『公立中学校の夜間学級(夜間中学)で学ぶ人を対象にした就学援助への大阪府の補助が、橋下徹知事による歳出削減で来年度から打ち切られる見通しになった。年間の補助総額は約1700万円。生徒1人当たり2万円と、ささやかな額だ。だが、生徒は戦争や貧困などで義務教育を受けられず、今も生活に余裕がない人が多い。「通えなくなる」と不安の声があがっている。 「日本で永住するために、日本語は私の生命の中には空気と水のようなものです」。大阪府守口市の市立第三中学校夜間学級で学ぶ男性の梁慶(リャン・チン)さん(57)は4月、学校の仲間約70人と日本語で橋下知事に手紙を出した。 母親が中国残留日本人婦人。文化大革命の混乱で中学校では学べず、中国で農業をしていたが、生活苦から抜け出したいと96年、妻と子4人と来日した。だが直後に結核や糖尿病を患い、望む仕事にはつけなかった。今は妻と2人、化粧はけを組み立てる内職のわずかな収入と月13万3千円の生活保護費で暮らす。 病院や買い物先で言葉が通じずに困り、02年から夜間中学に通い始めた。中国語を自由に話せなかった母親は心を病んだ末に病死した。梁さんは「母のようなつらい目に遭わないように」と勉強に励み、簡単な読み書きや会話はできるようになった。 自宅の府営団地がある枚方市から電車で通う。定期代と学用品代、校外学習費用を合わせ年6万6千円の援助を受け、自己負担はほとんどなく学べている。「自分で払うのはとても苦しい」と話す。 同中の夜間学級では、16~85歳の生徒184人の半数が就学援助を受けている。』 7月26日朝日新聞夕刊第一面
皆で支え守って来た公立中学の夜間学級・夜間中学のともし火を消さないで下さい。大阪府の赤字財政で゜、社会的弱者を切り捨てるのは止めて欲しいと思います。財政削減の大儀でも弱い者いじめにならいようには対策を立てて下さい。教育は、経済的にも家庭的な事情で学校教育、義務教育を受けられなかった人達にこそ保障されるべきです。就学援助打ち切りは教育基本法第4条の①「総ての国民は、等しく、その能力に応じ他教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的門地によって差別されない」の教育の機会均等の精神に反しまシ、憲法第26条一項の「すべての国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、等しく教育を受ける権利を有する」の学習権の侵害です。憲法と教育基本法の理念を大阪の教育行政に生かして下さい。夜間中学で学ぶ人達の権利、学習権、ささやかな希望と夢を奪わないで下さい。学ぶ喜びを行政は奪わないで欲しいと思います。文化都市大阪です。弱いものいじめをしないのが、町人文化に代表される大阪人の気質ではありませんか。浪速の、大阪人の義理と人情と心の温かさを忘れないで下さい。社会的弱者や身体障害者、難病の人達、高齢者には思いやりの有る行政を目指して下さい。
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