『新型の豚インフルエンザの影響で、修学旅行の中止を出発直前の駅で知らされた大阪市立高倉中学校(都島区)の3年生が、21日、改めて旅行に旅立つ。キャンセル料は宿泊先や旅行会社などの配慮で免除に。生徒たちは「今度こそ何事もなく、無事に出発したい」と期待に胸をふくらませている。 3年生約160人は5月18日から2泊3日の旅程で、東京ディズニーランドや国会議事堂などを訪れる予定だった。だが、大阪市は18日朝、新型インフルエンザの感染拡大を受け、小中高校などの一斉休校と修学旅行の中止を決定。生徒への連絡は間に合わず、新幹線に乗るため集合していたJR新大阪駅で山ノ井寛久校長から「残念ですが、このまま引き返します」と中止を告げられた。 費用面から旅行は取りやめになる可能性もあったが、学校側が「中学生活の一番の思い出を何とか体験させたい」と、旅行会社にキャンセル料の免除などを要望。すべての交通機関とホテル、訪問先の施設が応じ、当初の旅程での旅行が可能になった。 旅行が中止になったあの日、生徒たちは無言で学校に引き返した。下級生もいない、がらんとした校舎。泣き出す生徒もいたという。 里本友哉(ともや)君(14)は「校長先生のあいさつはびっくりしたけど、後で絶対に『冗談でした』って言うと思ってた。ていうか、『言ってくれっ』て願ってた」。大羽(おおは)明日香さん(14)は「校長先生はいつも明るい感じで話をするんで、テンションの低いしゃべりに、『これは何かある』って思った。でも中止って。信じられへんかった」。 山ノ井校長も「あれだけ難しいあいさつは、教員人生で初めて」と振り返る。市教委から中止の連絡を受けたのは当日の午前7時半ごろ。生徒に伝えるまでの約1時間、どう話せばいいのか悩んだ。続々と駅に集まる子どもたちが無邪気にはしゃぎ、いつも以上に点呼にきびきび答える姿を見て、切なくなった。生徒を傷つけぬよう、インフルエンザが蔓延(まんえん)している現状と、予防策として一斉休校になった経緯を、順序立てて説明した。 旅行中止が報じられると、学校には卒業生の保護者らから援助の申し出が相次いだ。新聞で事態を知り、子どもたちを元気づけようと、東京から学校にお菓子を送ってきた大学講師もいた。 山ノ井校長は「子どもたちはつらい思いをしたが、温かい心遣いをたくさんいただいた。皆さんのおかげで再出発できる。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。』 アサヒコム
山ノ井校長の「あれだけ難しいあいさつは、教員人生で初めて」と言う生徒への挨拶に教育者としての誠実さ、「子どもたちはつらい思いをしたが、温かい心遣いをたくさんいただいた。皆さんのおかげで再出発できる。感謝の気持ちでいっぱいです」と話された言葉に子供達への思いやりと心の暖かさを感じました。皆のサボートと支援で、新型インフルエンザで遅れました大切な学校行事の修学旅行実施出来て本当に良かったですね。子供達の幸せの修学旅行の夢を奪わないで、是非延期中止した学校も、もう一度再考し修学旅行先を考え新型インフルエンザが流行していない地域や場所、時期を選んで修学旅行を実施して下さい。夏休みに涼しい地域への林間学習を兼ねての修学旅行も気分一新が良いと思います。日本には、東京や大阪、奈良、京都、神戸以外にも修学旅行先は自然に恵まれた素晴らしい良いところはいくらでも有ると思います。日本再発見です。子供達の一生の思い出になるところを探して下さい。子供達が修学旅行に出発出来、保護者の負担にならないように旅行社、交通機関、旅館やホテルのキャンセル料免除の特別扱いによる救済と各都道府県の援助と支援をお願いしたいと思います。大阪市立高倉中学校の皆さんの修学旅行の楽しい思い出作りと皆さんの無事帰阪を心からお祈り申し上げます。
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