行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第30節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2021-12-04 11:31:39 | カターレ富山
前節・岩手戦の敗戦でもって、今シーズンの昇格の可能性が消滅。最後の最後まで足掻いたものの、今シーズンもまた、J2復帰という悲願を成し遂げることは叶いませんでした。
シーズン最終戦、ホームに鹿児島ユナイテッドを迎える今節。
泣いても笑っても今シーズン最後の試合、それでなくとも勝たねばならないホームでの試合ならば、なおのこと。
やるべきことは、なにひとつ変わらず。
勝つために、全力を注がねばなりません。
結果がなによりも求められるプロの世界にあって、昇格失敗は「終わり悪けりゃ全て駄目」ということにもなりましょうが。
しかし、それが「勝とうが負けようがどうでも良い」ということになるかといえば、さにあらず。
消化試合として、せいぜい怪我をしない程度に流してそれなりに、としてしまうか。
それとも、最後の試合でも変わらぬ気迫をもって勝利を追い求めるか。
後者でなければならないことは、言うまでもありません。

鹿児島との前回対戦は、7月の第15節、アウェイでの対戦でした。
開始からわずか7分で先制されてしまうという苦しい展開のなか、我慢の時間帯が続き。後半、大野のゴールで同点に追いつくも、試合終盤の80分、元カターレのFW萱沼 優聖に勝ち越しゴールを奪われ、いよいよ敗戦濃厚に。
けれど、そこであきらめなかった。
83分、音泉が殊勲の同点ゴールを決め、敗戦を阻止。
勝ち点1をもぎ取り、シーズン前半戦を首位でターンすることに成功したのでした。
・・・そう、1巡目終了時点で、首位でした。
勝利できなかった借りを返すべく、再戦となる12月の最終戦では、きっちりとリベンジを果たしーーー有終の美を飾り、J3優勝、そして悲願のJ2復帰に華を添える・・・はずでした。
けれども。
現実は、そうはなりませんでした。
残り2試合の時点まで可能性を残したものの、力尽き。今節、宮崎・岩手・熊本の上位3クラブで優勝争い、昇格争いをするなか、そこから弾かれて最終戦を迎えることに。
無念です。やるせない気持ちでいっぱいです。
それでも。
だからといって、今節がどうでもいい試合に堕したわけでは、決してなく。
前回勝てなかった鹿児島戦を勝ちきるという、その意義に変わりはないのだから。
ならば。全力を以て勝ちに行き、J3での史上最上位タイの4位でフィニッシュする、そこに全集中せねば。

前節からのあいだに、ここまで黒木、松澤、戸高の3名が契約満了、チームを離れることが発表されました。
3人だけでなく、このあとにも移籍や引退で、もう何名かは来シーズンまで継続しないことになるかと。
2021シーズンを戦ってきた選手たちが、今のメンバーで挑む公式戦は、今節で最後。
ならばこそ、その集大成となる試合をホームのファン・サポーターに存分に披露、勝利を届けねばならないことは言うまでもなく。
悲願を成し遂げられなかったけれど、それでも。
だからといって、今シーズンここまでやってきたこと全てが否定されたわけではありません。断じて。
後悔は、あるでしょう。無念もあるでしょう。
けれど、それでも。
チームとしてやってきたこと、積み上げてきた努力、そして、勝利への意志。
それを発露する場としてのリーグ戦、その最後の試合。
最後のチャンスともいえる場で、ここでやり切らずして、なんとするか。
もちろん、相手の鹿児島にとっても最終戦。今シーズンの集大成として乗り込んでくることは間違いなく。
だからこそ、その挑戦を跳ねのける強靭さをもって、返り討ちにせねばならないのです。

期待したいのは、西部。
キャプテンとして、チーム最年長として。移籍1年目ながら、今シーズンのカターレを引っ張ってきました。
ひとりで抱え込む類のものではないにせよ、それでも・・・やはり、責任を感じているのではなかろうかと。
終盤戦の失速、ここ6試合も連続で先制点を奪われている事実について、重く受け止め、忸怩たる思いもあるところでしょう。
今節の結果で、昇格を逃した事実が覆ることなどない。むしろ、仮に敗れるようなことがあれば、4位すらキープできずに福島にまくられて5位転落フィニッシュ、という可能性も充分にあり得ます。
けが人も続出したなかで、さらに今節はスタメンを張ってきた末木が出場停止。悩ましい状況下で迎える最終戦になってしまってはいますが。
けれども。
それがポジティブなものに限らなかったとしても、それでも。思いの力をプレーの気力に変え、勝利に邁進する力に変えていくには。
消化試合など、とんでもない。
魂を込めたプレーで成長するチャンスを、みすみす逃す手はないでしょう。
それは、ベテランたる西部にとっても同じこと。
昇格がかかった試合ではない。勝っても得られない。
しかし、それでも!と言い続けるために。
来シーズンの昇格リベンジは、既に始まっています。
その最初の試合。
それを勝利に導くべく、キャプテンの奮起に、無失点勝利に期待します。

前節までに、JFLからいわきFCの昇格、J2から愛媛、松本の降格が決定しています。
最終節の結果を以て、もう1チームないし2チームが降格。そのなかで2022シーズンJ3を戦うことに。
今シーズン以上に過酷な昇格戦線となることが確実視され、今シーズンの昇格を逃したのは、まさに「釣り逃した魚は大きい」と言われるところでもありますが。
覆水盆に返らず。今シーズンの結果は変えられず、無かったことには出来ません。
しかし、それでも。
やるべきことをやること、それを積み上げていくこと。
やるべきことはなにか?
言うまでもなく、この最終戦を勝ち、ホームのファン・サポーターと共に勝利を分かち合うこと。
そして、希望を来シーズンにつなげること。
だったら。
勝つしかないでしょう。
とかく「終わり悪けりゃ全て駄目」と言われる結果至上主義にあっても。
否定するのは簡単。けれど、決してそれだけのシーズンなどでは、決してなかったはず。
それ以上のなにかを・・・ファン・サポーターの心に残る勝利でもって締めくくることが出来たならば。勝敗以外にも訴えかけるモノを、見せられたならば。

カターレのプライドを、示すは、今!!!

2021最終戦、思いをひとつに、必ずや勝利を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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