2022シーズンJ3リーグも、残すところあと2試合。シーズン最後のアウェイ戦として、ミクニワールドスタジアム北九州へと乗り込み、12位・ギラヴァンツ北九州と対戦します。
北九州にとってはホームでのシーズンラストゲーム。勝利で締めくくらんと気合を入れて待ち構えていることは間違いないというなかで。
前回対戦、シーズンホーム開幕戦で敗れたカターレにあっては、なんとしても勝ってリベンジを果たさねばならないところ。
前節は双方ともに4試合ぶりに勝利、北九州は3点、カターレは4点と、それぞれ複数得点を挙げての白星となりました。
お互いにとって、これまで培ってきた攻撃力を遺憾なく発揮して臨まねばならない試合。どちらも無得点でスコアレスドローという展開は、考えにくいでしょう。
だからこそ、勝つ。
思いの強さが勝利を引き寄せるというなら、カターレにはそこで劣る理由は無いはず。
ならば、勝つのみ!
史上初の、2度目のJ3降格クラブとなった北九州。1年での復帰を期した今シーズンだったものの、なかなか振るわず。
開幕3戦目の富山戦で今季初勝利、続く今治戦も勝って持ち直したかに思われたものの、そこからよもやの9戦連続勝ちなしと苦しみ。そこからは勝ったり負けたりを繰り返す状況が続き、昇格戦線に顔を出すことのないままにシーズンを終えようとしています。
ここ最近はと言えば・・・第29節・愛媛戦は勝利目前のアディショナルタイムに失点しドロー。30節・鳥取戦は前半早々に2点を奪いながら、試合終了間際の逆転ゴールで敗戦。そして31節もまた、讃岐に終了間際に2連続ゴールを奪われドローと、なんとも苦い3戦連続勝ちなしを続けていたようで。なにか、試合終了間際に逆転ゴールをくらって敗れた八戸戦、前半のうちに逆転しながら同点・逆転ゴールを許して敗れた今治戦を経験してきたカターレと、どこか通ずるところがあるような。
そんな北九州であったものの、前節・相模原戦は、前半のうちに3得点を挙げる力を見せつけると、反撃を1点に抑えて4試合ぶりの勝利。ホームのファン・サポーターの期待に応えてみせたのでした。
そこもまた、松本に4得点を挙げて4試合ぶりに勝利したカターレに通ずるところがあるようにも思えます。
似たような経緯をたどってきた両チームではありますが。
今節、勝利して2連勝を成し遂げることができるのは、どちらか1チームのみ。
引退を表明した北九州のチーム最年長・藤原 広太朗が試合後にセレモニーを行うとのことで、勝って晴れやかに送り出したい、と気合を入れてくることでしょうが。
それを言うなら、こちらだって。松本戦の翌日、カターレの最年長・西部が現役引退を表明しました。残り2試合で出場機会があるかどうかはわかりませんが、それでも。勝って晴れやかに送り出したいと言うなら、こちらだって同じこと。
それに加えて、北九州は指揮官である天野 賢一監督の退任が発表されており、監督にとってもホームラストゲームとのことですが。
カターレの来季構想は現時点では未定とはいえ。シーズン中に監督交代を経てきているチームにあって、今シーズンの石﨑前監督の功績を無かったことにしない!という思いをもって臨むとあれば。現在の小田切監督にもまた、ラスト3連勝達成に向けて精一杯頑張ってくれ!というエールを贈らないわけにはいかないだろうと。
似たような状況から、勝って笑えるのはどちかか1チームのみ。
それが、カターレでなくてはならない!
そう強く信じ、また、結果につなげられるように。
全力を尽くさねばなりません。
ただ・・・試合直前になって、どうにも不穏な雰囲気も。
ただでさえ大野やガブなど負傷で戦線離脱している選手たちもいるなかで、ここ数日、トップチームから実に8人もの新型コロナの陽性反応が出てしまったとか。
詳細については明かされていないものの・・・さすがに、主力メンバーにはノーダメージ、と考えるのは虫が良すぎかと。もちろん、これまでも完全固定のメンバーでやってきたわけでなし、まったく融通が利かずにメンバー変更でガタ崩れ、とはならないと信じてはいますが。それでも、懸念材料であることに変わりはありません。
とはいえ。
そんなことは、外野がとやかく言うまでもなく、ほかならぬ選手たち自身がいちばんわきまえているはずで。
いつもと違う状況になったから勝てませんでした、で済ます気など、毛頭ないことでしょう。
むしろ、逆に・・・「ここでヘタをうってしまっては、無念の離脱となった仲間に申し訳が立たねぇ!」と奮起し、勝利を、勝ち点3を見舞いの品として持ち帰るくらいでなければ!
期待したいのは、古巣対戦となる安藤でしょう。
2017年の途中から2018年まで北九州に在籍。藤枝への移籍を経て、カターレ富山の選手としては初めてのアウェイ北九州戦となります。
2018年と言えば、北九州が最下位に沈んだ年。藤枝に移籍した2019年は北九州が優勝してJ2復帰を果たした年で、藤枝は3位フィニッシュ。
そんな安藤が再び立つことになる、北九州のピッチ。その心中やいかに?余人にはなかなか窺い知れぬものがあるかとは思いますが。
ただ、ひとつ言えるのは。
過去がどうあれ、今は今。
いまや、カターレ富山を代表する選手と言って過言ではない安藤。富山が北九州のホーム最終戦勝利を阻止せんと差し向ける、強力な刺客。藤枝時代からの石﨑体制の下で、そして監督交代を経て小田切体制となっても、なお主力として輝き続ける彼ですが。その健在ぶりを北九州ファン・サポーターにも知らしめてやろうじゃないかと。
点の獲り合いが予想される試合展開で、彼のチカラが必要となるシチュエーションは、必ずあるはず。存分に、実力を発揮してほしいです。
実現の見込みがほぼ無いまま、数字の上でだけ残る昇格の可能性。
それでも。
藤枝か松本のどちらか1チームでも連敗を回避したその瞬間に消え失せる可能性、それが北九州戦の試合終了を待たずにハーフタイムの時点で判明するような今節だけれど。
それでも。
他がどうかじゃない。
自分たちが、勝つかどうか。
取り巻く状況のみならず、新型コロナの影響までもが行く手を阻む障害となってたちはだかりますが。
それでも。
やらねばならないことは、明らか。
勝って、7勝2分け7敗となっている今季アウェイの戦績を、勝ち越しに変えること!その勝利を、シーズン最終戦に3連勝フィニッシュとする結果へと繋げること!
ならば、勝て!!!
必ずや勝利し、ホーム開幕戦で敗れたリベンジを成し遂げろ!
勝たれ!!!富山!!!!!
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