参戦クラブ数が奇数である今季J3において、シーズンを通じて2度ある試合なしの節。それが前半戦の最後となる今節・第17節となったカターレ。
シーズン中は常にいずれかのクラブが試合なしとなるなか、最終結果以外で唯一、暫定ではなく確定順位となるのが、この前半戦終了のタイミングとなります。
試合がなく、ただ他クラブの結果を見定めることとなった今節。
カターレの試合結果が直接影響を及ぼすわけではないところで、いろいろあったようで。
僅差で2位のカターレを追ってくる沼津は、ホームで試合開始早々の1点を守り切るかたちで盛岡に勝利。勝ち点1差に詰め寄られることとなりました。
しかし、言い換えれば、わずか1であろうが上回っているということ。それが大事。
今回は前半日程の終了時順位ですが、これが最終順位でも、たとえ1差であっても上回ることができるようにしなければならない。そのことを再確認できたかと。
この勝ち点差1は、前節の栃木戦において敗色濃厚であった状況を覆してもぎ取ったもの。その価値が活きた格好。
その栃木、今節は同じく昇格を争う長野と対戦。
お互いに、負けるわけにはいかないという意識が強すぎ、逆に決定力を欠いたということでしょうか。スコアレスドローの痛み分けに。
それらクラブに続く順位の琉球―北九州戦もまた、スコアレスドロー。勝ち点3で上位追撃とはならない結果に。
そんななか。
今節の最大のトピックは、開幕以来ずっと無敗を継続してきた首位・秋田が、ついに敗れたこと。
秋田としては、試合のない2位の富山に対し、勝ち点3を積み重ねることで確定順位で8差に広げるはずの今節だったことでしょうが。その目論見が外れ、今節なにもしていないはずの富山に、5差に詰め寄られるかたちに。
無敗だった秋田を撃破したのが、ガンバ大阪U23。そして、その手応えをもって次節に対戦する相手が、他ならぬカターレだというのだから・・・。
巡り合わせというか、なんというか。
もちろんどの試合も重要ですが、さらに重要度が増す次節となりそうです。
一昨年、昨年は、前半戦終了時点ですでに上位クラブとは水を開けられてしまっていました。そして、後半戦に入っても、その差を埋める躍進は果たせず。結果として、J2復帰に失敗し。
けれども。
今シーズンのカターレは、まさに上位争いの当事者。いや、優勝争いの当事者。
前半戦で積み重ねてきた実績を、後半戦には優勝への力として、十二分にふるっていかねば。
もう半分、まだ半分。
戦いは、続いていきます。
追伸
いわゆる夏移籍で各クラブが戦力のテコ入れを図るべく動いていくなかにあって。
この度、ロアッソ熊本から平繁 龍一選手が期限付き移籍で加入することが発表されました。
正直、かなりびっくりしました。
J2クラブから出場機会を求めてJ3クラブに、ということそのものは、別に疑問もなく普通の流れでしょうけれども。
それが、「平繁ほどの実績のある選手が!?」と。
かつて、東京Vや群馬に所属していたときに、カターレとも対戦しています。たしか、〝攻撃的ポジションの選手〟という概念がスパイクを履いてボールを蹴っている、とでも言いましょうか・・・とにかく、「これぞアタッカー」という活躍を見せた選手であったかと。
群馬からカターレの降格と時を同じくして熊本に移籍。昨年は震災の苦労もありながら奮闘、今シーズンは背番号を10に改めて、さらなる活躍を期したシーズンであったはず。
監督の交代、編成上の起用方針の違いから出場機会が減ったことが移籍を決めた要因のようですが・・・だけど、なぜ?との疑問は、はっきり言ってあります。
それでも。
実績がある選手だからこそ。
J2よりレベルの低いJ3ならどうとでもなるだろ、などという甘い考えなどではないでしょう。J2復帰を必達目標としているカターレの事情もしっかりと理解し、その上で即戦力として活躍することを望まれていることもまた、わかっているはずで。
どのような経緯があったにせよ。
答えは、ピッチ上のプレーでもって、カターレを勝利に導く活躍でもって示してほしい。
活躍を、期待します。
シーズン中は常にいずれかのクラブが試合なしとなるなか、最終結果以外で唯一、暫定ではなく確定順位となるのが、この前半戦終了のタイミングとなります。
試合がなく、ただ他クラブの結果を見定めることとなった今節。
カターレの試合結果が直接影響を及ぼすわけではないところで、いろいろあったようで。
僅差で2位のカターレを追ってくる沼津は、ホームで試合開始早々の1点を守り切るかたちで盛岡に勝利。勝ち点1差に詰め寄られることとなりました。
しかし、言い換えれば、わずか1であろうが上回っているということ。それが大事。
今回は前半日程の終了時順位ですが、これが最終順位でも、たとえ1差であっても上回ることができるようにしなければならない。そのことを再確認できたかと。
この勝ち点差1は、前節の栃木戦において敗色濃厚であった状況を覆してもぎ取ったもの。その価値が活きた格好。
その栃木、今節は同じく昇格を争う長野と対戦。
お互いに、負けるわけにはいかないという意識が強すぎ、逆に決定力を欠いたということでしょうか。スコアレスドローの痛み分けに。
それらクラブに続く順位の琉球―北九州戦もまた、スコアレスドロー。勝ち点3で上位追撃とはならない結果に。
そんななか。
今節の最大のトピックは、開幕以来ずっと無敗を継続してきた首位・秋田が、ついに敗れたこと。
秋田としては、試合のない2位の富山に対し、勝ち点3を積み重ねることで確定順位で8差に広げるはずの今節だったことでしょうが。その目論見が外れ、今節なにもしていないはずの富山に、5差に詰め寄られるかたちに。
無敗だった秋田を撃破したのが、ガンバ大阪U23。そして、その手応えをもって次節に対戦する相手が、他ならぬカターレだというのだから・・・。
巡り合わせというか、なんというか。
もちろんどの試合も重要ですが、さらに重要度が増す次節となりそうです。
一昨年、昨年は、前半戦終了時点ですでに上位クラブとは水を開けられてしまっていました。そして、後半戦に入っても、その差を埋める躍進は果たせず。結果として、J2復帰に失敗し。
けれども。
今シーズンのカターレは、まさに上位争いの当事者。いや、優勝争いの当事者。
前半戦で積み重ねてきた実績を、後半戦には優勝への力として、十二分にふるっていかねば。
もう半分、まだ半分。
戦いは、続いていきます。
追伸
いわゆる夏移籍で各クラブが戦力のテコ入れを図るべく動いていくなかにあって。
この度、ロアッソ熊本から平繁 龍一選手が期限付き移籍で加入することが発表されました。
正直、かなりびっくりしました。
J2クラブから出場機会を求めてJ3クラブに、ということそのものは、別に疑問もなく普通の流れでしょうけれども。
それが、「平繁ほどの実績のある選手が!?」と。
かつて、東京Vや群馬に所属していたときに、カターレとも対戦しています。たしか、〝攻撃的ポジションの選手〟という概念がスパイクを履いてボールを蹴っている、とでも言いましょうか・・・とにかく、「これぞアタッカー」という活躍を見せた選手であったかと。
群馬からカターレの降格と時を同じくして熊本に移籍。昨年は震災の苦労もありながら奮闘、今シーズンは背番号を10に改めて、さらなる活躍を期したシーズンであったはず。
監督の交代、編成上の起用方針の違いから出場機会が減ったことが移籍を決めた要因のようですが・・・だけど、なぜ?との疑問は、はっきり言ってあります。
それでも。
実績がある選手だからこそ。
J2よりレベルの低いJ3ならどうとでもなるだろ、などという甘い考えなどではないでしょう。J2復帰を必達目標としているカターレの事情もしっかりと理解し、その上で即戦力として活躍することを望まれていることもまた、わかっているはずで。
どのような経緯があったにせよ。
答えは、ピッチ上のプレーでもって、カターレを勝利に導く活躍でもって示してほしい。
活躍を、期待します。