『 立命館大生命科学部(滋賀県草津市)で今春、入学者が定員を大幅に超過したため他学部への転部をで、日本私立学校振興・共済事業団は4日、学校法人立命館(京都市)に対する今年度の私立大学等経常費補助金を25%減額すると決定した。文部科学省が「入試の公平性を欠く」と認定したことを受けた措置。減額幅は15億円程度の見込み。 生命科学部は定員280人に対して415人(1・48倍)が入学見込みとなり、立命館大は同学部の新入生に対して転学部希望者を募集し、8人が転籍した。 入学者数が定員を超過した場合、私立大学への経常経費補助金を不交付とする条件がある。今年度は「定員の1・40倍以上」が不交付の基準だった。 文科省は、転学部措置が教育条件を改善する目的ではなく、私学助成が不利にならないためだったと判断。「教育上の合理的な理由があったと判断できず、学校法人としての管理運営も適正を欠いている」とした見解を同法人に伝えた。 立命館大学の川口清史学長は「極めて厳しい措置で、重く受けとめている。現在、転籍についての検証を進めており、この検証を通じて大学としての社会的責任を明らかにしていきたい」とコメントを発表した』産経新聞
この転学措置は、学生が志望学部を選び入学試験を受けた意味が無くなります。新設学部の定員超過による経常費補助金の不交付 とする条件も有りますが。大学で学ぶ学生の利益、学部を選択する自由を尊重しないと何の為に大学が有るのか分かりません。せっかく希望して入った大学なのに学生の大学への失望感や不信感を生むだけです。大学として、筋の通らない事では有りませんか。立命館京子さんと名乗った人のコメントです。『立命館大学に薬学部はあったっけ?補助金緩和は無理がある。定員超過のペナルティー。これを緩和すれば、定員超過を助長する。そのくらい想像すればわかるはずだが。』もろちん入学者の定員超過による経常費補助金緩和をすれば、定員超過が他の大学でも増えると思います。私は学生の立場から、定員超過したからと言って大学が他学部への転部を応募するのはどうかと思うのです。立命館大学では二度目のことですが。このようなことが他の私立大学でも行われ定着したら大変です。文部科学省も学生の希望と大学で学ぶ権利を守る為、このような定員超過になり転学問題が起こった場合の対策を考えるべきだと思います。もう一人の通りすがりの立命館大学の学生さんからのコメントが有りました。「入学してすぐの転籍は確かに問題ある。しかし、転籍者に関して、別に強制や指名したのではなく、希望者を募る形をとったのだから、あなたの批判は当たらないと思う。実際、薬学部に転籍した人間を間接的に知っているが、喜んでいましたよ。」
大学が転学を強制したり、指名したりしたら大変な問題です。大学での学問,研究の自由、憲法第23条の『学問の自由は、これ保障する。』に違反しますし、大学生の教育を受ける権利、学習権、憲法第26条1 項の教育を受ける権利、学習権の侵害です。自分が希望しない学部に入り、今回の大学転学部措置で自分の希望する学部に入り喜んでいる学生の例をコメントに書かれていましたが。そういうことが起こるので、入試の公平性が損なわれるのです。何か他の学生と比べ不公正さを感じます。経常費補助金の不交付や定員超過の問題だけでは無いのです。何の為に公正な入学試験が行われ、何の為に大学入り、学部を選び研究するのが問われた出来事です。受験生の学部選択の自由や学問、研究自由が間接的にも損なわれる事にも繋がって行くのです。25人の新入生が生命科学部で、学び、研究する自由を立命館大学と文部科学省は保障すべきです。 立命館大学の「大学の自治と学問の自由」を何よりも尊重する立命館大学名誉総長の末川博先生の精神を今日の立命館大学のこれからの大学運営に是非生かして下さい。大学に希望を持って入学した学生の立場に立って考えることが、一番大切だと思います。
末川博先生の言葉「姿勢は低く、理想は高く、いつも心に太陽を持って未来を信じ、未来に生きる。」を皆忘れないで下さい。
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