行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第30節 カマタマーレ讃岐戦

2024-09-28 19:02:39 | カターレ富山
2024シーズンも残り9試合、あと2か月。いよいよ佳境、ラストスパートという状況。
2位・今治との勝ち点差を1とし、次節にはホームでの直接対決も控えるなかで。
ホーム2連戦の初戦として迎える、カマタマーレ讃岐戦。順位では下位クラブだとはいえ、決して油断ならぬ相手。しっかりと勝ちきり、これまでの勢いや手応えを、力に変えていかねば。

前節は北陸の盟主としてのプライドをかけた金沢戦・北陸ダービーを制したカターレ。
今シーズンここまで苦手としてきたアウェイ戦、しかも9000人を超えるJ3ではなかなか見ないようなアウェイ感満載の状況でも。これまでの自分たちのサッカーを貫き、見事に勝ちきってみせました。
もちろん、文句のつけようがないほどの完全無欠の試合であったかと言えば、さにあらず。良かった部分も多かった半面、反省部分もありましたが。
なによりも結果を求められた試合で、勝ちきったこと。勝利から得られた自信というものは、残り試合を戦い抜くにあたって、大きな財産となったことかと。

讃岐との前回対戦は、シーズン開幕間もない第2節のことでした。お互いに開幕節を引き分け、どちらにとっても初勝利がかかった試合でしたが。
前半はカターレが優勢に試合を進めるも、決めきれず。後半は讃岐の逆襲に遭ったものの、なんとかしのいで無失点。スコアレスドローとなり、両チームともに開幕2試合連続ドロースタートとなったのでした。
その後、第5節のホーム金沢戦でこそ勝利したものの、3月まで1勝4分け2敗と、スタートダッシュに失敗してしまったカターレ。
一方の讃岐は、さらに深刻で。
勝ちきれずドローに終わる試合が続き、8分け4敗と開幕から12戦連続勝ちなしが続くことに。5月6日の第13節・沼津戦で初勝利を挙げるも、一時は最下位に陥るなど、なかなか状態は上向かず。
ルヴァンカップの躍進で、タイトなスケジュールながらもしっかりと実力をつけていったことが功を奏したカターレが、右肩上がりに上向いていったのに対して、なかなか勝ちきれずに下位に沈んでいった讃岐。
しかし、それでも。
讃岐にとって夏補強が、ひとつの転機になったようで。
長野からFW森川 裕基、秋田からFW丹羽 詩温といった選手を獲得した強化策が的中するかたちで。夏中断期間を挟んで5連勝と、クラブタイ記録となる連勝を成し遂げました。
今シーズン、それこそ3位につけるカターレですら成し遂げていない5連勝。その期間中には1万人集客プロジェクトを掲げながら雷雨の影響で開催延期となってしまった試合、というものがあったりもしたなかで、アクシデントにも屈せず成し遂げた、と。
前節は、松本に4失点を喫する敗戦。クラブ新記録となる6連勝こそならなかったものの。スコアほどには厳しい内容というわけではなかったということらしく、今節・富山戦で勝利し、再び連勝していく!という気構えで乗り込んでくることでしょう。
前節対戦した金沢などは、夏補強の効果が表れず、夏中断以降勝ちが無い不振に陥っていたりするのとは、まさに真逆とでも言いましょうか。
遅きに失した、などと言っている場合ではなく。
現在15位の讃岐にとっては、昇格戦線に喰らいこむには厳しいにしても。残留争いからは一刻も早く抜け出してしまいたい、という目標がハッキリしているぶん、相手が上位の富山であったとて、怯んだりしている場合ではない、と。
むしろ、カターレがそうであるように、讃岐にとっても、前回対戦で勝てなかった相手に今度こそ勝つ!というモチベーションで臨む試合。
3連勝がかかるカターレではあるものの、最近まで5連勝していた讃岐との対戦では、順位うんぬんではないところの緊張感をもって、しっかりと打ち倒さねばなりません。
讃岐にとっては、今節のアウェイ富山戦の後に中2日で、延期となっていた福島戦を戦うことに。その後、中3日で次節・鳥取戦へと続く流れ。
カターレ目線で言えば、「なんだそのくらい、こっちは6月に公式戦8試合とか、もっとキツいスケジュールでやってたわ」とか言いたくもなりますが。
それはさておき。今節に関して言えば、讃岐の側にだけ連戦対応を考慮せねばならない必要がある、ということ。
悪天候による延期であり、クラブにはなんの非もないだけに。お察しします、と言うだけのことですが・・・それでも、それはあなた方の都合ですよね?と。
今節、上位富山を相手にベストメンバーを組めるとは限らない、という事情はありましょうが、それはそれ。同情はしても、勝ち点は譲りませんよ、と。
迎え撃つカターレとしては、讃岐の挑戦をしっかりと返り討ちにする。ただそれだけのことでです。

期待したいのは、吉平。
前節・金沢戦での勝利後、ゴール前まで来ての挨拶時に、この時期に連敗してしまった去年とは違う!という意思を、覚悟を、ファン・サポーターに伝えていました。
去年の悔しさを知るからこそ。
思えば、ちょうど1年前の今頃。9月10日に開催されたアウェイ讃岐戦で敗れてしまい、首位から転げ落ちるかたちで4連敗となってしまっていたのでした。
結局、その後は勝ったり負けたり。復調は叶わず、同勝ち点ながら得失点差で昇格を逃すという事態にまでつながってしまったのでした。
ホームとアウェイの違いはあれど、再び巡ってきた9月の讃岐戦。
昨シーズンとは違う!ーーーそれを誰よりも強く感じ、キャプテンとしての責任も背負っている吉平にとっては。今節、必勝をかけて臨む讃岐戦への意気込みは、並みならぬものがあるのではないかと。
とかく次節の今治戦へ意識が向きがちという状況にあっても。
それでも、去年と同じ失敗を繰り返すわけにはいかないことを誰よりも意識する吉平にとっては。必勝を期す今節、なんとしても勝ち点3をもぎ取らねばならないと。
その覚悟を力に変えて、是非ともゴールを、勝利を奪いとってほしいです。

ホーム無敗ーーー今シーズンのカターレが、ホームで負けるわけがない!いや、勝つんだ!
そんな思いを、勝利に、勝ち点3に、つなげていかねばならない今節。
今治戦が大事であることは言うまでもないとしても。
今節だって、劣らず大事。前哨戦などではない、万が一にも負けては、取り返しがつかないことは、どの試合も一緒なのだから。
もちろん、負ける気などさらさらありませんが。
それでなくとも、前回対戦で勝ちきれなかった相手へのリベンジマッチ。
勝つべき理由しかありません。

ならば、勝て!
勝って3連勝、昇格を狙うに相応しいクラブであることを、しかと内外に示してみせよ!!
必勝を期し、腰を据えて、粘り強く!!!

勝たれ!!!富山!!!!!