令和二年最後の大相撲九州場所は、新型コロナ対策の一環として力士の大移動を避けるため、会場を東京の国技館で11月場所と名を変えて開催されました。
横綱不在の中での最高位となる大関貴景勝が優勝しました。祝福したいと思います。
一方その中で、両横綱が、二場所連続で休場といった寂しい場所でもありました。横綱は長期・連続休場しても番付上降格することはありません。それだけに、人格、体力共に万全の対策で臨んでもらいたいものです。ケガということだけでは済まされず、場所をけん引すた立場からも、自らの進退について適正な判断を下したり、或いは引退勧告を受けたりすることのないよう、努力が望まれます。
さて、恒例により、小生の保存の星取表の中から、数十年前の九州場所の優勝力士をピックアップしてみたいと思います。(今回は15年前、25年前、及び35年前の三場所を対象としました)
① 15年前の九州場所(平成17年・2005)の優勝は、横綱朝青龍(14勝1敗)で15度目でした。
この場所の横綱は、一人横綱の時代でした。
② 25年前の九州場所(平成7年・1995)の優勝は、大関若乃花(12勝3敗)が、兄弟力士の貴乃花を破り、2度目の優勝でした。
この場所の横綱は、貴乃花と曙の二人でした。
◆ ちなみにこの場所の静岡県出身の郷土力士の星取表です。
のちに親方となった潮丸の名前も見られます(序二段)。
③ 35年前の九州場所(昭和60年・1985)の優勝は、横綱千代の富士(14勝1敗)が4度目の優勝でした。
この場所の横綱は、千代の富士と隆の里の二人でした。
上の小画像は、その時の優勝した千代の富士。
◆ 来場所は、大関貴景勝が連続優勝すれば、横綱昇進の可能性も、或いは小結照ノ富士も高いレベル成績で優勝すれば大関返り咲きもあるかもしれません。
コロナ禍の収まることを期待するとともに、令和3年の初場所が無事開催されることに期待したいと思います。
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