君の名は
2017-01-23 | 映画
メガヒットの謎ということで紹介されていたので、ついに観てしまった。
「夢の中で出会う。男女が入れ替わる。」と、言うのは、平安時代にまで遡る伝統のモチーフだとか。「とりかへばや物語」
小野小町も夢で会った人を想い歌をよむ。「思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを」
それが時を超えて現代人の心の琴線に触れたこと。美しい映像。予想外に中高年の心をとらえたこともヒットの理由とか。出会いや別れを自分の人生と重ね合わせる。
ときめく出会いは若者だけにあると思っていた。年齢を重ねるとひとつひとつの出会いが大切になってくる。別れを何回も繰り返しているので、臆病にもなる。じゃまくさくなって年賀状を減らすように友達の関係を減らしていくようになるのは寂しい。
それにしても、夢に憧れの人が出てこないのはなぜか?見知らぬおっちゃんが、うちの家事をこなしていた夢を見た。よほど、人との出会いより寒くて掃除をしたくないというほうがわたしの頭の中では重要なのか。
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