行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第29節 ツエーゲン金沢戦

2024-09-21 14:35:10 | カターレ富山
ホーム負けなし継続となるYS横浜戦の勝利により、自動昇格圏・2位今治との勝ち点差を4に縮めたカターレ。
その勢いをなんとしても繋げたい今節。そのただでさえも負けられない状況で迎える、隣県対決。
北陸富山のプライドをかけた、ツエーゲン金沢との北陸ダービー。
プレシーズンゲームとして対戦した金沢ゴーゴーカレースタジアムオープニングマッチ、3月のホーム戦、そして今節と、3度目となる金沢戦。もちろん、3連勝を期して挑みます。
シーズンも終盤戦へと突入していくなかで、足踏みしている暇などありはしません。
必ずや勝利し、勝ち点3を積み上げねば。

前節・YS横浜戦では、3点差をつける圧勝ムードが一変、1点差に迫られるも、辛くも逃げ切って勝利をおさめました。
簡単に勝てるような対戦相手など、ひとつもないーーー心がけてはいたことでしょうけれど。いざ、そんな状況を突きつけられたとなれば。やはり、検証・反省は欠かせないことでしょう。
それでも。
あるいは、去年の今頃、4連敗を喫していたような時期であったなら、踏ん張り切れずに引き分け、あるいは逆転負けをしていたかもしれなかった試合展開。けれど、そこでしっかりと踏ん張り、勝ちきったことの意義は大きいです。
もしも仮に、前節が3-0のまま、あるいはそれ以上で大勝していたら。
「この調子で行けば、次節もまぁ大丈夫だろ」などという緩み、油断というものが生じ、今節でもって手痛い敗戦、「こんなはずでは」ということにつながっていたかもしれない・・・というのは、いささか妄想が過ぎるかもしれませんが。
ともあれ。
簡単に勝てる試合など無い、ならばこそ、気を引き締めて臨まねば!ーーーよもやの苦戦が、プラスにはたらくように。勝ちながら強くなるように。今節しっかりと勝つことで、その成果を証明せねばなりません。

昨シーズンはJ2最下位に沈み、降格の憂き目に遭ってしまった金沢。記念すべき新スタジアム初年度を、J3で迎えることに。
シーズン開幕に先立って開催された新スタジアムのこけら落としでは、カターレと対戦。ショウセイの2ゴールと、松本、安光も決めて4得点。一方の金沢はPKでの1点にとどまり。お互いにJクラブとして対戦することになった初の北陸ダービーは、カターレの圧勝となりました。
その敗戦を引きずったのかどうか。開幕3連敗と、およそ最悪のシーズンインとなった金沢。
開幕4戦で3分け1敗と未勝利であったカターレも他所をとやかく言えなかったものの。それでも、リーグ戦初勝利、そしてリーグ戦での北陸ダービー勝利に向けて、気合の入った第5節。3月の春分の日だったというのに雪の舞うような厳しいコンディションのなかでの試合となりました。
試合のほうはショウセイが決勝ゴールを挙げ、1-0で勝利。リーグ戦初勝利を挙げたことで、その後のルヴァンカップ躍進など、上昇気流に乗るきっかけとしたのでした。
きっかけと言えば、金沢にとっても富山戦がきっかけとなったようで。
そこから10試合連続で負けなしと復調。上位進出にまでつなげることに。
プレーオフ圏内、最上位では3位にまで上昇するV字回復ぶりを見せた金沢は、夏移籍でも積極的な補強を敢行。東京Vより実績あるDFの平 智広、元徳島のMF西谷 和希の加入で双子の優希と西谷ブラザーズを結成、さらには岐阜から今季11ゴールを挙げているストライカー・田口 裕也を強奪してみせるなど。さすがは前年までJ2にいただけある、金持ってんな、と。
ただ、そこに落とし穴。
8月の中断明け初戦で首位独走の大宮に屈し、シーズンダブルをくらってしまうと。
そこから2分け3敗と連続勝ちなし。前節も4連勝中と波に乗る讃岐に1-3と敗れ、ホームで手痛い敗戦を喫してしまったのでした。
その結果、僅差ながらも昇格プレーオフ圏内からも脱落。連続ホーム戦となる今節・富山戦での巻き返しが急務という状況に追い込まれることに。
それでなくとも気合を入れねばならなかったであろう北陸ダービーが、金沢にとっては現状打破のために切羽詰まった状態で迎えることとなったようで。

金沢には金沢の事情があるのでしょうが、それはカターレも同じこと。
3得点を挙げながら1点差まで詰め寄られ、辛くも逃げ切った前節・YS横浜戦の反省を踏まえねばならないのは、もちろんとして。
ホーム無敗である一方で、どうにも結果を出せていないアウェイ戦。前回アウェイで引き分けた奈良戦、その前の北九州戦では敗戦。いずれも無得点に終わっています。今節、その例に倣うわけにはいきません。
それでなくとも、自動昇格へ向けて追う立場・3位という状況であるならば。
苦手アウェイだろうが、ココで躓くわけにはいきません。
むしろ、残り10試合とシーズンも終盤戦へと突入する今となっては。
ときと場所、相手に関わらず、勝つことが求められるからには。
ダービーという背景は理解しつつも。相手にも相手の意地があることは知りつつも。
「そんなもん知らん」
そんな、ある種の無慈悲さを以て、立ちふさがる相手を蹴散らすのみです。
昨シーズンの今頃は、手痛い連敗を喫するなど失速してしまいましたが。
その失敗は、繰り返さない。
覚悟をもって挑む試合、それがダービーならば、なおのこと。勝つしかないでしょう。

金沢戦2連勝の立役者・両試合でゴールを挙げているショウセイにかかる期待が大きいことは、間違いありません。金沢としても、要注意選手として警戒を厳としてくることは、間違いないでしょう。
それでもなお、決める。一流ストライカーになるために、相手にとって「気をつけねばならないとわかっていたはずなのに、やられてしまった」という選手になること。
そんな理想に対し、この金沢戦は、格好の舞台と言えましょう。
警戒されてもなお、その上を行く。そして、カターレに勝利をもたらす。そんな活躍を願ってやみません。
そして、ショウセイに警戒が向くということは、他の選手に対しては緩むということでもあり。
カターレは、なにもショウセイのワンマンチームというわけでは、決してなく。
ショウセイを警戒したければしてもいい、けれど、それだけで勝てると思うなよ?と。
同会場で開催されたオープニングマッチで、スタジアム初ゴールを含む2得点を挙げたショウセイの印象が強かったことは、事実でしょうけれど。
松本、安光のゴールもあっての4得点であったこと。それも紛れもない事実であり。
とくに、安光。
このところの、いわゆる「ゾーンに入っている」という活躍ぶりは、目を見張るものがあります。
なんなら、今節もまた、果敢なオーバーラップからの得点を叩き込んでもらおうか、と。
ホーム戦3試合連続で、前半のうちに先制ゴールを挙げて、チームを勢いづけましたが。
それを、アウェイでも。その脅威に気づいたときにはすでに遅し、という展開を希望します。

これまで同カテゴリに所属することのなかった両チームにとって、J3で史上初となった北陸ダービー。
長らくJ2金沢・J3富山という構図が続き、金沢にとってみれば、「いつまでもJ3にいないで、さっさと上がって来いよ」という上から目線でいたかもしれません。
そんななか、金沢の降格で実現することとなった今シーズンのダービーですが。
金沢も、今シーズンここまでの戦いで思い知ったのでは?
なにも、富山は好き好んでJ3にとどまり続けていたわけではなく。やる気が無かったわけでも、だらしなかったわけでもなく。
いわゆる、J3沼。
あんたらも足をとられて苦しんでいるソレに、もう10年ももがいてきたのが富山なんだよ、と。
もがき苦しむなかでも、あきらめることなくチャレンジを続けてきたのが、カターレ。
今シーズンもまた「あとちょっと」で終わらせないためにも。
立ちふさがる相手を、撃破していくのみ。
正直、ダービーがどうとか、個人的にはこだわりはありません。
金沢に勝てさえすればあとはどうでもでいい、というわけではないのだから。万が一、今節敗れるようなことがあっても、それでも昇格を果たすことのほうが大事。迷いなくそう言えます。
そもそも、勝ちを譲る気など、さらさらありませんが。
自動昇格圏を目指して、阻む者を蹴落とすのみ。

もちろん、狙うは3戦3勝、金沢を完膚なきまでに打ちのめしてのダービー制覇。
そして、勝ち逃げ。
来年はJ2にいるはずのカターレ。リベンジのチャンスなど無いものと心得てもらいましょうか。この先何年もすれ違ったままになろうとも。
ぐうの音も出ない敗戦を叩きつけ、カターレは上を行く!
シーズンダブル、いや、トリプルを達成し、ラストスパートへ加速をつけろ!
カターレのほうが、ツエーんだ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 完勝ムードが一変も、粘り強... | トップ | シーズントリプルで北陸ダー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿