2-1で勝利!
最終盤までもつれる厳しい試合でしたが、終了間際に値千金の勝ち越しゴールが決まり、見事に勝利!開幕連勝以来の3連勝、そしてホームゲーム5連勝を飾り、駆けつけたファン・サポーターの期待にしっかりと応えてくれました。
PK献上、イエロー乱発と、どうにもこうにもきつい展開を強いられてしまっていたなかで。それでも勝利への執念を燃やし、勝ち点3に繋げてみせました。
これまでの積み重ねがあったからこその、価値ある勝利。
中断をはさむ関係で次のホームゲームは1カ月以上先となってしまいますが、そのときにもまた勝利し、笑顔でホーム6連勝を成し遂げるために。
精進を重ねていかねば。
午前中、近年なかなか見ないレベルの豪雨にさらされた富山県。「試合、大丈夫か?」との危惧もありましたが。
それでも試合までには雨も上がり。ピッチは濡れているにせよ、前節のように雨の中でないだけマシというコンディションで、今シーズンのリーグ戦初となるナイトゲームに臨むこととなりました。
スタメンは前節と変わらず。良い手応えを連勝につなげるべく臨むことに。
前節は逆転負けを喫した北九州。その悔しさを今節にぶつけるべく、前半から気合の入ったプレーぶり。
監督が「北九州のボールを動かす力はかなりのものがあり、ボールを奪いに行っても奪い切れないところがあった。」「北九州の守備以上に攻撃のところで、こちらがボールを奪いに行っても簡単に渡してくれなかった。」と試合後コメントしましたが、まさにそのような展開。
元J2クラブ、やはり戦力的にも他クラブより一回り、二回り上というか。今シーズンここまでの試合と比較しても、やりにくさが目立つ場面も。一筋縄ではいかない展開となりました。
それでも。
そこを踏まえてなお、なんとかせねば。それを、各選手がわかってプレーし続けたわけで。
先週までの一連の連戦で存在感を発揮してきた椎名が、今節もまた躍動。前線から果敢にボールに挑んでいくスタイルは、今節も変わることなく。
枠をとらえられなかったものの、思い切りのよいシュートで脅かしてみたりとか。エンドライン付近で相手を股抜きで突破、北井に絶妙なアシストをするも、相手GKのファインセーブに遭ってゴールならず、とか。
チャンス数そのものは多くはなかったものの、それでもしっかりと攻めの意識を見せていました。
すると、それが報われることに。
前半も大詰めの45分。椎名のシュートがポスト直撃、その跳ね返りにイッキが懸命に足を延ばして合わせ、見事にゴール!前半のうちに先制することに成功したのでした。
前節は、イッキのシュートがポスト直撃、その跳ね返りに合わせた椎名がゴール。今節は、その逆。なんとも、偶然と言うには出来すぎな。
それでも。決められたのは、得点への意識をしっかりと高めてプレーしていたからこそ。価値あるゴールとなりました。
難敵相手にゴールを奪えず無得点、という展開もあり得た今節。そんななかでしっかりと先制、勝利への道筋をつけることができたカターレ。
しかし、北九州もさるもの。
失点したからといって簡単には崩れず、後半に入ってもジリジリとした展開で試合が進み。
そんななか。
相手FKからの流れでペナルティーエリア内でファウル判定。PKを与えてしまうことに。
キッカーは3試合連続ゴールを狙う、エース池元。セレッソ大阪U23戦でPK阻止を成し遂げている永井のセーブに期待したものの・・・コースは読み通りだったものの、伸ばした手は及ばず。やはり、そこは百戦錬磨の池元、というべきか。きっちりと決められてしまい、同点に追いつかれることに。
接触プレーで窪田が負傷、途中交代したりだとか。勝ち越しゴールを狙わなければならない展開でしたが、簡単にはいかず。
交代で入った衛藤がネットを揺らし、勝ち越しゴールが決まったかに思われたもののファウル判定、幻に。
当然ながら、このまま終わるわけにはいかない。
逆転されるなど論外としても。引き分けすらもアウトと言える、まさに勝つ以外に無い試合。
それでも、なかなかに厳しい状況が続き、時間も着実に消費され。
勝利への意欲は当然あるにしても、なかなか決めきるには至らない・・・きつい展開が続きました。
試合時間も残り僅かの90分、勝負をかけるかたちでスンヒョンを投入。高さを活かした攻めが期待されました。
すると、その直後。
その交代意図通りに前線で体を張ったスンヒョンのプレーがCKのチャンスを呼び込み。
まさに、クライマックス。引き分けを良しとせず、あくまで勝利を信じて懸命に応援するファン・サポーターの声援がこだまするなか、キッカー・山形の蹴ったボールは弧を描き。
そこに飛び込んだのは、柳下!!
後方から頭で突っ込んでいったボールを叩きつける、お手本のような見事なダイビングヘッドが決まり、勝ち越し!!
スタンドのファン・サポーターのボルテージが限界を振り切ったのは言うまでもないでしょう。
「やっと自分自身、カターレに来てサポーターに認めてもらえるようなゴールが取れた。」という、柳下のカターレ移籍後初となった、まさに値千金のゴール。彼もまた、ここ最近の試合で起用され続けてきたなか、力を発揮してきた選手。それが、最高のかたちで報われた瞬間でした。
そして、タイムアップ。
劇的展開を制し、見事に3連勝を飾ったのでした。
「(追い付かれる苦しい展開だったが)J2昇格できるチームはそれでも勝ち切れる。こういう厳しいゲームをこれからも勝っていけるよう頑張っていきたい。こういうかたちで勝てたのはチームにとって大きい。継続してやらないと、この勝利の意味もなくなってしまう。次の試合からも一戦一戦、勝ち切れるようにやっていきたい。」
そう語った、殊勲の柳下。
まさに、然り。
この試合は、同じくJ2復帰を狙うクラブ同士の対戦でもありました。その中で、自分たちこそがその悲願を成し遂げるのだ、という強い意志を示さねばならない試合でもあったかと。
それを、勝利という結果で示してみせた。
その価値というものは、ただの1勝以上のものであるといえましょう。
カターレにとって劇的展開となった今節ですが、劇的だったのは県総でのこの試合だけではなかったようで。
首位・秋田は、無敗継続ながら後半アディショナルタイムに同点ゴールを決められるというショッキングなドロー。
3位・沼津は、2点リードを最終盤の連続ゴールで追いつかれてしまうというショッキングなドロー。
4位・栃木は、先制しながら逆転負けというショッキングな敗戦。
5位・長野は、0-3というショッキングな完敗。
上位陣がまったく崩れなかった前節とは打って変わって、上位陣が全く勝てなかったなか、カターレだけが勝利という。
勝利の重さ。勝ち点3の重さ。
勝ちながら強くなることの意義というものが、まざまざと見せつけられた第15節であった、と言えるでしょう。
もちろん、これで終わりではないのだから。むしろ、ここから。
開幕連勝以来の3連勝ですが、だからこそ。
J参入後初となる4連勝へ。
先の挑戦では0-3負けという苦い敗戦によって成し遂げられませんでしたが、だからこそ。
今まで出来なかったことへの、超えられなかった壁への、“超戦”。
今節の劇的勝利を、更なる飛躍へ。
闘いは、まだまだ続きます。
最終盤までもつれる厳しい試合でしたが、終了間際に値千金の勝ち越しゴールが決まり、見事に勝利!開幕連勝以来の3連勝、そしてホームゲーム5連勝を飾り、駆けつけたファン・サポーターの期待にしっかりと応えてくれました。
PK献上、イエロー乱発と、どうにもこうにもきつい展開を強いられてしまっていたなかで。それでも勝利への執念を燃やし、勝ち点3に繋げてみせました。
これまでの積み重ねがあったからこその、価値ある勝利。
中断をはさむ関係で次のホームゲームは1カ月以上先となってしまいますが、そのときにもまた勝利し、笑顔でホーム6連勝を成し遂げるために。
精進を重ねていかねば。
午前中、近年なかなか見ないレベルの豪雨にさらされた富山県。「試合、大丈夫か?」との危惧もありましたが。
それでも試合までには雨も上がり。ピッチは濡れているにせよ、前節のように雨の中でないだけマシというコンディションで、今シーズンのリーグ戦初となるナイトゲームに臨むこととなりました。
スタメンは前節と変わらず。良い手応えを連勝につなげるべく臨むことに。
前節は逆転負けを喫した北九州。その悔しさを今節にぶつけるべく、前半から気合の入ったプレーぶり。
監督が「北九州のボールを動かす力はかなりのものがあり、ボールを奪いに行っても奪い切れないところがあった。」「北九州の守備以上に攻撃のところで、こちらがボールを奪いに行っても簡単に渡してくれなかった。」と試合後コメントしましたが、まさにそのような展開。
元J2クラブ、やはり戦力的にも他クラブより一回り、二回り上というか。今シーズンここまでの試合と比較しても、やりにくさが目立つ場面も。一筋縄ではいかない展開となりました。
それでも。
そこを踏まえてなお、なんとかせねば。それを、各選手がわかってプレーし続けたわけで。
先週までの一連の連戦で存在感を発揮してきた椎名が、今節もまた躍動。前線から果敢にボールに挑んでいくスタイルは、今節も変わることなく。
枠をとらえられなかったものの、思い切りのよいシュートで脅かしてみたりとか。エンドライン付近で相手を股抜きで突破、北井に絶妙なアシストをするも、相手GKのファインセーブに遭ってゴールならず、とか。
チャンス数そのものは多くはなかったものの、それでもしっかりと攻めの意識を見せていました。
すると、それが報われることに。
前半も大詰めの45分。椎名のシュートがポスト直撃、その跳ね返りにイッキが懸命に足を延ばして合わせ、見事にゴール!前半のうちに先制することに成功したのでした。
前節は、イッキのシュートがポスト直撃、その跳ね返りに合わせた椎名がゴール。今節は、その逆。なんとも、偶然と言うには出来すぎな。
それでも。決められたのは、得点への意識をしっかりと高めてプレーしていたからこそ。価値あるゴールとなりました。
難敵相手にゴールを奪えず無得点、という展開もあり得た今節。そんななかでしっかりと先制、勝利への道筋をつけることができたカターレ。
しかし、北九州もさるもの。
失点したからといって簡単には崩れず、後半に入ってもジリジリとした展開で試合が進み。
そんななか。
相手FKからの流れでペナルティーエリア内でファウル判定。PKを与えてしまうことに。
キッカーは3試合連続ゴールを狙う、エース池元。セレッソ大阪U23戦でPK阻止を成し遂げている永井のセーブに期待したものの・・・コースは読み通りだったものの、伸ばした手は及ばず。やはり、そこは百戦錬磨の池元、というべきか。きっちりと決められてしまい、同点に追いつかれることに。
接触プレーで窪田が負傷、途中交代したりだとか。勝ち越しゴールを狙わなければならない展開でしたが、簡単にはいかず。
交代で入った衛藤がネットを揺らし、勝ち越しゴールが決まったかに思われたもののファウル判定、幻に。
当然ながら、このまま終わるわけにはいかない。
逆転されるなど論外としても。引き分けすらもアウトと言える、まさに勝つ以外に無い試合。
それでも、なかなかに厳しい状況が続き、時間も着実に消費され。
勝利への意欲は当然あるにしても、なかなか決めきるには至らない・・・きつい展開が続きました。
試合時間も残り僅かの90分、勝負をかけるかたちでスンヒョンを投入。高さを活かした攻めが期待されました。
すると、その直後。
その交代意図通りに前線で体を張ったスンヒョンのプレーがCKのチャンスを呼び込み。
まさに、クライマックス。引き分けを良しとせず、あくまで勝利を信じて懸命に応援するファン・サポーターの声援がこだまするなか、キッカー・山形の蹴ったボールは弧を描き。
そこに飛び込んだのは、柳下!!
後方から頭で突っ込んでいったボールを叩きつける、お手本のような見事なダイビングヘッドが決まり、勝ち越し!!
スタンドのファン・サポーターのボルテージが限界を振り切ったのは言うまでもないでしょう。
「やっと自分自身、カターレに来てサポーターに認めてもらえるようなゴールが取れた。」という、柳下のカターレ移籍後初となった、まさに値千金のゴール。彼もまた、ここ最近の試合で起用され続けてきたなか、力を発揮してきた選手。それが、最高のかたちで報われた瞬間でした。
そして、タイムアップ。
劇的展開を制し、見事に3連勝を飾ったのでした。
「(追い付かれる苦しい展開だったが)J2昇格できるチームはそれでも勝ち切れる。こういう厳しいゲームをこれからも勝っていけるよう頑張っていきたい。こういうかたちで勝てたのはチームにとって大きい。継続してやらないと、この勝利の意味もなくなってしまう。次の試合からも一戦一戦、勝ち切れるようにやっていきたい。」
そう語った、殊勲の柳下。
まさに、然り。
この試合は、同じくJ2復帰を狙うクラブ同士の対戦でもありました。その中で、自分たちこそがその悲願を成し遂げるのだ、という強い意志を示さねばならない試合でもあったかと。
それを、勝利という結果で示してみせた。
その価値というものは、ただの1勝以上のものであるといえましょう。
カターレにとって劇的展開となった今節ですが、劇的だったのは県総でのこの試合だけではなかったようで。
首位・秋田は、無敗継続ながら後半アディショナルタイムに同点ゴールを決められるというショッキングなドロー。
3位・沼津は、2点リードを最終盤の連続ゴールで追いつかれてしまうというショッキングなドロー。
4位・栃木は、先制しながら逆転負けというショッキングな敗戦。
5位・長野は、0-3というショッキングな完敗。
上位陣がまったく崩れなかった前節とは打って変わって、上位陣が全く勝てなかったなか、カターレだけが勝利という。
勝利の重さ。勝ち点3の重さ。
勝ちながら強くなることの意義というものが、まざまざと見せつけられた第15節であった、と言えるでしょう。
もちろん、これで終わりではないのだから。むしろ、ここから。
開幕連勝以来の3連勝ですが、だからこそ。
J参入後初となる4連勝へ。
先の挑戦では0-3負けという苦い敗戦によって成し遂げられませんでしたが、だからこそ。
今まで出来なかったことへの、超えられなかった壁への、“超戦”。
今節の劇的勝利を、更なる飛躍へ。
闘いは、まだまだ続きます。