教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

感染症は「正しく怖がって」―新型インフルと「心のケア」

2009年06月15日 15時43分39秒 | 受験・学校

6月14日17時18分配信 医療介護CBニュース

感染症は「正しく怖がって」―新型インフルと「心のケア」
国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官
 「皆さんの協力で、貴重な情報を得られた。ありがとう」―。新型インフルエンザ感染者の集団発生で学校閉鎖になってから2週間後の6月1日、学校を再開した関西大倉学園の全校集会で、国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官が講演し、生徒らに呼び掛けた。講演の目的は、生徒たちの「心のケア」。集団感染が発覚して以来、同校への誹謗中傷が相次いでいたからだ。神戸と大阪で積極的疫学調査にかかわり、複数の学校を訪問した安井研究官は、「感染した人が悪いのではない。感染症を不必要に怖がる必要はないし、『正しく』怖がるべき。病気に対して粛々と対応していけばいい」と話す。 関西大倉学園は大阪府北摂地域の中高一貫校。5月17日までに64人の新型インフルエンザ感染が確認された。学校は閉鎖され、「関西大倉学園」の名前は連日報道された。 「今でこそ、季節性インフルエンザとあまり変わらないといわれているが、当時はどんなウイルスなのか、どんな影響があるのか分からない状況だった」と、同校の大船重幸教頭は振り返る。「防護服を着た人たちに突然、連れ出されることになった生徒や、家族全員が1週間、自宅で缶詰めになった生徒もいた。これを思うと言葉にならない」。同校が「ウイルスをばらまいている」といった誹謗中傷も後を絶たず、学校関係者のタクシーの利用や、制服のクリーニングを断られることもあったという。 学校の再開前には、校内の消毒もした。「専門家から、(ウイルスは既に死滅しているので)消毒の必要はないと聞いており、意味がないということも分かっていた。しかし、こういう風潮の中では、やらざるを得なかった」。
 安井研究官が同校を最初に訪れたのは5月17日。積極的疫学調査を行うためだった。安井研究官は学校側の協力を得て、感染者の情報収集や家庭訪問を実施。症状の特徴や感染ルートなどの情報が得られたが、「生徒が近所で『関西大倉学園の生徒だ』と言われるような状況だった」という。感染者が出たほかの学校も訪問したが、校長はじめ学校関係者や生徒の家族の多くが「誹謗中傷」されている状況。ある学校の校長は、心労で声が出なくなってしまっていたという。「絶対にあってはいけないことだ」(安井研究官)。
■「誰が悪い」というのはナンセンス
 関西大倉学園の生徒への講演は、安井研究官自身が同校に対して頼んだことだった。「校内で新型インフルエンザが流行したことで、生徒はみんな不安に思っていた。誹謗中傷もあった。心に傷を抱え、2週間頑張って自宅待機していた子どもたちに、何とかメッセージを伝えたいと思った」という。 学校側も専門家による説明を歓迎した。大船教頭は「生徒は不安を抱えていたと思う。安心感を与えることが一番の目的だった」と話す。 こうして迎えた1日の全校集会には、安井研究官のほか、同研究所の岡部信彦・感染症情報センター長も駆け付けた。安井研究官は新型インフルエンザについての科学的な説明をした上で、「この学校だから流行したわけではない。なぜか(新型インフルエンザが)高校生の間で流行していて、それがたまたま入り込んだだけ。入り込んでしまったら、感染が広がるのは全然不思議ではない」「感染症では、『誰が悪い』などと考えるのはナンセンス。誰も悪くない。胸を張って、これから人生を歩んでほしい」と呼び掛けた。 岡部センター長は「皆さんがインタビューに答えてくれたおかげで、症状の分析ができた。これまでわたしたちが得ていたのは、米国やメキシコの状況に関する情報だったが、自分たちの状況が自分たちの手で分かってよかった。この情報はきちんとした形でWHOなどに報告する」と謝意を表明。安井研究官も、「この情報は世界中の多くの人たちの役に立つ。2週間本当によく頑張ってくれた」と語った。
 「関西大倉学園に何か問題があったわけでも、自分たちが悪かったわけでもない。そういう話を丁寧にしてもらえてよかった。効果は抜群だったと思う」と大船教頭。講演後、体育館には生徒らの拍手の音が鳴り響いた。 安井研究官は「インフルエンザが日本に入ってきたことに対し、粛々と対応する。それでいいと思うし、それ以上ではないと思う」と話す。「感染症を不必要に、過剰に怖がる必要はない。『正しく』怖がってほしい」。風評被害が広がると、疫学調査で患者から協力を得ることが難しくなる可能性もあるという。 「忌み嫌うというのは、ある意味、怖いからやっているのだと思う。だが、それはやめてほしい。感染症に立ち向かっていかなければならない」。
なぜ新型インフルエンザに渡航暦の無い高校生が感染したのか本当のことが分かりません。物事には、何でも原因があり結果が有ります。感染原因を突き止め本当の事実を見つけるのが、科学者の目であり、医学者の努めです。国立感染症研究所は、調査結果を公表し新型インフルエンザの感染者を多く出している高校の誹謗中傷を無くす為にもなぜ高校生に多くの感染者が出たのか医学的に解明し、国民に分かりやすく調査結果を説明して欲しいと思います。戦後民主主義の原点、国民の不安と危惧を一掃する為の情報公開と説明責任を果たすべきです。
今の学校教育においても現実から目を逸らさないで、事実を見据えることも大切です。事実をうやうむやにせずに、事実を探求する姿勢を持たないと教育の価値は有りません。
感染経路や感染原因を医学的調査、解明しないと今後の新型インフルエンザが、再流行した場合には正しい対応が皆出来ないと思います。
関西大倉高校の生徒や兵庫県立神戸高校の生徒が悪いのではなく、新型インフルエンザにこそ問題があるのです。問題を摩り替えてはなりません。新型インフルエンザが高校生だけになぜ感染者が増えたのか、早急に感染ルートや感染原因を明確に究明する必要が有ると思います。国民の不安や誤解、風評被害を晴らすのに一番大切なことだと思います。秋以降又新型インフルエンザが再流行する可能性も有ります。新型インフルエンザの感染拡大を仮定や仮説で、説明されても、正しい医学的根拠によるものとは言えませんし、国民は納得しないと思います。新型インフルエンザの免疫力もアメリカのように疫学調査し、日本も研究する必要が有ると思います。

関西大倉高校の先生や職員、生徒の家族が皆新型インフルエンザに感染していた訳ではないと思います。学校関係者、生徒、保護者に対する中傷誹謗は基本的人権の侵害ですし、人間として卑怯でしてはいけないことです。視野の狭い島国根性丸出しです。関西大倉高校の校訓「全校一致のもと、誠実でやさしさと活力あふれる、人間を形成する。」を実践し、教職員の皆さんも中傷誹謗に負けないで頑張って下さい。 世界人類も日本人もこれまで数々の伝染病やインフルエンザと闘い生き残って来たのです。人類の歴史は、伝染病やウイルスとの闘いの歴史では有りませんか。新型インフルエンザに対する免疫力の問題と、ワクチン開発も未だ日本では出来ていませんが国民が力合わせ一致協力して、新型インフルエンザウイルスの医学的正体を突き止めむやみに怖がらずに一人一人が、挫けないで立ち向かう勇気も必要です。新型インフルエンザに誰も負けてはいけないのです。

関西大倉高校も国立感染症研究所の調査結果が出ましたら、学校として正式に公表し、今後新型インフルエンザの感染者が学校で出ないように貴重な経験を生かして日本での新型インフルエンザ感染防止の対策の為に是非役立て下さい。
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逮捕の決め手は「ツツジの花びら」 ひき逃げ容疑者逮捕

2009年06月15日 12時58分27秒 | 社会・経済

 『逮捕のきっかけはツツジの花びらだった。ボランティアで植え込みの清掃作業をしていた男性をはねて死なせ、そのまま逃げたとして神奈川県警山手署は12日、自動車運転過失致死と道交法違反(救護措置義務違反)容疑で、住所不定の平山勇容疑者(37)を逮捕した。  同署によると、平山容疑者は5月23日朝、横浜市中区本牧原の市道で乗用車を運転中、男性(68)をはねて逃げた疑いがある。男性は全身を打って死亡した。  逃走車が植え込みのツツジに突っ込んでいたため、捜査員はツツジを決め手の一つに、事故車両を捜していた。  数日後、捜査員が現場近くの駐車場で散らばったツツジの花びらを見つけた。車は止まってなかったが、同署が駐車場を借りている車の所有者の女性から事情を聴いたところ、同居している平山容疑者に車を貸したことが分かり、逮捕となった。平山容疑者は「居眠り運転していた」と話しているという。 』アサヒコム

ボランティアで、植え込みの作業をしていた男性をひき逃げしたとは本当に悪いことです。植え込みのつつじが見ていたのです。植物、総ての花から気、オーラーも出てます。良く咲いている花をゆつくり観察していれば、気、明るいオーラーの出ている花が見つかりますよ。花にも木にも生命が有ります。人間が心から語り掛ければ応えてくれるでしょう。ボランティアで植え込みの清掃をしていた車の男性をつつじは、毎日見ていてひき逃げ犯につつじの花びらをつけておいてくれたのでしょう。つづしのこの男性への恩返しでしょう。老子の「天網恢恢疎にして漏らさず、てんもうかいかいそにしてもらさず。」天の法綱は、広大で目が粗いようだが、悪人は漏らさず捕獲すると言う諺どおりかも分かりません。人間は、高等動物で動植物には人間のことは分からないと思っている人もいますが。草花は、人間の心を癒してくれていますし、人間が 素直な優しい心を持てば、植物や木と人間は話や対話が出来るのではと思います。人間の心からの呼びに応えてくれると思います。自然環境の保護や自然破壊の現状を草花が、私達人間に警鐘として教えてくれているように思います。花壇やプランタンの植え込みの花を平気で抜いたり、切ったりする人間には、植物を育てる手間や暇や生命の尊さや植物の持つ人間に対する大切さが分かっていないのではないでしょう。人間の心と命を大切にする教育を実践するには、自然に親しみ、自然から学ぶ謙虚な姿勢が大切だと思います。動植物とともに人間が共生する日本にしないと日本の綺麗な四季と美しい自然は守れないのではないでしょうか。

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