教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

米ヘーゲル国防長官は、韓国から手を引きたがっており、安倍晋三首相も朴槿恵大統領を切り捨てている

2013年10月04日 20時58分35秒 | 国際・政治

2013年10月04日 05時00分56秒 | 政治
◆日米両政府は10月3日昼、外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)を東京都内で開催、日本側は岸田文雄外相と小野寺防衛相、米側はケリー国務長官とヘーゲル氏が出席した。日本開催は8年以来17年ぶりだった。協議の結果、自衛隊と米軍の役割分担を定めた日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を平成26年末までに再改定することで合意した。
 協議のなかで朝鮮半島情勢がテーマになり、北朝鮮の核・ミサイル開発に関して、ヘーゲル国防長官が、「(日米韓)3カ国の協力が重要だ」と強調したのに対して、小野寺五典防衛相が「早急に日韓防衛相会談を行いたいと韓国側に求めている」と応えたという。
 しかし、韓国の朴槿恵大統領が9月30日、米韓定例安保協議会(SCM)に参加のため訪韓中のヘーゲル国務長官と会談した際、「歴史や領土問題で後ろ向きの発言をする(日本の)指導部のせいで、信頼が形成できない」と安倍晋三首相の対応を批判するとともに、「歴史認識問題」(元慰安婦、竹島問題など)で、「日本政府が誠意ある姿勢を見せない限り、首脳会談は困難だ」とどこまでも「意固地な態度」を露骨に示している限り、ヘーゲル国務長官の希望は、叶えられそうもない。
◆米国オバマ大統領は、世界支配層(主要ファミリー)からの指令を受けて、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)による「朝鮮半島統一・大高句麗国建設計画」を水面下で着々進めているので、朝鮮半島の軍事情勢で危険な存在は、むしろ、韓国軍の方である。北朝鮮軍が朝鮮半島統一を目指して「南進」を開始した場合、韓国軍が猛烈に反抗してくることが予想される。
 そのとき、駐韓米軍は、どうするか。米軍は、「朝鮮半島で米軍将兵を犠牲にしたくない」という考え方から、首都ソウルから南部へ兵力を後退させており、しかも、朝鮮半島有事の際の指揮権(戦時作戦統制権)を当初2012年4月の返還することで合意していた。だが、韓国側の要請で2015年末に延期してきた。ヘーゲル国防長官は、米連邦政府が
「財政ピンチ」の状況下、国防費の強制削減を断行せざるを得なくなったことから、再延期に難色を示した。これは、「もはや韓国の面倒は見切れない。面倒なことに巻き込まないでくれ」ということを意味している。もっと冷たく言えば、ヘーゲル国防長官は、韓国から手を引きたがっており、「平和裏に朝鮮半島統一に応じて欲しい」と突っぱねたということである。
 しかし、それでも、ヘーゲル国防長官と韓国の金寛鎮(キムグァンジン)国防相が10月2日、ソウルで定例安保協議を開き、北朝鮮の核や大量破壊兵器による攻撃を事前に探知し、先制措置を取る「状況に応じた抑止戦略」で合意できたのは、ある意味で、ヘーゲル国防長官の金寛鎮国防相に対する「武士の情け」でもあった。
◆日本は、韓国の「同盟国」ではない。安倍晋三首相は、駐留米軍との関係で、「集団的自衛権行使」を容認しようと躍起になっているけれど、ヘーゲル国防長官が「(日米韓)3カ国の協力が重要だ」といかに強調しようとも、朝鮮半島有事の際に、自衛隊が韓国軍を支援したり、守ったりするために出動することはあり得ない。安倍晋三首相は朴槿恵大統領をとっくのむかしに切り捨てている。
だから韓国軍が、たとえ北朝鮮軍に壊滅されそうになったとしても、静かに見殺しにするしかない。それが、残念ながら平和憲法を戴く日本の立場なのであるから如何ともし難い。また、韓国の朴槿恵大統領はじめ韓国民全員は、憎むべき「旭日旗」をバタバタはためかす自衛隊が駆けつけることは、たとえ死んでも絶対に望まないに違いない。
ということは、ヘーゲル国防長官の発言は、朴槿恵大統領らに対するただの「リップサービス」に過ぎない。日本も、韓国が、いかような運命になろうとも、一切関わらないのが、得策である。これからは、消滅してしまう韓国との関係改善に力を入れても、無駄である。それよりは、「第2の日本」と言われている北朝鮮をバック・アップして、「北朝鮮開発利権」の獲得に力を入れるに限る。
【参考引用】毎日新聞が10月2日午後9時14分、「米韓:北朝鮮へ『先制措置』 抑止戦略で合意」という見出しをつけて、以下のように配信している。
 「【ソウル大貫智子】ヘーゲル米国防長官と韓国の金寛鎮(キムグァンジン)国防相は2日、ソウルで定例安保協議を開き、北朝鮮の核や大量破壊兵器による攻撃を事前に探知し、先制措置を取る『状況に応じた抑止戦略』で合意した。一方、朝鮮半島有事の際の指揮権(戦時作戦統制権)を米韓連合軍から韓国軍に返還する問題については、事務レベルで引き続き協議を続けることとした。抑止戦略は、北朝鮮の核兵器使用の状況を『脅威』『使用間近』『使用』の3段階に分けた対応策を定めた。韓国メディアによると、段階ごとに外交や軍事による対応策をまとめており、『使用間近』では米韓両軍の戦力を総動員するという。
協議後の共同記者会見でヘーゲル長官は『特に憂慮するのは北朝鮮の核や弾道ミサイル、化学兵器だ。化学兵器使用は絶対に認めない』と述べ、化学兵器使用を受けた攻撃が回避されることになった米国のシリアへの対応が北朝鮮に対する誤ったシグナルにならないよう強くけん制した。北朝鮮は1日の韓国の軍事パレードを批判しており、今回の米韓協議を受けてさらに反発を強めるとみられる。指揮権返還問題は、当初2012年4月の返還で合意していたのを韓国側の要請で15年末に延期。北朝鮮の3度目の核実験(2月)などを受けて再び韓国側が先送りを求めた経緯がある。米側は国防費の強制削減への対応などから再延期に難色を示す一方、米主導のミサイル防衛(MD)システムへの参加を強く求めてきた。韓国はMDに反発する中国への配慮もあり、迎撃範囲が狭い独自の防衛システム(KAMD)を開発しているが、会見でヘーゲル長官は『相互運用性がなければならない』と述べ、韓国に協力強化を求めた」


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【お知らせ】
板垣英憲の新刊が発売されます

◆10月中旬発売予定

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■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
カート・キャンベル前国務次官補が日本政治への影響力は「ジャパン・ハンドラーズ」だけではないと力説


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「ジャパン・ハンドラーズ」が「新帝王」に指名されている小沢一郎代表への「総理大臣待望論」を強めている

◆〔特別情報①〕
 米国のいわゆる「ジャパン・ハンドラーズ」(日本操縦者)と言われている「知日家=親日家=日本利権掌握者」をはじめとする有識者の多くが、このところ、世界支配層(主要ファミリー)から「新帝王」に指名されている小沢一郎代表への「総理大臣待望論」を強めてきているという。これは、日米関係に詳しい専門家筋からの最新情報である。日本国内では、小泉純一郎元首相が、小沢一郎代表の持論である「原発ゼロ政策」と同様の論陣を張り始めており、中央政界は動揺している。
引用元http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/383f8cce219eaa17bc2e24a4e37cc31e"><span
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女性襲った男、抵抗され死亡=脅したナイフで刺される―東京

2013年10月04日 20時50分57秒 | ニュース

時事通信 10月4日(金)1時47分配信 『 3日午後10時すぎ、東京都足立区堀之内の路上で、10代の女性が通行人に「知らない男に襲われ、刃物で刺して逃げてきた」と助けを求めた。通行人の110番で駆け付けた警視庁西新井署員が、付近の路上で男が太もも付近から大量に出血し、意識を失っているのを発見。男は搬送先の病院で死亡が確認された。
 女性は「男が持っていたナイフをすきを見て奪い、太ももを刺して逃げた」と説明しており、同署は正当防衛が成立する可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。
 同署によると、女性は荒川沿いの歩道をジョギングしていたところ、面識のない男に突然ナイフを突き付けられ、キスをされたり、体を触られたりした。男がナイフを地面に置いたため、女性はナイフを奪って男の右太ももを刺し、近くを通り掛かった男性に助けを求めたという。
 男の身元は分かっていないが、50代前後とみられ、帽子と黒縁眼鏡を着用していた。同署は身元確認を急ぐとともに、容疑者死亡のまま強姦(ごうかん)未遂容疑で書類送検する方針。』 

女性も強くなったと思います。襲われた女性が10代で、襲った容疑者が50代前後で、゜年齢差の体力の差と思います。政党防衛が、法律的に認められるかが今後の鍵です。日本も首都東京でぶつそうな時代になりましたね。治安の良い東京では無くなって来ています。東京の町の『安全神話』の崩壊です。

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ケリー、ヘーゲルが千鳥が淵墓苑に顕花した衝撃 new!!

2013年10月04日 20時23分53秒 | 国際・政治

天木直人
天木 直人

ケリー、ヘーゲルが千鳥が淵墓苑に顕花した衝撃

 安倍首相は歴代首相の中でも最も日米同盟にそぐわない首相だ。

 こんどのケリー国務長官、ヘーゲル国防長官の来日を見てつくづくそう思う。

 今度の2プラス2協議が無意味であったからそう言っているのではない。

 所詮日米防衛協議など誰がやっても結果は同じだ。

 めまぐるしく変わる米国の安全保障政策に振り回されて、負担だけを日本が押し付けられるだけで終るのが常だからだ。

 私が安倍首相が日米同盟になじまない首相だと思うのは、ケリー国務長官とヘーゲル国防長官がそろって千鳥が淵墓苑を訪れて顕花したことを知ったからだ。

 これが衝撃的な外交事件だ。

 安倍首相はさぞかし腰を抜かしたことだろう。

 これは、米国が日本の戦没者を追悼する場所は、安倍首相が言うような靖国神社ではなく、千鳥が淵だと言っているのである。

 米国のアーリントン墓地に相当するのは靖国ではなく千鳥ヶ淵であると言っているのである。

 これ以上ない米国の安倍首相に対する警告である。

 安倍首相は米国の国益に沿わない首相と見なされている。

 それにも関わらず安倍首相はせっせと対米従属政策を進めようとしている。

 私が日米同盟にそぐわない首相であると思う理由がそこにある・・・

引用元www.amakiblog.com

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    縁起のいいまち ひたちなか!ひたちなか海浜鉄道日誌

    2013年10月04日 19時33分10秒 | まち歩き

     2日、「縁起のいいまちひたちなか 実行委員会」が開催されました。

     勝田という地名にちなみ、縁起のいいまちとしてひたちなか市を売り出そうという趣旨。

     商工会議所内の有志で組織し、ひたちなか海浜鉄道も数年前から仲間入りさせていただいています。

     いろいろと事業を行う中、例年どおり100周年記念イベントにも出店していただけそうです。

     市内には厳選された28の「縁起モノ」が。

     さて、なにが登場するか、当日をお楽しみに。

     縁起のいいまちひたちなか、詳細はこちら↓

     http://www.hcci.jp/katsumap/

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    自販機溶かして釣り銭盗む、中3少年3人を逮捕 八王子

    2013年10月04日 17時37分11秒 | 受験・学校

    産経新聞 10月2日(水)13時24分配信

     自動販売機の釣り銭口を燃やすなどして現金を盗んだとして、警視庁少年事件課は窃盗容疑で、いずれも東京都八王子市に住む14~15歳の中学3年の男子生徒3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認め、「小遣いがほしかった」と供述している。
     同市内では1~8月、自販機の釣り銭口が燃やされ、現金が盗まれる被害が約40件相次いでいる。男子生徒らは約15件の犯行を認めているといい、同課は複数の少年グループが関与しているとみている。
     逮捕容疑は3月、同市内で、自販機の釣り銭口に油を含んだトイレットペーパーを置いて火を付け、内部の釣り銭容器を溶かし、落ちてきた現金約3千円を盗んだなどとしている。
     業界団体の清涼飲料水自販機協会によると、自販機窃盗の被害は平成11年の約22万件をピークに減少を続け、24年には約2万2千件だったが、釣り銭口を溶かす手口が目立つという。
     23年7月には埼玉県内で同様の手口で自販機を燃やし、隣接する民家など2棟を全焼させたとして、重過失失火容疑で少年が逮捕された。同協会は「実質的には放火。命を奪う危険性もある犯罪だ」としている。

    自動販売機の釣り銭口に油を含んだトイレットペーパーを置いて火を付け、内部の釣り銭容器を溶かし、落ちてきた現金約3千円を盗んだのは、何と悪智恵が働く子供達と思います。誰かが思いつき広まったものと思います。平成23年7月には埼玉県内で同様の手口で自販機を燃やし、隣接する民家など2棟を全焼させたとして、重過失失火容疑で少年が逮捕されたのも問題です。設置者は一台50万円の負担額となり、家まで燃やされたらたまりません。善・悪の判断の出来ない子供達が増えている最近の日本です。自分の家から火を出すことを不名誉なこととで、火の後始末や火の用心の心得を小さい時から家庭教育の中で教えた昭和一桁世代の親御さんの躾けの切さを今思い起こします。

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    忘れ物児童に招き猫ポーズさせ撮影…教諭を注意

    2013年10月04日 15時21分31秒 | 受験・学校

    読売新聞 10月4日(金)12時28分配信

     『広島市の市立小学校の男性教諭が、忘れ物をした複数の児童に招き猫のようなポーズを取らせて写真撮影していたことがわかった。
     市教委は「不適切な指導」に当たるとして男性教諭を口頭注意した。
     市教委によると、教諭は今年1~7月頃、学習用具を忘れた児童を黒板の前に立たせ、片足を上げて「許してにゃん」と言うよう求めていた。5月以降は、その様子をカメラで撮影していた。児童11人の写真データが残っていた。外部への公開はなかったという。
     8月下旬、教諭の行為に不快感を覚えた女子児童の保護者からの連絡で発覚。女子児童はポーズを取らされなかったが、9月下旬から不登校になったという。
     男性教諭は「忘れ物をなくすための指導の一環だった」と説明。市教委は「教諭の行為は軽率。指導を徹底させたい」としている。』

    招き猫の意味が、この先生分かっていないのでは有りませんか。小学校で、自分が学級担任をしている忘れ物をした複数の児童に招き猫のようなポーズを取らせて写真撮影しても無意味では有りませんか。この男性教諭は。元おニャンコクラブのファンだったのでしょうか。商売繁盛の為の招き猫を小学校で忘れ物をした複数の児童に招き猫のようなポーズを取らせた写真を取っても児童が、嫌がるだけでは有りませんか。教育指導法としても、世間の常識から考えてもズレているのでは有りませんか。

    招き猫

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    右足上げの招き猫
    左足上げの招き猫
    白黒セットの招き猫

    招き猫(まねきねこ)は、前足で人を招く形をした、の置物。猫は農作物やを食べるネズミを駆除するため、古くは養蚕縁起物でもあったが、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物とされている。

    概要

    右手(前脚)を挙げている猫は金運を招き、左手(前脚)を挙げている猫は人(客)を招くとされる。両手を挙げたものもあるが、“欲張り過ぎると「お手上げ万歳」になるのが落ち”と嫌う人が多い。一般には写真のように三毛猫であるが、近年では、地の色が伝統的な黒色の他に、ピンク金色のものもあり、色によっても「学業向上」や「交通安全」(青)、「恋愛」(ピンク)など、意味が違う。黒い猫は、昔の日本では『夜でも目が見える』等の理由から、「福猫」として魔除けや幸運の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持つ。また、赤色は疱瘡麻疹が嫌う色、といわれてきたため、赤い招き猫は病除けの意味を持つ。

    由来

    招き猫の由来にはいくつかの説がある。

    今戸神社説
    今戸神社(いまどじんじゃ)とは、東京都台東区今戸一丁目にある神社である。戦前に旧・今戸八幡と隣町の白山神社とを合祀して今戸神社となった。
    近年になって招き猫発祥の地のひとつとして名乗りをあげるようにようになった。
    伝わっているところによると、江戸時代末期、界隈に住んでいた老婆が貧しさゆえに愛猫を手放したが、夢枕にその猫が現れ、「自分の姿を人形にしたら福徳を授かる」と言ったので、その猫の姿の人形を今戸焼の焼き物にして浅草神社(三社様)鳥居横で売ったところ、たちまち評判になったという。(以下の今戸焼丸〆猫説参照)
    昭和50年代頃より現在まで今戸神社は自ら「招き猫発祥の地」「縁結びの神」として看板を掲げ、多くの招き猫が奉られるようになった。その論拠は旧今戸八幡が今戸焼の産地である浅草今戸町の産土神であったことによるものであるが古い文献等には招き猫と今戸神社(旧今戸八幡または旧亀岡町白山神社)との結びつきを示す記録は見当たらず、発祥に関しては近年の招き猫ブームによって云々されはじめられたようである。現在神社より授与されている招き猫の形状は江戸明治の今戸焼製の伝世品や遺跡からの出土品とは異なるものであり伝統性のない現代の創作品である。
    今戸焼丸〆猫(まるしめのねこ)説
    豪徳寺説
    東京都世田谷区豪徳寺が発祥の地とする説がある。
    江戸時代彦根藩第二代藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかった。そのときこの寺の和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていたため寺に立ち寄り休憩した。すると雷雨が降りはじめた。雨に降られずにすんだことを喜んだ直孝は、後日荒れていた豪徳寺を建て直すために多額の寄進をし、豪徳寺は盛り返したという。
    和尚はこの猫が死ぬと墓を建てて弔った。後世に境内に招猫堂が建てられ、猫が片手を挙げている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)が作られるようになった。ちなみに、この縁で豪徳寺は井伊家菩提寺となったといわれる。幕末に桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓も豪徳寺にある。
    また、同じ豪徳寺説でも別の話も有る。直孝が豪徳寺の一本の木の下で雨宿りをしていたところ、一匹の三毛猫が手招きをしていた。直孝がその猫に近づいたところ、先ほど雨宿りをしていた木に雷が落ちた。それを避けられたことを感謝し、直孝は豪徳寺に多くの寄進をした…というものである。
    これらの猫をモデルとしたもうひとつのキャラクターが、井伊家と縁の深い彦根城の築城400年祭マスコット「ひこにゃん」である。
    前述のように、招き猫は一般に右手若しくは左手を掲げているが、豪徳寺の境内で販売されている招き猫は全部右手(右前足)を掲げ、小判を持っていない。これは井伊家の菩提寺であることと関わりがあり、武士にとって左手は不浄の手のためである。そして小判をもっていない理由は「招き猫は機会を与えてくれるが、結果(=この場合小判)までついてくるわけではなく、機会を生かせるかは本人次第」という考え方から。
    自性院説
    東京都新宿区自性院が発祥の地とする説がある。
    ひとつは、江古田・沼袋原の戦いで、劣勢に立たされ道に迷った太田道灌の前に猫が現れて手招きをし、自性院に案内した。これをきっかけに盛り返すことに成功した太田道灌は、この猫の地蔵尊を奉納したことから、猫地蔵を経由して招き猫が成立したというもの。
    もうひとつは、江戸時代中期に、豪商が子供を亡くし、その冥福を祈るために猫地蔵を自性院に奉納したことが起源であるとするもの。
    伏見稲荷説
    京都市伏見区伏見稲荷大社が発祥の地とする説がある。

    他にも、東京都豊島区西方寺起源説、民間信仰説などいくつもの説があり、いずれが正しいかは判然としない。

    招き猫のモデルは、毛繕いの動作(いわゆる「猫が顔を洗う」と言われる動作)ではないかという説もある。

    招き猫の現在

    巨大招き猫「とこにゃん」(常滑市)

    日本一の生産地は愛知県常滑市である。他の名産地としては同県瀬戸市があり、ともに主として陶器製である。ほかに群馬県高崎市近郊などで、達磨とともに、同じ製法で生産されている(木型に和紙を張る「張り子」によるもの)。更に近年はプラスチック製品なども登場し、今でも毎年数多くの招き猫が流通している。

    9月29日は、日本招猫倶楽部が制定し日本記念日協会が認定した「招き猫の日」である[1][2]。この日の前後の土日を中心に、三重県伊勢市おかげ横丁愛知県瀬戸市長崎県島原市などで来る福招き猫まつりが開催されている。

    日本国外の招き猫[編集]

    公園に置かれた招き猫(ベトナム)

    中国でも街角にて、手を振る機能を備えた、金色の招き猫を見ることがある。多くは左手に“千両小判”を持っている。台湾では1990年代の日本文化ブーム以来、日本と同じ型の招き猫を店先やレジスターの後ろなどに置いている店が多い。米国ニューヨークの中国人街では招き猫はポピュラーな存在であり、レストランの入り口などに日本のものとほぼ同じ型の招き猫がよく置かれている。

    招き猫はアメリカでも人気があり、お土産用や輸出用としても製作されている。これらは "welcome cat" や "lucky cat" と呼ばれる(特にドル硬貨を抱えたものを "dollar cat" と呼ぶ)。ただし、手の方向が日本と逆向きで、手の甲に当たる部分を前に向けている。これは手招きする手のジェスチャーが、日本とアメリカでは逆である(英語圏では手のひらを相手に向ける日本の招き方だと「失せろ」になる。日本における「しっしっ」と動物などを追い払う動作)という文化の相違に起因する。

    招き猫にちなんだもの

    脚注

    1. ^ 日本経済新聞 1995年9月21日日刊 中部版 p.7
    2. ^ 朝日新聞 2002年2月14日朝刊 三重版 p.22

    外部リンク

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