行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第18節 AC長野パルセイロ戦

2024-06-21 17:51:42 | カターレ富山
6月の公式戦8試合の5戦目、前節・大宮戦から1週ぶんのインターバルを置いて臨むことになる今節。長野市はUスタジアムへと乗り込み、AC長野パルセイロと対戦します。
今月初頭に対戦して、その相性の悪さを覆すことが出来ず、今回もまた敗れてしまった沼津戦。今節の長野もまた、アウェイ戦においてはかなり分の悪い相手ではありますが。
そうも言ってはいられません。
カップ戦で敗退、リーグ戦のみに集中することとなった以上は、なおのこと。
首位の大宮にさえも引けをとらない戦いぶりを見せた前節。ならば、その流れを勝利につなげていかねばならないことは自明。
苦手だのなんだのと言っている場合ではなく。
いかに、強いカターレ富山を体現するか。伊達にカップ戦で脚光を浴びていたわけではないのだぞ、と。その成果というものを、勝利でもって示さねば。

今年度からJリーグ全60クラブが参加するトーナメント方式に改められた、YBCルヴァンカップ。
そのなかで、J3勢で唯一の1stラウンド突破、惜しくもプレーオフラウンドで敗退となったものの、新方式の大会を象徴するクラブとなったカターレ富山。
ただ、初戦となった3月の1stラウンド1回戦の頃を振り返ってみれば。
各地でJ3クラブがJ2クラブを撃破する下剋上を見せていたなかで、最もインパクトを残したクラブが、長野でした。
J2徳島を相手に、なんと5-1と圧勝。
延長戦の末に2-1と競り勝ったカターレを含め、下剋上のJ3クラブが軒並み1点差、あるいはPKで勝ちあがったのと比べては、やはり度肝を抜かれました。
続く2回戦ではJ1クラブが登場、各地でカテゴリ相応の順当な結果が示されていくなかで。
京都を相手に3-2と勝利、J1クラブを打ち負かし、再び格上撃破を成し遂げた長野。0-0からPK勝利でJ2清水を撃破のカターレと比べても、インパクトは長野のほうが上であったことかと。
3回戦ではJ1札幌と激突、前半の先制点を守りきり、1stラウンド突破も秒読み・・・というところまではいったのですが。
まさにラストプレー、90+6分にまさかの同点ゴールで追いつかれると。
PK戦にまでもつれ込んだものの、そこで惜しくも敗れ、涙を呑むことに。
同じくPK戦にまでもつれ込んだものの、そこで勝ちきって前年J1王者・神戸を撃破したカターレ。そのカターレが、一気にJ3クラブ勢の象徴・主役の座を奪い獲ったのでした。
もしも、の話をしても詮方ないですが。
もしも、あのとき同点とならずに、長野が札幌を撃破していたとしたら。
プレーオフラウンドでは、富山-長野戦というJ3勢同士の対戦、どちらが勝ってもベスト8たるプライムラウンドに進出するという、カオス極まる事態となっていたところ。そのときには、6月に3回、7月に1回と、カップ戦とリーグ戦で、ごく短期間のうちに長野と4回も戦わねばならなかったところでした。
もしも、の話をしても詮方ないですが、それでも。もしも、そうなっていたとしたら・・・果たしてどんな決着が待ち受けていたのでしょうか。

話を戻して、今節の長野戦について。
カターレのほうが1試合ぶん消化が少ない状況ながら。10位の長野を勝ち点1差で追うかたちとなっています。
ここまで、リーグ戦の戦績が芳しくないカターレにあっては、巻き返しを期す戦いとなりますが。相手の長野にとってもまた、同じような勝ち点から、現状打破を期す今節ということのようで。
同じような、と言えば。
両クラブ共に、得失点差が+1という状況が共通しています。
15得点14失点というカターレは・・・1試合平均1点以下というのは、明らかに得点力不足と言える内容。改善が急務となっています。その一方で14失点は、まぁ及第点、さらに平均を下げていく努力が求められる、というところですが。
一方の長野は、実にカターレの倍にあたる30得点。それだけを見れば、彼我戦力差は圧倒的のようにもみえますが。
他方、失点が29というところは、どうにも見過ごせない数字でありましょう。
得点が多い一方で、失点もまた多い。
今月だけで見ても。第15節・大宮戦では1-4と大敗。続く第16節・YS横浜戦では4-0と圧勝。ターンオーバー編成でもあったのでしょうが、天皇杯2回戦ではJ1東京Vに0-5と大敗。そして前節、岩手戦では点の獲り合いから2-3と逆転負け、最下位相手に痛恨の敗戦を喫したのでした。
どうにもこうにも大味というか。勝つにしろ負けるにしろ、スコアが大きく動く。
得点が少ないかわりに失点も少ない、なにか地味な印象すらあるカターレにとっては、これをどう見たものか・・・。
相手の得点力になどは、付き合う必要は無し。普段の調子が影をひそめるノーゴールっぷりをプレゼントしてやろうじゃないかと。
一方で、こちらの得点なくば、勝利も無し。ならば、いかに切り崩すか。
首位の大宮にさえも引けをとらない、むしろ圧倒してみせた、前節のカターレ。
結果的にドローとはなったものの・・・決定機に決めきれていたならば、勝ち点3も十二分にあり得たところ。それを成し遂げられなかった悔しさというものは、やはりあります。
その反省を、今節の勝利へとフィードバックせねばならないところ。
得点力不足などとは言わせないゴールラッシュでもって、長野を「また大量失点か」と意気消沈させるような試合展開を、是非とも期待したいところ。
前節、数多くあったCKなどのチャンスを活かしきれなかった無念。それを、今節にぶつける意気込みで。
強いチームが、勝つーーーそのあたりまえを、あたりまえにやり遂げることが、いつにも増して求められます。

前節の試合中、下堂が痛んで途中交代。全治4週間との診断で、無念の戦線離脱となってしまいました。
先日は同じCBの今瀬が離脱。立て続けの負傷は、やはりチームとして痛いところではありますが。
それでも。
脇本、川上、神山、鍋田らの奮起があれば、決して乗り越えられない試練ではないはず。これまでの連戦でも実績を積み重ねてきた彼らのこと、取り立てて不安視する必要などない。むしろ、期待のほうが大きくすらあります。きっと、下堂、今瀬のぶんまで奮起してくれるだろうと。
ここ最近続いてきた水曜日開催試合を含む連戦スケジュールでしたが、今週はめずらしく(?)水曜開催が無し。
あるいは、この長野戦に向けて編成をチューンナップしてくる、ということも考えられることかと。
各ポジションで序列めいたものはあるにせよ、絶対的なレギュラーは、いない。
それは編成が固まっていない未熟さを表すものではなく、流動性を備えた臨機応変な対応が可能な体制ということでもあり。
そんななかで、期待したいのはやはり、アタッカー陣の得点力発揮でしょう。
ここ最近の好調ぶりを見ても、エースたるショウセイへの警戒が厳重となることは、火を見るよりも明らか。
その一方で。
カターレ富山は、決してショウセイのワンマンチームではないーーーそれを、アタッカー陣の活躍で、得点でもって見せつけなくては。
期待したいのは、松岡や伊藤、サイド選手たち。
手応えそのものは、決して悪くはない。やれそうな雰囲気は、あります。
ただ、結果に、ゴールに結びついていないだけ。
それを、今節の活躍でもって、ゴールでもって、ぜひとも現状打破につなげてほしいです。
いわゆる、ケチャドバ理論。
もう少しのところまで、来ている。ならば、きっかけさえつかめたならば、あとはドバドバと得点につながるだけの気配は、既にあるというならば。
ここまで来たなら、やらいでか。
ショウセイさえマークしていればそれで勝てるなどとは、ゆめゆめ思わないことだ。
対戦相手としてみれば目を覚まさず眠り続けていて欲しかった選手たちが、この試合をきっかけに、ついに目を覚ますーーーそんな展開を、切に願います。

今月末の第19節・相模原戦をもって、ホーム&アウェイ2回戦総当たりのシーズンの半分を消化することとなりますが。
今節の長野戦が、シーズン前半戦最後のアウェイ戦。
ここまでのリーグ戦で、ホームでは無敗を継続している一方で。
アウェイでは、たったの1勝。これは、由々しき事態と言わざるを得ません。
わけても、相性最悪のアウェイ沼津戦で、またも苦杯をなめることとなってしまった今月の試合を思えば。
苦手とするアウェイ長野戦であろうが、なんだろうが。
負けなど論外、勝たねばならない理由しかありません。
昨シーズンの同カードではハットトリックをくらって負けるという、ダメージがでかいにも程があるだろ!という負け方をしてしまいましたが。
その再現など、断じてあってはならず。
むしろ、逆に。
今度はカターレ得点力爆発でもって、ハットトリックをくらわせるくらいでなくては。
それが出来ると信じるし、応えてくれるだけのチカラもないわけでは決してない。
ならば。
やってやる、それだけだ!

暫定順位ながらも、勝てば順位が入れ替わるこの試合。
ならば、勝つ以外になかろうよ。
6月の連戦で、未だ勝利なし。その流れを、ココで変える。
ここから3連勝で、3勝2分け3敗のタイにまで持ち込もうじゃないか。
大宮戦の善戦は、決してフロックじゃない。
長野が突破できなかったルヴァンカップ1stラウンド。突破出来たカターレには、それだけの理由がある。それだけの強さがある。
それを、今節の勝利で見せつけねば!

アウェイ戦で勝てない?そんな評価は、塗り替えろ!
今節の勝利から、連戦連勝へ。
できるかどうかじゃない。やるかやらないか。
もちろん、やる!
必ずや勝利し、アウェイの地から勝ち点3を持ち帰れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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