二分に活躍できたとは言えず。本来であればシーズン全試合スタメン出場くらいしてほしかったところ、23試合出場にとどまりました。
言ってはなんですが、層が厚くないカターレ守備陣。経験の足りない選手も多い。そのなかにあって経験に裏打ちされた実績を持つ日高の存在は貴重であったでしょうが・・・ざんねんです。
今後の去就についてはまだ明言されていませんが、とりあえず、お疲れさま。
富山に来てくれてありがとう。