教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「ちくちく」より「ほかほか」でいじめ根絶 熊本・長洲

2009年06月22日 13時12分47秒 | 受験・学校

『 どうすればいじめをなくせるか考える熊本県長洲町の「いじめ根絶ながす町会議・青少年健全育成ネットワーク会議」の初会合が17日、同町の腹栄中体育館であった。学校と家庭、地域が連携して「心のきずな」を深め、いじめ根絶に努力しようと誓い合った。  町や県、荒尾署などの行政機関代表と町内の6小中学校長、幼・保育園長、各PTA会長、住民代表ら約30人が参加し、子どもを取り巻く現状と課題を話し合った。各校長が取り組みについて説明。六栄小の坂本裕文校長は「人を不快にさせる『ちくちく言葉』より、温かくさせる『ほかほか言葉』を使う運動」を紹介。腹栄中の戸越政幸校長は「あいさつを交わすことから始めよう」と提唱した。 今村義隆・町教育長は「学校、家庭、地域が互いの役割と責任を自覚し、相互に補完しあっていじめ根絶に取り組む機運を高める。子どもたちに豊かな人間性や社会性をはぐくむ取り組みを充実させ、いじめの未然防止と解消に努めよう」と話した。』 アサヒコム

☆「『ちくちく言葉』より、温かくさせる『ほかほか言葉』」の使う大切さを皆さんに知って頂きたくコラボ企画のプログから引用させて頂きました 。

『竹内和雄先生と金山先生の協同コラム「函館教師サポート研究会」URL www.hakodate-u.ac.jp/katy

「函館教師サポート研究会」講師でもある大阪府寝屋川市教育委員会の指導主事、竹内和雄先生とのコラボ企画です。コラムの内容は、生徒指導や教育相談、体験談など様々です。気まぐれに更新されますので、要チェックです。

ちくちく言葉とほんわか言葉                                  

                                     金山健一

もし、あなたが集団から「死ね」と言われたらどうしますか 中学生がいじめと感じる言葉の第1位が「死ね」。ちなみに第2位は「キモい」第3位は「うざい」です。その他にも、「クサイ」「消えろ」「邪魔」など、思わず耳をふさぎたくなるような言葉が多数ありました。一方、中学生がかけられて嬉しい言葉<ほんわか言葉>の第1位は「ありがとう」です。次に「優しいね」「おはよう」などが続きます。日常の何気ない挨拶の言葉が上位に入っているのです いじめの予防に<チクチク言葉>を学級で使わないという運動を行う学校が増えてきました。子どもたちにいじめで使われる言葉のアンケート調査をし、その結果を子どもたちがまとめ、自分たちの学級の<チクチク言葉>の順位を決定します。上位にランクされた言葉は、自分たちの学級では絶対に使わないという宣言をするのです。大半のトラブルの最初は言葉から始まります。しかし、言葉で人は傷つけられもしますが、元気をもらうこともあるのです。家庭内での<ほんわか言葉>はどうでしょうか。夫は「いつも美味しい食事をありがとう」。妻は「残業が多くて大変だけどいつも私たちのためにありがとう」。正直なかなか言えないことも多いのでは……。朝食と脳の関係から、朝食を食べる子どもの成績が、朝食をとらない子どもと比べて良いという調査結果も発表されました。朝食をしっかり食べている子どもたちは、慌ただしい中でも食卓を囲みながら家族の会話があり、心のエネルギーを充電しているのではないでしょうか。「行ってらっしゃい」という一言があるかないか、逆に家庭で朝から〈チクチク言葉〉を浴びせられるかどうかで、子どもたちの一日の過ごし方が変わってくるのです。あるいじめの調査で「いじめられる生徒にも問題があるからいじめられる」と答えた中学生が割を超えたといいます。この考え方はとても危険です。「問題があるのだからいじめられても仕方がない」だから「殴ってもいい」。これは児童虐待の問題とも繋がるのです。赤ちゃんがうるさいから、寝付かないから、殴ってもいい。タバコの火を押し付けてもいい。しかし、世の中で誰一人殺してもいい存在の人など決していないのです。全国の児童相談所が児童虐待に対応した件数は、平成2年では1,101件でしたが平成17年度には34,451件。実にわずか15年間で30倍にも急増しているのです。いじめの問題は、学校だけの問題ではありません。「いじめてもいいんだ」という風潮は5年後、10年後に大きな社会問題として襲ってくるのです。人は必ず年をとり、老いていきます。そんな時「年寄りだから殴ってもいい」そんな社会にはしたくありません。今からでも〈ほんわか言葉〉を意識して、すべての人が住みよい社会をつくっていきたいものですね。』

                                  

                                     金山健一

☆ちくちく言葉とほんわか言葉は、「函館教師サポート研究会」代表の金山健一先生の御高配により掲載させて頂きました。お礼を申し上げます。

人間関係の基本、大切なものは言葉、日常使われている言葉が日常生活や人と人とのコミニケショーンと取って大事だと言う証明です。毎朝集合する場所に犬を連れて、小学校まで行き帰りの安全を守る役目のおじさんに子供達が、元気に毎朝おきな元気な声で「おはようようございます!」と元気いっぱいの子供達に挨拶の大切さを大人も忘れているのではと最近思います。挨拶は、相手に好印象を与え自分をも元気にしてくれるのです。元気な声で、挨拶すれば自分にも勇気が湧き出るのです。自分から挨拶すると相手も又挨拶して返してくれるので挨拶は、心を写すの鏡です。「気」は元気、気力のもとです。気功の字の「気」、人間の「気」を大切にしましょう。人間は、昔から気により健康状態も左右されていると言われています。家の中でも朝起きても親子同士挨拶をしない家庭が増えているらしいです。ほんわか言葉で明るい家庭にし「笑う門には福来る」にして下さい。家庭でも学校でも、地域の人達も子供達とお互いに元気な声で挨拶し話合えば、明るい地域になり、不幸が立ち去り、いじめや不幸せは立ち去るでしょう。言葉は、大切です、言葉は命、宝です。人を幸せにするのも言葉遣い一つです、昔から言葉一つで、人を生かしも殺すもすると言われて来ました。日本語の言葉として、おかしい「いじめ言葉」、ちくちく言葉を使わずに正しい日本語を使って欲しいと思います。いじめ言葉は。子供達だけでは有りません。60才過ぎても人の胸を突き刺すような言葉を平気で使う女性もいます。人の心を傷つけたり、悲しますような言葉、言われた人を不幸にするような言葉を使えば今度は自分に返って来て自分が不幸になるのです。言霊、ことだまの不思議さです。国際化時代からこそ、日本語の美しさや大切さ、昔の人達から教えられて来た冠婚葬祭や日常行事、日常生活で使っては良くない言葉遣い、手紙のマナーなどもう一度皆で考え直すべきです。お年寄りや親から教わった日常生活における風習や習慣付けられたこと中に日本語の正しい言葉遣い、人への思いやりある話し方や心使いに日常生活でのマナーや作法の教えが、家庭で代々親から親に教え伝えられて来た大切な教えと思います。昔からお年寄りのして良くないことをしたら、結果的には悪い結果になると良く教えられたと思います。日常生活の中で昔からの教え、決りや社会的常識、マナーを大切にしたお年寄りから若い人への教えでも有ったと思います。最近のいじめ言葉やいじめを書き込んだ文章を見ますととても日本の子供達が書いたものとは思えません。何と情け無い言葉を使うのだろう。日本語と間違いだらけでは無いか。いじめやいじめ自殺者を出した学校の国語の先生は、どんな先生だろうと思います。本当は、日本語として、おかしい間違いだらけのいじめ言葉何か、皆で蹴飛ばス勇気を持って欲しいと思います。日本語の表現の敵で、本当に最低名言葉ですよ。こんな言葉ばかり使っているようでは、いじめっこの将来は有りませんよ。国語のテストでも採点に値しない間違った言葉では有りませんか。いじめやいじめ自殺者を出した学校の生活指導の取り組みの甘さも有りますが。いじめ言葉やいじめを書いた文章を読んでその学校国語教育の教育力の無さを感じませんか。国際化時代の今日の日本だからこそ日本語が正しく聞け、書け、話す能力が必要です。今の高校生ですら、日本語、漢字を正しく聞け、書け、話すことの出来無い高校生が多くなっている日本の現実を見ますしと母国語としての日本語を大切にし、日本語教育=国語教育の充実を図るべきです。小さい時から塾に行き、全国学力テストの成績公表による都道府県順位より、教育の基礎力、総ての基礎学力の原点となる国語力を身に付ける国語教育の強化を小学校1年生から実施すべきだと思います。作文に漢字も書けない小学生が増えています。いじめ問題は、家庭や地域の人達が言葉の大切さを皆で考え、実践することから解決していける問題と思います。母国語を大切にしない国は有りません。熊本県長洲町の「いじめ根絶ながす町会議・青少年健全育成ネットワーク会議」の皆さん、心がほかほかする「ほかほか」言葉を使っていじめをなくし、明るくて幸せな長洲町にし下さい。

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