教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

夜間中学生への就学援助、廃止へ 生命線の年2万円(1/2ページ)

2008年07月27日 12時20分20秒 | 受験・学校

  『公立中学校の夜間学級(夜間中学)で学ぶ人を対象にした就学援助への大阪府の補助が、橋下徹知事による歳出削減で来年度から打ち切られる見通しになった。年間の補助総額は約1700万円。生徒1人当たり2万円と、ささやかな額だ。だが、生徒は戦争や貧困などで義務教育を受けられず、今も生活に余裕がない人が多い。「通えなくなる」と不安の声があがっている。  「日本で永住するために、日本語は私の生命の中には空気と水のようなものです」。大阪府守口市の市立第三中学校夜間学級で学ぶ男性の梁慶(リャン・チン)さん(57)は4月、学校の仲間約70人と日本語で橋下知事に手紙を出した。  母親が中国残留日本人婦人。文化大革命の混乱で中学校では学べず、中国で農業をしていたが、生活苦から抜け出したいと96年、妻と子4人と来日した。だが直後に結核や糖尿病を患い、望む仕事にはつけなかった。今は妻と2人、化粧はけを組み立てる内職のわずかな収入と月13万3千円の生活保護費で暮らす。  病院や買い物先で言葉が通じずに困り、02年から夜間中学に通い始めた。中国語を自由に話せなかった母親は心を病んだ末に病死した。梁さんは「母のようなつらい目に遭わないように」と勉強に励み、簡単な読み書きや会話はできるようになった。 自宅の府営団地がある枚方市から電車で通う。定期代と学用品代、校外学習費用を合わせ年6万6千円の援助を受け、自己負担はほとんどなく学べている。「自分で払うのはとても苦しい」と話す。 同中の夜間学級では、16~85歳の生徒184人の半数が就学援助を受けている。』 7月26日朝日新聞夕刊第一面

皆で支え守って来た公立中学の夜間学級・夜間中学のともし火を消さないで下さい。大阪府の赤字財政で゜、社会的弱者を切り捨てるのは止めて欲しいと思います。財政削減の大儀でも弱い者いじめにならいようには対策を立てて下さい。教育は、経済的にも家庭的な事情で学校教育、義務教育を受けられなかった人達にこそ保障されるべきです。就学援助打ち切りは教育基本法第4条の①「総ての国民は、等しく、その能力に応じ他教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的門地によって差別されない」の教育の機会均等の精神に反しまシ、憲法第26条一項の「すべての国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、等しく教育を受ける権利を有する」の学習権の侵害です。憲法と教育基本法の理念を大阪の教育行政に生かして下さい。夜間中学で学ぶ人達の権利、学習権、ささやかな希望と夢を奪わないで下さい。学ぶ喜びを行政は奪わないで欲しいと思います。文化都市大阪です。弱いものいじめをしないのが、町人文化に代表される大阪人の気質ではありませんか。浪速の、大阪人の義理と人情と心の温かさを忘れないで下さい。社会的弱者や身体障害者、難病の人達、高齢者には思いやりの有る行政を目指して下さい。

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言葉のしつけは母親から 若い世代ほど顕著 文化庁調査

2008年07月27日 09時58分47秒 | 受験・学校

『 子供の時に家庭で言葉遣いを注意してくれたのは父親より母親の方が多く、若い世代ほどその傾向が強いことが、文化庁が24日に発表した07年度「国語に関する世論調査」でわかった。また言葉の意味で「憮然(ぶぜん)」「檄(げき)を飛ばす」は、本来と違う意味で使う人が7割を超えていた。 国語施策の参考にするため、3月に全国で16歳以上の1975人に面接調査した。  子供の時に家庭で言葉遣いを注意された人は全体の59.7%。注意したのは母親が63.4%で、父親の25.6%を引き離した。世代別では60歳以上が母親52.7%、父親32.1%に対して、16~19歳は母親77.8%、父親16.7%。若い世代の父親ほど、言葉のしつけで影が薄い。  日常でカタカナ語が多いと感じる人は86.1%にのぼり、好ましくないとする人(39.8%)が好ましいとする人(14.5%)を上回った。 カタカナ語60語について理解度を尋ねると、「ウェブサイト」が02年度の31.9%から59.4%に、「ログイン」が28.9%から55.4%に増えるなど、IT関連の語の普及が目立った。「ストレス」は社会状況を反映しているのか、02年度に続き認知度・理解度・使用度とも1位だった。 よく聞く言い方に関する質問では部下が上司に「休まさせていただきます」と言うのが気にならない人が49.1%もいた。「休ませていただきます」が正しい。 慣用句では「論陣を張る」より「論戦を張る」、「足をすくわれる」より「足下をすくわれる」を使う人が多かった。「憮然」は「腹を立てている様子」、「檄を飛ばす」は「元気のない者に刺激を与えて、活気づける」ことと思っている人が多かった。「煮詰まる」も30代以下の世代では7割が「結論が出せない状態になる」と思っていた。』 アサヒコム

子供の時言葉遣いを注意してくれたのは、父親より母親のほうが多かったと私もそう思います。どこの家庭でもお父さんは、仕事が忙しいので子供に言葉遣いを注意したり、教える時間が無いのだと思いますが。これからは、お父さんも子供さんとの家庭での対話を増やすためにも言葉遣いを教えてあげて下さい。最近言葉の乱れが日本の世相を反映していると思います。学校のいじめ問題から多く殺人予告サイトへの書き込み小学校先生の教頭抹殺プログ事件まで、家庭での日本語教育の躾け、親が子供に言葉遣いをきっちり教えていないのが原因と思います。家庭教育の大切さ重要性を世に問うている出来事ばかりです。常識の有る親なら言葉遣いや日常出来事においても使って良い言葉と悪い言葉を教え、子供に注意しますので、子供も使ってはいけない言葉や言ってはいけないことを言わないと思います。常用漢字の改訂で「俺」が使えるようになりましたが、公的な場所では使えない言葉です。高校生の作文でも「俺は」と書き、「私は」と書けない高校生もいます。言葉遣いの公私の区別をつけることが大切です。目上に対する敬語の使い方や乱れも忘れてはなりませんし、日本語の敬体と常体の正しい使い分けも必要です。無理に外国語や専門用語をカタカナに変えると分かりにくくなりますので、無理にカタカナに変えないほうが良いと思います。言葉の乱れは、非行の始まりと生活指導の先生は言いました。最近の日本語の乱れや今問題になっています殺人予告サイトの事件を見ますと日本語教育への警鐘と思います。日本語を正しく話せ、書け、読める日本語教育の充実が今こそ望まれる時ではないでしょうか。バソコンが便利ですが、たくさんの優れた辞書も出版されていますので、広辞苑や漢和辞典を調べ、本当の言葉の意味を学ぶことも大切です。ここに上げられた慣用句の意味を書いてみました。「論陣を張る、新聞社が論陣を張ると良く言われましたが。弁論を戦わすかまえ。」、「論戦を張るは、国会などでお互いに議論を戦わすこと。」、「足をすくわれるは、ちょっとしたすきにつけ込まれて相手に失敗させられるという意味になります。「足元をすくわれるは、『足元』」は実際すくうことはできません。地面ですから」、「檄・げきを飛ばす意味は、自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること」、「憮然・ぶぜん、失望してがっかりしている様子」、「煮詰まる、議論や考えなどが出尽くして結論を出す段階になること」後10年たてば、言葉の意味が本来と変わってしまうかもしれない」と文化庁国語課のコメントのようにならないように望みます。

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