「この引き分けの価値は次の試合結果によって定まると思う 」とは、ドローに終わった開幕戦・YS横浜戦後のキャプテン吉平のコメントですが。
2戦連続勝ちなしで開幕ダッシュどころじゃないなどという展開は、なんとしても避けねばならないなかで。
連続アウェイ戦となる今節、やはり開幕戦が1-1のドローという結果であったカマタマーレ讃岐と対戦。お互いに初勝利をかけた戦いとなります。
まだまだチームとしては発展途上、未完成の部分もあろうけれども。それを、結果が出せない言い訳に使ってはなりません。
あくまで、狙うは優勝。その期待に応えるには、勝つことがなにより肝要で。
まずは、シーズン初勝利。ひとつ結果を残すために、目の前の試合に全力で挑まねば。
単純に比較したものでもないかもしれませんが、それでも。新任の伊藤監督率いる金沢に比べて、明らかにチームとしての統率力が上に見えた、継続した倉貫監督のYS横浜。
その意味で言えば。就任2年目の米山監督の下、昨シーズンの課題を修正しつつ上積みを目指す讃岐。継続路線のチームとして、ベースの部分は出来ている相手。そのあたりを踏まえつつ、心して挑まねばならないかと。
昨シーズンは16位と順位では振るわなかったものの、敗戦数の16は、3位で14敗であったカターレと2つしか違わず。総失点に関しては、48のカターレに対して45と、上回ってさえいました。
両者で決定的に違っていたのが、得点力。
リーグ最多タイの58得点だったカターレ。それを勝利数19に繋げ、引き分けはリーグ最少の5だったのに対し。讃岐はリーグワーストの29得点。引き分け11には、それが足を引っ張ったという面もあったのではなかろうかと。
得点力アップが喫緊の課題というなかにあって。そのテコ入れとして、我らの良く知る大野 燿平が移籍加入。大いに期待をかけられているようで。
それでなくとも、開幕戦で元カターレの萱沼に同点ゴールを決められ、勝ちを逃してぐぬぬ、ということがあったばかり。2戦連続で恩返しゴールなど、笑い話にもならないことは御免被ります。
昨年夏に讃岐に期限付き移籍しカターレを離れた川西 翔太が完全移籍に。その川西と大野が再びタッグを組み、今度は対戦相手としてカターレの前に立ちはだかるという・・・。今節に臨むにあたり、カターレファン・サポーターとしては、どうしても意識せざるを得ない要素です。
讃岐とは、昨シーズンの対戦では1勝1敗。
ホームでは3-0と完勝したものの、アウェイでは0-1で敗れています。特に前回対戦に当たるアウェイ戦においては、3連敗と苦しんでいたなかでの敗戦。4連敗、しかも無得点で、という苦すぎるものとなってしまったのでした。
大野の加入もあり、富山戦の連勝への期待も高まっているであろう讃岐。讃岐にとってもまた、今シーズン初勝利をかけた一戦であって。
カターレにとってのYS横浜戦がそうであったように、讃岐もまた、前年の最終戦で戦った岩手とシーズンをまたいで開幕戦で戦うことに。
その前節では、前半8分という早い時間帯に先制を許すも、後半に追いつきドロー決着。昨シーズン最終戦に敗れた借りを返すことは叶わなかったものの、連敗を免れてしっかりと勝ち点1を獲得。2戦連続ホーム戦となる今節・富山戦に初勝利をかけて臨むことに。
カターレ同様に、最低限の結果を残した開幕戦を経て、問われる真価。気合を入れて待ち構えていることかと。
真価が問われるという意味合いにおいては、その重要度がいつにも増して高いのが、開幕2試合目ーーーカターレにとって、ありがたくないジンクスを打破せねばならないのだから。
昨シーズン15周年を迎えたカターレ。そのクラブ初年度以降の開幕第2戦目過去16試合が、●●●●●●●●△○○●○○●● という・・・。かつて、「必敗」という時期があったくらいで。近年はいささか持ち直した傾向もありましたが、一昨年は今治、昨年は沼津と、苦手な相手を克服できずに苦汁を飲むこととなってしまったのでした。
そして、今年の第2戦・讃岐戦。
前述のように、米山監督継続のクラブ、カターレを良く知る大野・川西の存在、前回対戦で敗れているーーーネガティブ要素もいろいろとあるなかで、ここでもしも、またしても2戦目のジンクスに屈して敗れるようなことがあったならば。
昨シーズンの3位で昇格ならずという悔しさもどこへやら、今年もまた開幕から躓いているようじゃダメダメじゃないかーーーそんな失望をもって、平時にも増してダメージを被ることにもなりかねません。
もちろん、そんなのは願い下げ。
逆に、きちんと勝つことによって「ああ、やっぱり心配は無用だった」と安心させるくらいでなくては、と。
継続路線というならば、小田切監督続投のカターレだってそうじゃないかと。大野・川西にしても、別に彼らだけが得点していたわけではなく、抜けたら何もできなくなるようなカターレではない。前回対戦では敗れているけれど、前々回では3得点、その前では4得点を挙げて勝っている。今治や沼津と違って、むしろ相性の良い相手ですらある。
だったら。悲観などする必要なし。
むしろ、2戦目ジンクスを跳ねのけるための踏み台にする!くらいの気概でなければ。
大野・川西の恩返しゴールを怖れるよりも。むしろ、こちらが恩返しゴールを決めてやれ!と。
期待したいのは、一昨年に讃岐に所属、2シーズンぶりにピカラスタジアムに凱旋することになる松本でしょう。
プレシーズンマッチ・金沢戦では挨拶代わりのゴールで沸かせ。リーグ初戦となった前節・YS横浜戦では好判断で相手を引きつけながら先制ゴールをアシスト。
カターレには今シーズンの新加入ながら、ここ2試合ですでにファン・サポーターの心を掴んでいる松本。当然のように、かかる期待は大きいです。
なにか、やってくれそうな雰囲気を持った選手。恩返しゴールの期待も高まります。
そして、その松本と2トップを組むショウセイ。
特別指定選手としての昨シーズン、同じFWの大野から学ぶべきところは多かったかと。
開幕戦で初ゴール。さっそく実績を残してみせた、背番号9の後継者。大野が抜けたから得点できなくなった、なんで残さなかった、などとは言わせない。穴埋めに止まらない、それ以上かという活躍でもって、カターレの勝利に貢献するからだ!そんな覚悟をもって、2試合連続ゴールを果敢に狙っていってほしいです。
ドロースタートとなった両チームのうち、シーズン初勝利を挙げることが出来るのは、どちらか一方のみ。
無論、それはカターレでなければならない!
吉平の言うところの、前節の引き分けの価値。勝利を逃したことは無念でも、決して価値のない勝ち点1ではなかったと、今節の勝利・勝ち点3で証明せねば!!
決して、出来もしないことをやれと言っているつもりはありません。
ポテンシャルというものは、やれそうな雰囲気というものは、確かに感じます。
だからこそ。
それを結果につなげるためにも。価値ある勝ちを!!!
3月は1か月の間に7試合もあるハードスケジュールとなりますが、その初戦。
勝って、勢いを!
当然のように7連勝を目指す、その1戦目。
勝ちきる強さを、勝利に!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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