教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「中学校に運動会ない」福島県では当たり前?

2009年07月03日 14時09分32秒 | 受験・学校

 『中学校では運動会・体育祭はない--。取材拠点にしている福島県郡山市でそう聞き、埼玉県出身の記者は驚いた。 その反応に「えっ! 全国ではあるのが普通なの?」と逆にびっくりされた。中学校に運動会がないのが当たり前と思っている福島県民は多いかも。中学校の運動会事情を調べてみた。 とりあえず、郡山市役所の職員に尋ねると、「小学校ではあったが、中学以降は記憶にない」という言葉ばかりが返ってきた。1968年から福島県の中学校教諭となった宮城県出身の木村孝雄教育長(63)も「教師になってからは、ないのが普通と思っていた。昨秋、県外から来た人に珍しいと言われ、自分の中学時代もあったと思い出した」。 郡山市の場合、28ある中学校のうち現在、運動会を行っているのは湖南中学校のみ。ここは5年前から小中一貫校になり、小中一緒の運動会開催になった経緯がある。 全国的な数字はどうなのか。文部科学省が全国の公立中学校の7割(7289校)を対象に実施した2008年度の「全国体力・運動能力・運動習慣等調査」によると、「体育大会」の実施率は94%。体育大会とは「学校の特別活動のなかの体育行事」(同省)と定義しており、いわゆる運動会・体育祭のことだ。 この調査に福島県からは94校が参加したが、このうち54校が非実施で、実施率は43%。福島県の非実施が全国の数字を下げていた。小学校は100%だったが、中学校になると、グンと低くなるのだ。 この理由について、福島大の中村民雄教授(人間発達文化学類)は、1947年の新制中学制への移行時の事情に注目する。「急な変更で中学数が増え、校庭の整備が進まなかったため、運動会を行事としてできず、その後も習慣がなくなったのでは」と推測する。ところで、運動会がないことで子供たちの体力に影響はないのか。 持久力や反復横跳びなど、9項目で実施された07年の体力・運動能力調査を見ると、福島県の小学生は、全国平均値を上回るか同等の割合が、男子が77%、女子が92%だった。ところが、中学になると、男子が59%で、女子も56%と小学生に比べると下がっている。 中村教授は、運動会の有無と体力への影響は無関係との見方を示し、「県内の小学生は通学で長距離を歩くケースが多いなど、体力が付く環境にある。一方、中学では専門的なスポーツを始める中、冬に屋外スポーツができなくなるなどの事情があるのではないか」と分析する。 郡山市の場合、各中学校が独自に球技大会や陸上競技大会を実施しており、木村教育長は「体力的には問題ない」とする。そのうえで「今のような過密プログラムの中では、1日がかりの運動会の実施は難しいと思う」と語った。 一方、市内で唯一、運動会を実施する湖南中学校。毎年5月に行っている小学校との合同運動会には、今春も児童・生徒約230人が参加し、小1から中3の子供たちがチームを組んでのリレーなど、多彩な種目を実施した。柳沼景之教頭は「小学生は中学生が走る姿にあこがれ、中学生は児童の視線を意識して立派に振る舞うことで世代間のつながりが生まれている」と、その利点を強調する。 古くは東京五輪の銅メダリスト・円谷幸吉(須賀川市出身)、最近では北京五輪に出場した福島大勢など、多くの有名選手を輩出している福島県。運動会の有無による体力への影響はないだろう。しかし、勝っても負けても、運動会が貴重な思い出になっている記者にとって、開催しようにも、過密プログラムでできない現状を寂しく感じた。』読売新聞

運動会の無い県があったなんて驚き桃の木である。新制中学校が出来たから校庭の整備が出来なかった言っても、都会とは違って福島県なら運動場を十分確保出来るし、整備も出来る筈でもう戦後64年の歳月が経過しているのです。 雪国で冬場体育が出来無くなるのなら、体育館や屋内練習場の整備を図れば良いのでは有りませんか。運動会や文化祭は、学校の大切な行事では有りませんか。一年に一度の運動会を実施出来ない訳が有りません。中学校の運動会の競技に先生や生徒、保護者も参加し、<noscript></noscript>皆と心のこうりゅにうが出来るのでは有りませんか。中学校の運動会で、PTA代表や保護者も参加することによって、地域住民の皆さんとの交流や協力も得れるのではないでしょうか。これからは地域に根ざした学校を目指すべきで、人的交流の意義を教育委員会も考えるべきでは有りませんか。昔とは時代が違います。いじめやいじめによる自殺、登下校の生徒の安全や非行、田舎では傷害事件は皆無に等しかったのは昔物語で、都会と同じような問題が起こっています。学校の運営や安全確保は。地域住民の皆さんのサボートと協力が不可欠です。学校が単独で存在し、学校を運営する時代は済んだと思います。地域住民の方も学校行事に参加し、学校の校外活動を増やすが、学校の活性化に繋がるのでは有りませんか。子供達や保護者、学校の先生と地域住民との人的交流をないがしろにしてはいけないと思いますが。、運動会や体育祭が無いから体力向上が図れないとか、体力の問題を議論する必要は無いと思います。各種競技大会参加し、良い成績を上げるのも大事でしょうが。一年に一度皆が汗を流して参加する運動会に中学時代の良き思い出のアルバムに出来るのではと思います。子供達も保護者、先生も参加出来る運動会を是非実施して下さい。運動会の勝敗よりも<noscript></noscript>全員が参加することに意味が有ると思います。大切な学校行事である運動会や文化祭は、義務教育の学校では大切な行事では有りませんか。子供達の体力問題を論じるより、学校行事の大切さを子供達の目線で認識すべきです。体力テストの結果うんぬんより、明治以来ずっと学校で行われて来た運動会や体育祭をしないほうがおかしい、常識カラはずれているとしかいいようが有りません。各種競技大会で優秀な成績を残すより、スポーツマンシップの精神に基づいて、子供達の楽しみを思い出に残るように運動会や体育祭は実施すべきだと思います。今のような過密プログラムの中では、運動会は実施出来ないと福島県の木村教育長はおっしやいますが、ほとんどの県が、学校行事と運動会や体育祭を実施しているのに出来ないと言うのはおかしいのでは有りませんか。学校教育での学校行事の大切さを子供達や保護者、地域住民の視点に立って考え直すべきです。各種競技大会に勝つことだけが、スポーツの本来の目的ではない筈です。スーポツマンシップやスーポツヲ通じての人格形成の道を忘れているから、体育系の運動部の不祥事が減らないのでは有りませんか。勝つことばかりを考えいても、勝てる時ばかりではないと思います。負けて立ち直れない人間になったのでは、スーポツをして来た意味が有りません。

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