行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第29節  セレッソ大阪U23戦

2016-11-12 19:30:27 | カターレ富山
3月13日にアウェイ鹿児島戦から始まった2016シーズン。ちょうど8カ月となる今節、最後のアウェイ戦としてセレッソ大阪U23と対戦します。
前節の結果によって今シーズンでのJ2復帰の目標が完全に断たれたカターレ。
残り2試合は、あるいは消化試合と見る向きもあるかもしれません。必達目標の達成が出来なかった以上、勝とうが負けようがその事実が覆るわけではない、と。
しかし。
それで良いのかと言えば・・・良いわけがない。
2位以内に入れないことは確定してしまったものの、他クラブの結果次第で3位フィニッシュまで可能性がある一方で、元気なく2戦2敗を喫しようものなら、最悪8位後退まであり得る状況。
結果がどうなろうと関係ない?今さらジタバタしても無意味?
そうじゃないでしょう。
むしろ、逆でしょう。目標達成が叶わなかったからこそ。このまま無様に負け犬としてシーズンを終えるわけにはいかないのであって。
無論、言うは易く行うは難し。一筋縄ではいかないことは確実。
だからこそ、勝たねばならない。
目標達成が出来なかったからと言って今シーズンが無意味だったのかと言えば、さにあらず。
ならば、その証を示さねばならないことは明らか。勝利でもって締めくくることによって。

セレッソ大阪U23はここまで8勝8分け12敗の10位。可能性があるのは9位まで。
とはいえ、ここ最近5試合は2勝1分け2敗のイーブンの戦績。しかも5試合中4試合で2得点、敗れた秋田戦も1点は挙げています。そんなコンスタントに得点する経験が自信となって今節のプレーにも表れたならば、苦戦は免れないところでしょう。ここ5試合でわずかに2得点しか挙げられていないカターレとは、対照的という見方もできるかもしれません。
セレッソのトップチームはJ1自動昇格の可能性こそ無くなってしまったものの、それでもプレーオフでの昇格を目指して奮闘中。U23にもその熱というものは伝わっていることでしょう。場合よってはトップチーム合流からのプレーオフを含めて残り3試合に出場することにもなるだけに、消化試合などと思っている選手はいないはず。
それでなくとも、ホーム最終戦。無様な試合を見せるわけにはいかない、勝って締めくくろうと気合を入れて待ち構えていることでしょう。

対して、カターレ。
まともに得点すら奪えない試合が続いた上に、前節はせっかく先制したにもかかわらず追いつかれてのドロー。
もし、ここ最近の流れのままならば。無得点で勝てずというパターンに逆戻りということも、十分にあり得ます。
前半戦では3戦3勝を成し遂げた対U23戦ですが、後半戦はいずれも無得点で1分け1敗。
意地を見せねばならないはず、2連勝フィニッシュしなければならないはずのところを2連敗、しかも無得点・・・そんな可能性も、十二分に。2試合が2試合とも大量得点で圧勝、なんて展開よりかは、はるかに“現実的”と言えてしまうところがなんとも・・・。もちろん、そんなことは断じてあってはならないのですが。
もちろん若手が相手となめてかかることなどありえないでしょうが、それと意地を貫けるかはまた別、というのがもどかしいところでもあるのですが。
相手の勢いに対して後手に回ってしまった挙句に自分たちで試合を難しくしてしまい、結果勝てない―――今シーズン、何度も見られた悪癖。
今節もそうなってしまわないという保証は無く。
けれども。
だからこそ、勝たねば。
目標達成を成し遂げられなかったのは、ひとえにそういった勝てなかった試合の積み重ね。
それを悔いるなら、歯痒く思うなら。
できることを、やり切る―――つまりは、今節勝利すること。それがやらねばならないことなら、やり遂げるだけです。

期待したいのは、苔口。
2010年の加入以来ずっと最前線で戦い続け、今やカターレの顔と言える選手ですが、そんな彼にとってのプロの原点・セレッソ大阪。トップチームとの対戦ではないとは言いながらも、それでも。
大阪のセレッソのホームでの試合には、やはり思うところも大きいのではないかと。
2年前、天皇杯で同じキンチョウスタジアムでの対戦がありましたが、そのとき。その時点ですでにチームを離れて久しかったにもかかわらず、少なくないセレッソサポーターが入り待ちをしたりなど、やはり特別感がありました。離れてなお忘れえぬ選手として見てもらえるありがたさ。それは、きっと今節も同様のことでしょう。
もはやベテランの領域に入った彼ですが、逆に言えば、今の年齢まで現役を続けられているということ。
今やクラブ数も全国津々浦々53を数え、1000人を超えるJリーガーがいるわけですが・・・そのなかで、新人からベテランの領域までプレーできる選手の割合は決して多くなく。
原点のクラブ相手だからこそ。今をもって走り続けている自分の姿というものを、当時を知る人々の目に焼き付けるような活躍をしてほしい。そう願います。

J2復帰を成し遂げられなかったのが自分たちの不徳がもたらした結果というのならば。
残り2試合を全力で戦い抜き、勝利を成し遂げねばならないこともまた、果たすべき義務ということには、なんら変わりありません。
成すべきことを、成せ!!
やるべきことを、やりきれ!!
勝つべき試合で、勝て!!!
我々ファン・サポーターは、応援し続ける。ならばこそ、勝って応えろ!!

勝たれ!!!富山!!!!!