『 サクランボ生産量日本一の山形県で、果樹の無駄な枝を電気に変えようという取り組みが動き出した。これまでゴミとなっていた剪定(せんてい)枝をバイオマスエネルギーとして有効活用しようというのだ。CO2排出抑制に貢献するとともに“環境に優しい果樹王国”として山形果樹ブランドのイメージアップを狙う。 山形県では、毎年11~3月、サクランボやラ・フランス畑などで、収穫期に合わせて生育や結実を調整するために、果樹の剪定作業が行われている。県村山総合支庁によると、剪定作業で切り落とされる枝は、県全体で年間3万9400トン、村山地域では約2万6000トンにのぼる。その大半がゴミとして廃棄処分されているのが現状だ。毎年大量に発生する剪定枝は、農家にとっても、処分に困る頭の痛い存在。JAやまがた(山形市)によると、枝を細かく破砕できる「チッパー」でチップ状にして堆肥(たいひ)にする再利用方法もあるが、チッパーは高価なため所有している農家は少数。そのため多くが園内で焼却処分にされてきた。 しかしCO2を排出するという環境への負荷や安全面などから、“野焼き”に対する風当たりは年々強まっている。JAやまがたは「農家は、煙が周囲の迷惑にならないよう、住宅から離れた山間部の園地などに運んで燃やすなど苦労している。剪定枝が有効利用されるなら歓迎したい」とバイオマスエネルギー化に期待する。 廃棄されている剪定枝をエネルギーとして活用する方法を検討するため、村山総合支庁と村山地域の4市1町、JA、環境関係のNPO法人など20団体は「村山地域果樹剪定枝等循環利用協議会」(会長、三浦秀一東北芸術工科大准教授)を設立、6月3日に初会合を開いた。協議会では剪定枝を木質バイオマス発電所に集め燃料とし電気に変える循環システムを作ることを軸に、議論が進められる見通しだ。 薪や堆肥として剪定枝を有効活用しようというのは、全国的な動きだが、発電の燃料にしようというのは珍しい試み。同協議会は「実現すれば、化石燃料の代替燃料として、二酸化炭素排出の抑制にも貢献できる」と意気込んでいる。今後、「農業」と「環境」の2つの部会を設置し、剪定枝の実態調査やその収集方法の検討を行い、11月に最終報告をまとめ、来年度からのシステム稼働を目指す。 山形県内には剪定枝を電気に変えることのできる施設がある。木質バイオマス発電所の「やまがたグリーンパワー」(村山市富並)だ。県内初のバイオマス発電施設として、昨年1月に試験運転を開始した。木質チップを不完全燃焼させてガスを発生させ、そのガスで、エンジンを動かし発電する。同発電所の青木寛彦所長(55)は「剪定枝は自然木なので燃料として問題ない。地元や環境問題に貢献したいという思いもあるし、ビジネスにつながれば一石二鳥。システムが動き出せば優先的に剪定枝を燃料にしていきたい」と語る。 しかし、実現に向けての課題は少なくない。バイオマス資源に共通する問題は、資源が各地に広く薄く存在し、回収費用がかさむことだ。 剪定枝の場合も、回収する地域をできるだけ絞りこむとともに、広く分散している果樹畑から効率的に回収、運送する仕組みが必要だ。また、発電所の燃料になるためには、剪定枝を細かく破砕していなければならず、これにもコストがかかる。 「これまで無料だった処分に、経費がかかるとなれば農家も協力に消極的になりかねない」(JAやまがた販売課)との指摘もある。 県村山総合支庁は「農家に負担をかけたり、自治体の補助金に依存するようなシステムでは実現しても長続きしない」として、剪定枝を提供することによって現金収入になったり、電力の現物支給が得られるなど、農家にもメリットがあるシステム作りを目指している。』 産経新聞
本当に特報、徳ダネです。おいしい山形の特産品のさくらんぼや洋なし、ザフランスの選定作業で切り落とされる枝が発電に再利用される素晴らしいバイオマスエネルギーの開発です。発明ですね。国産の山形のサクランボは、色も綺麗で、程よい甘味で口の中がさわやかになります。剪定枝の焼却も量が多いので手間も掛かり大変ですし、焼却時に二酸化炭素も出ます。山形県が一括していらなくなった剪定枝を県が回収する方法や大量の剪定枝をチップを裁断出来る新しいチッパーの機械を「村山地域果樹剪定枝等協議会」で考えて貰い開発して貰えば良いと思います。皆で智恵を出し合えば、高くない良い装置が出来ると思います。生産者農家の負担にならないように考えて下さい。今回の原油高の問題は、山形県のさくらんほや洋なしを作っている方々にも大きな影響を及ぼすと思います。生産者の皆さんの意見を尊重し、意見を出し合って、経費が掛からず、皆が納得して全員参加出来るようなシステムと受け皿を作って下さい。そうしないと環境に適合したバイオマス発電は、長続きしないと思います。自然に恵まれた日本、地球の環境保護も考え、人間にも植物にも動物にもやさしい自然環境を保護出来る風力発電や太陽熱発電の施設を増やし、水力発電のダムの点検や整備も考えるべきです。水素ガスによる自動車普及や他の動力機関への応用も必要です。日本近辺で戦争が起こらなくても石油の輸入が全面ストップすれば日本の経済は、壊滅的な打撃を受け消滅し、産業は立ち直れ無くなります。日本の石油に依存するエネルギー危機を真剣に考えなければならない時期に来ていると思います。バイオマス発電は、他の県でも利用範囲は広いのではないでしょうか。 りんごを沢山生産している長野県や青森県でも同じように剪定枝の処分に頭を悩ましているのではないでしょうか。全国の果樹園生産者の皆さんが、手をつないでバイオマス発電の輪が日本中に広がらないでしょうか。やまがたグーリンパワーのバイオマス発電所が、全国各地に出来ると良いですね。石油資源の無い日本です。輸入による石油消費量の多い日本より、環境保護の先進国の日本になって欲しいと思います。空気のおいしい、青空の光化学スモッグの出ない大空を取り戻して欲しいと思います。綺麗な空が戻り、皆で幸せの虹を追いかけたいですね。
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