行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

逆転勝ちで連勝。ホーム最終戦を白星で飾る  グルージャ盛岡戦

2015-11-17 05:33:07 | カターレ富山
2-1で勝利!
あいにくの雨模様とはいえ、動員2780人どまりはホーム最終戦にしてはいささか寂しい数字。そういった部分でもやはりJ3降格の影響を感じずにはいられなかったところではありますが。
そんななかでも、駆けつけたファン・サポーターの期待に応えねばならないという部分については、なんら変わりなし。
嫌な時間帯に先制点を許してしまうという難しい試合でしたが、それでも選手たちは勝利に向けて奮起。今季3度目となる逆転勝利を挙げ、その期待に応えてみせたのでした。

試合の序盤は、今季これまでよく見てきたところの「いつも通り」の展開。悪い意味で。
前への意識を徹底している盛岡に対して受けに回り、半面、たまの攻勢には勢い無し。雨で滑りやすくいつも以上に気を遣わねばならないコンディション、ミスも重なり、そこからピンチも。
中でも・・・これまで何度も見てきた「横を向いたサッカー」が。「そこは前に出ていくべきだろ!」という場面で、スピードダウン、横パス、バックパス。
タイジローなどが前線に放り込むパスを出すも・・・意図はわかるものの、精度の面でなっていない。相手GKへのパスなのか?とか。
悪い意味で、見慣れた光景。今季、こんなシーンがどれだけあったことか。あいもかわらず、得点のにおいというものに乏しいサッカー。
ホーム最終戦は今季の集大成、というのは、そういう意味ではないのに。
前半は相手の8本に対して、わずかにシュート3本。それも、ほとんど印象に残らないような。
そんななか、前半アディショナルタイム。
また、やってしまった。大事な時間にこらえきれない悪癖。4試合ぶりスタメンとなった江角がゴール前で処理しきれずこぼれたところをかっさらわれて先制ゴールを許してしまったという。
「後半アディショナルタイムでなくてよかったね」としかコメントのしようがない展開でした。

同点、逆転を目指すこととなった後半、開始からタイジローに代わって朝日を投入。この采配が功を奏しました。
ボールの所持、そこからの展開に明らかにメリハリがつき、カターレペースに。
63分、サイドから上がった苔口が絶妙なクロス、それを敬介がゴール前で胸トラップでおさめると、迷わずシュート。グラウンダーのボールがゴール隅に決まり、同点!
前節に今季初ゴールを挙げた流れをこの試合でも活かそうという気概が生んだゴールであったかと。いくら良いボールが供給されたからといって、それを慌てて蹴っていたのでは決まらなかったであろうシュート。意識の高さがあったからこそ決まった、と言っても過言ではないかもしれません。
試合を振り出しに戻し、さぁ、ホーム最終戦勝利のためには勝ち越しゴールが必要、という展開のなか。
逆転を狙って果敢に攻めるカターレ。その意思が、72分、結果に結びつくことに。
北井の上げたクロスに合わせたのは2点目を狙う敬介。すると飛び出してきたGKと交錯、PK獲得。
盛岡側はその判定に大いに抗議したものの、下された判定が覆ることはなく。それがサッカーというものでしょうか。それを言うなら、前半は特にこちら側のほうが抗議したい判定が多々あったくらいで。とは言うものの、気持ちはわかります。カターレとしては、こういうシチュエーションでは逆のパターンがもっぱらであっただけに。
さておき、PK。
今季のPKと言えば、第10節のYS横浜戦では馬渡が決意の志願も失敗、なにより天皇杯県大会ではPK戦の末に敗退と、どうにもこうにも良い思い出がない。
けれども、そんなことを言っている場合ではなく。ホーム最終戦勝利のためには、是が非でも決めなければならない重要な場面。
プレッシャーのかかるなか、北井が落ち着いて決めてくれました。GKの逆を突き、見事にゴール!待望の逆転ゴールを挙げたのでした。

その後は盛岡の反撃もありながらも、じっと我慢の時間帯。それでも辛抱強く耐えるカターレ。
一方でただ単に守りを固めるだけでなく、CKの場面でも次の1点を狙いにいったりと、最後まで勝利への意志を貫き通したのでした。
そして、タイムアップ。
ここ2年連続でホーム最終戦は黒星であったところ、2012年以来の勝利でファン・サポーターの期待に応えてみせたのでした。

内容的には、100点はあげられないゲーム。むしろ、反省点のほうが多かったかもしれません。
けれども、そんななかにあっても結果を求めていくということはどういうことか?それを考え、実行し、結果につなげた。
難しい試合であっても、そこからどうするか?どうすべきか?―――今季を通じて常に問われづづけてきた課題であったように思います。
手探りのなか、もがき苦しみもしたなかで、それでも答えを追い求めてきた今季。
J2復帰という目標達成は叶いませんでした。
ただ、そのなかにあっても得た経験、積み重ねてきたものは、やはりかけがえのないもので。
未だ、道半ば。
今節のこの試合にしても、道のりの厳しさを改めて実感させられるような、そんな試合であったかと思います。

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