教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

奨学金返済猶予、対象者10万人に…日本学生支援機構

2009年06月14日 17時30分52秒 | 受験・学校

『 不況による奨学金滞納者の増加に対応するため、独立行政法人「日本学生支援機構」は9日、奨学金の返済猶予を認める対象を従来の2・5倍にあたる10万人に拡大すると発表した。 景気の急激な落ち込みで修学困難に陥った学生のため緊急奨学金の枠も2倍の8000人に増やす。 同機構によると、就職難などの影響で奨学金を3か月以上滞納している人は毎年増加し、今年3月末時点では20万3000人。昨年から、債権回収機構に督促を委託したため、この1年は経済状況が激変したにもかかわらず、増加の幅は3000人にとどまっているが、5年前との比較では3万人以上も増えている。 返済猶予は、卒業の半年後から始まる返済を最長5年間見合わせる措置。』時事通信

少し古いですが『文藝春秋』2006年4月号に『ノンフィクション作家、佐野眞一氏の「ルポ 下層社会」が「副題には「改革に棄てられた家族を見よ」とあり、東京都足立区を舞台に、格差社会の現実が、浮き彫りにされている。ここで言う「改革」とはもちろん、小泉純一郎首相が進めてきた構造改革のことだ。佐野氏はそれについて次のように書いている。「戦後日本は富の分配、再分配に関して、総じて公平な社会がつづいてきた。そうしたケインズ型社会が、01年の小泉政権の誕生と構造改革路線以降、アメリカ流新自由主義を理想に掲げたハイエク社会に変わった。その小泉改革のしわ寄せを一身に受けているのが、格差社会が著しく進行し、その最底辺に叩き落とされつつある足立区だといえる」足立区がなぜ、格差社会の下層に叩き落とされつつあると言えるのか。佐野氏はルポの中で2006年1月3日の朝日新聞朝刊1面に掲載された記事を紹介する。――公立の小中学校で文房具代や給食費、修学旅行費などの援助を受ける児童・生徒の数が04年度までの4年間に4割近くも増え、受給率が4割を超える自治体もあることが朝日新聞の調べで分かった――給率が42%にも上る自治体の一つが、足立区だったのだ。」掲載されていましたが。今の日本庶民の生活状況を反映している不況による奨学金滞納者の増加の問題も関連しているように思えてなりませんので書くました。教育は経済に大きく影響されると言うことは本当で今回の世界同時不況で、事実が証明されたと言えます。不況による奨学金滞納者の増加は、日本の今の国民生活の実態の表れと思います。社会的格差の矛盾が解決されないままの状態の日本にアメリカのサブライムローンによる世界同時不況が起こり、二つが重なり庶民は、生活が苦しくなり経済的困窮している状況です。大学生から高校生までの就職内定取り消しや大学生の就職浪人も出て、就職出来ずに大学に留年している大学生が多くて、貸与された奨学金の返還も困難な状況と思います。文部科学省も各大学で就職浪人や就職出来ずに留年している大学生の全国調査をすべきでは有りませんか。経済的に恵まれていて、正当な経済的理由の奨学生だった人は、これから奨学金を受ける奨学生の為にきっちり返還して欲しいと思います。経済的名理由も無いのに奨学金貸与の借り逃げ゛をしている奨学生が多いのは問題で、日本の奨学金の制度崩壊を防ぐ為に責任を果たして下さい。後に続く奨学生が、奨学金を受けて勉強出来なくなります。自分さえ良ければ、良い。自己中心主義者では困ります。奨学金を受けたインテリとしての値打ちが有りません。奨学金を受けたくても、受けれなかった人のことも考えて下さい。元は国民のお金、税金を借り逃げすることは、法律的にも道徳的にも、人の道として許されません。庶民の生活の目線に立った社会政策で、庶民が生活に困らないように、アメリカのオバマ大統領の政策を見習い、庶民を犠牲にしないで、日本の産業を戦後支えて来た中小零細企業者を切り捨てないで、国民の幸せを考えての実効性の有る景気対策を早急に実行して欲しいと思います。日本の未来を背負って立つ若い人材を育て研究者の海外流失を防ぐ為にも奨学金制度の拡充を図るべきです。日本の学生が、安心して学校で勉強出来るような「教育王国」にして下さい。世界の冠たる経済大国で、文明先進国の日本です。奨学金制度の充実は、未来への教育と言う「人材投資」だと思います。

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出欠確認から会場予約まで…京都・伊根町が同窓会幹事代行

2009年06月14日 15時09分26秒 | 受験・学校

出欠確認から会場予約まで…京都・伊根町が同窓会幹事代行
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読売新聞
 
 『過疎化に悩む京都府伊根町は、町内で開く小中学校などの同窓会幹事を代行する業務に乗り出した。古里で旧友と会うことで、都会で暮らす町内出身者にUターンを促すのが狙いで、出欠確認や会場手配、マイクロバスでの送迎と至れり尽くせり。業務の一部を代行する自治体はあるが、総務省は「同窓会の事務すべてを代行する自治体は珍しい」としている。 町によると、幹事からの希望を聞いて案内状を作成、卒業生名簿などを基に送付するほか、会の進行内容なども企画する。町内には鉄道の駅がないため、当日は隣の宮津市の駅へ町のマイクロバスで迎えに行き、旅館などの会場や母校に案内。会場では、職員らが町の魅力をPRし、Uターンを呼びかける。 町には小、中学校各2校、府立高校の分校1校があり、約25年前に京都市内で小学校の同窓会を開いた同町の無職永浜貢さん(62)は「当時、10年後にまた会おう、と約束したが、準備が大変で実現できていない。町の制度を利用して古里で集まりたい」と話す。 同町は、1階に船を係留できる「舟屋」の景観で知られる。人口は1965年の約5800人から現在、約2600人へと半減。高齢化率は41・6%と最近10年間で6ポイント増えている。 同様の取り組みでは、北海道鷹栖町でも2008年から同窓会の案内状を印刷、郵送しており、1年間で8件の利用があった。』
この頃学校の同窓会の世話方の人は、案内状を郵送するのに大変と思います。 都会でも家を何度も引っ越したり、仕事の関係で転勤ばかりしている人もいますので、転居先不明で同窓会の案内状を郵送出来ないことも多いと思います。地方、都会を問わず同じ問題を抱えていると思います。今までは良く新聞社の掲載欄に学校の同窓会の開催予定日が掲載されていました。自然と綺麗な空気に恵まれたの故郷で過ごすことも環境にやさしい、エコ時代にはふさわしいと思います。地方の過疎地や僻地では、都会に出て行き地元に残る若い人達がいませんし、大変なので町の職員さんのお手伝いが必要不可欠ですね。昔を懐かしんで、思い出話を魚に同窓会を通じて交流の人の輪が出来れば良いですね。新しい試みですが、町お越し為に新しいアイデアをどんどん実行して下さい。
新型インフルエンザで、修学旅行が中止になった小中学校が多いですが。観光の名所ばかり訪れずに林間学習を兼ねて、空気のおいしい、自然に恵まれた京都府伊根町を訪れ、伊根町の海辺ぎりぎりに建ち並ぶ舟屋は、1階が舟の格納庫の他に、漁具などの物置場として使われており、2階は住居となった機能的な建物。平成17年には、漁村では全国初となる国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。舟屋も見学し地元の郷土料理「漁港めし」
を頂、伊根町の郷土文化や歴史を学び漁船クルージングで漁船で経ケ岬やカマヤ海岸などの雄大な景色を見て定置網で魚を取る体験を子供達もすれば、日本の魚業の歴史や日本人の食料資源として食べて来た魚や水産資源の大切さも学べ、最近の社会科の歴史離れも防げ、綺麗な海と自然を守る環境教育の大切さも皆で学べると思います。過疎地の活性化や地方分権の大切さを学校の先生も子供達も共に実際に学ぶべきだと思います。全国学力テストの点数の結果公表の学力問題よりも、第一次産業で働く人々の姿を見て、魚業に携わり地元で働く人達の労働の厳しさや大切さ、後継者不足の問題も知り、生きた社会科見学の学習になると思います。新型インフルエンザの関せかものが出たからと言って学校の修学旅行を右に倣えで中止しないで大阪、奈良、京都、東京の決められた観光名所見物よりも、空気もおいしくて綺麗な自然に恵まれいる新型インフルエンザの感染者の出ていない地方への修学旅行を実施し、新しい発見と自然と人間の共生を皆で学んで下さい。
日本には海外旅行に行かなくてもいくらでも良い修学旅行先が沢山有ると思います。日本の美しい自然と綺麗な空気で、新型インフルエンザを吹き飛ばし、元気な健康体を作って下さい。空気の綺麗なところでは、風邪もなかなか引かないと思います。昔は海からの風や空気も人間の肺には良いと言われていましたよ。人間が自然に学ぶ大切さを今の教育は忘れているように思います。自然に親しみ、触れ合い、自然から学ぶことによつて人間性を取り戻せるのではないでしょうか。オゾン一杯のおいしい空気の匂い、子供達も覚え実際に体験して欲しいと思います。

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