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Naoto Amaki
天木 直人
Naoto Amaki2015年02月04日
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- 「罪を償わせる」と公言した安倍首相の末期的危険さ new!!
- 2015年02月03日
- 邦人人質事件後の世論調査はこうなるに決まっている new!!
- 2015年02月02日
- 安倍責任逃れもここまでくるとお笑いだ 2015:02:02:10:49:39
- 敵とみなされた日本の衝撃と安倍首相の責任の大きさ 2015:02:02:08:46:19
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「罪を償わせる」と公言した安倍首相の末期的危険さ
これから書くことを、イラク戦争に反対して外務省をクビになった落第外交官の戯れ言と一蹴したければすればいい。
しかし、これは落第外交官だからこそ書ける日本国民に対する真面目な警鐘だ。
ヨルダンパイロットがイスラム国に焼き殺された。
女性テロリスト死刑囚の処刑がヨルダン政府によって公表されるのは時間の問題だ。
この残虐さの報復の連鎖はもはや戦争そのものだ。
戦争は人間性を奪う。戦争は勝つことがすべてに優先される。すべてが犠牲にされる。
そして日本もまた、かつては、その戦争の非人間性の被害者でもあり、加害者でもあったのだ。
いまこそ冷静になって我々は「テロとの戦い」に向かい合わなければいけない時だ。
ところが、安倍首相は何と言ったか。
イスラム国には「その罪を償わせる」と国会の場で公言した。
これは一国の首相として絶対に口にしてはいけないことだ。
それは、憲法9条を掲げる日本の首相として許されないだけではない。
イスラム国と米国の終わりのない不毛な戦争の一方に日本が加担するかどうかのこのタイミングで、決して口にしてはいけなかった。
いま安倍首相の言葉を批判する事は、イスラム国に加担する事でもなければ左翼の戯言でもない。
あの安倍首相の言葉は、決して日本や日本国民の利益にならないのだ。
安倍首相が、日本や日本国民のために、あらゆる利害得失を考えた上でそう発言したのなら、それは一つの判断だ。
その判断は間違っているが、その判断はこの国の指導者である安倍首相が決める。それは安倍首相の特権である。
いいだろう。しかし、今の安倍政権に、まともな情報と思考に基づいて、そのような重大な判断を下せる余裕も能力もないことは明瞭だ。
何よりも今の安倍首相に、その二つが決定的に欠けている事は、誰の目にも明らかだ。
そうなのだ。
あの言葉は、自らを批判するものは許さない、批判する者に対してはムキになって敵対してつぶす、という、これまでの安倍首相の個人的感情、人間性から発せられた、感情的な言葉なのである。
誰が見ても明らかな今度の中東外遊の失敗と、その対応のまずさが、よりによってイスラム国ごときに、世界の前で、名指しで批判され、恫喝された。
これ以上の屈辱はない。
未熟な安倍晋三という政治家にとっては耐えられないことなのだ。
しかし、安倍首相の幼児的な傲慢さは、これまでのように日本国内の安倍批判者に対しては許されるとしても、国際的にはまるで通用しない。
ましてやイスラム国には絶対に通じない。
それどころか完全に逆効果だ。
日本という国が、もはや常軌を逸したイスラム国に対し、戦争をはじめるべきかどうかという歴史的な瀬戸際に、この国の首相が個人的感情に任せて言動することほど、危険で愚かなことはないのだ。
もし、この国の政治家や、官僚や、メディアや、有識者が、安倍首相に逆らうことをおそれて、あるいは保身という低俗な利害から、安倍首相の末期的な暴走を誰一人として止めることができないなら、間違いなく日本は道を踏み誤る。
あの戦争前夜の軍国主義の暴走を止められなかった時とまったく同じだ。
いまの日本の深刻な状況は、いくら警鐘を鳴らしても、鳴らし過ぎることはない。
安倍首相の危険性と異常さは末期的であり、それを制止できない日本は危機的である。
この事を、いくら大声で叫んでも、叫び過ぎることはない。
イラク戦争に反対して外務省を辞めさせられた落第外交官の世迷い事と笑わうのもいいだろう。
しかし、すべては、あの時の米国のイラク攻撃から始まったのだ。
そのツケをいま米国は払わされている。
そんな間違ったイラク戦争を支持した連中が、イラク戦争の検証も出来ないまま、そのままこの国の政権の中枢に居座り続けている。
そんな連中がイスラム国との戦争に勝てるはずがない。
文句があるなら正しい解決策を見つけてからだ。
少なくとも税金を無駄遣いする事だけは止めてくれ。
これだけは、落第外交官の捨て台詞ではなく、まともな国民なら同意する事に違いない(了)
2015年02月03日
小沢一郎・山本太郎が存在感を示すチャンスは今しかない
これほど安倍中東外遊の大失策が明らかなのに、そしてその大失策が招いたイスラム国との戦いが日本を滅ぼそうとしているのに、どの野党も野党政治家も、安倍首相を追及できない腰砕けぶりだ。
そんな中で、正面から安倍批判をしている政治家がいる。
それが小沢一郎と山本太郎だ。
1月27日に小沢一郎と山本太郎が共同代表就任記者会見開いた時、山本太郎が言ったという。
安倍首相のイスラエルでの演説を、「イスラム国を完全に挑発した。日本の船長としてふさわしくない」、と。
この批判は正しい。
私が繰り返して言い続けてきたことだ。
安倍首相の中東外遊を批判することは今や最大のタブーのごとくだ。
それほど安倍首相の失策は大きく、安倍首相は危機感を抱いているということだ。
我々一般国民がそんな批判をしても効果はない。潰されて終わりだ。
しかし、国会議員は違う。
国会議員が動けばメディアは無視できない。
国会議員は一般国民にない大きな特権に守られており、その国会議員が潰される場合は大きな政治的反響を呼ぶ。
国会議員はただでは潰されないのだ。
国会議員を潰せば権力側も返り血を浴びるのだ。
山本太郎がもし本気でそう思っているなら、国会議員の名にかけて、本気で安倍首相を追及すべきだ。
そして小沢一郎は、そんな山本太郎を全面的に支持し、一緒になって安倍首相のイスラム国との戦いに待ったをかけるのだ。
イスラム国との戦いに米国と一緒になって突き進もうとしている愚かな安倍首相を政権の座から引きずり降ろすことは、日本の将来の為にこれ以上ない重要な政治使命なのである。
もし、それが出来なければ、山本太郎は、人の言葉を聞きかじって受け売りするだけのアジテーターだ。
もし小沢一郎が行動を起こさなければ、今度こそ小沢一郎は、政党助成金欲しさで山本太郎と野合しただけの政治屋で終わってしまう。
民主党はもちろんのこと、あの共産党さえも出来ない安倍中東外交の追及をやれる政治家は、もはや失うものは何もない小沢一郎と山本太郎だけだ。
天が与えた絶好のチャンスなのである。
果たして彼らにその認識があるのか。
その覚悟と戦略と行動力があるのか。
小沢一郎と山本太郎に向けた私の最後のエールが、彼らに届くことを願うばかりである(了)
2015年02月03日
邦人人質事件後の世論調査はこうなるに決まっている
まもなくメディアが一斉に世論調査結果を流すだろう。
もちろん後藤健二氏らの処刑の後の世論調査のことである。
そして、いつもの通り、決まってその時点での内閣支持率が最後に付け加えられる。
もし世論調査というものが安倍政権に有利になるように捏造されているのなら、今度こそ本物の捏造になる。
今度のイスラム国による邦人処刑事件は、あらゆる意味で、安倍首相の判断ミス、失策で起きたものだ。
しかし、野党の腰砕けに救われて、あの外遊は正しかったと安倍首相は押し通すだろう。
そんな安倍首相が一番恐れるのは世論の反応だ。
ここで世論が安倍首相の責任だと思っていることが明らかになれば、安倍首相はアウトだ。
だから何としてでも今度の世論調査は操作しなくてはいけない。
それを先取りして、私はもうすぐ発表される世論調査の内容を言い当ててみる。
まず後藤健二氏らを斬首したイスラム国は許せないと思うかという質問に対し、圧倒的な国民がイエスと答える。
当り前だろう。私でもそう聞かれたらイエスと答える
次に、テロとの戦いに屈しないという方針に賛成できるかという質問に対し、これも大多数の国民はイエスと答える。
これも当たり前だ。テロに屈してよいなどと考えるものはまずいない。
次に人道援助の拡充は重要と思うかという質問に対し、これも多くがそう思うと答える。
人道援助そのものは悪くない。
その後で、情報収集に問題はなかったか、自衛隊の海外派遣は必要か、有志連合に参加すべきと思うか、などという賛否が分かれる質問を並べて、その答えも賛否がわかれる形にしてカモフラージュし、最後に内閣支持率を問う。
そして内閣支持率は微増だろう。
間違っても支持率が下がることはない。
なぜなら、ここで支持率が下がれば、国民は安倍首相の失策を認めたことになるからだ。
もし支持率が大幅に跳ね上がるなら、その時こそねつ造の動かぬ証拠だ。
そうでなければこの国の国民は正真正銘のばかだということだ。
そうはならないだろう。
結論から言えば、安倍内閣の支持率は、人質事件が決着した後と前で、微増になる。
しかしこの世論調査は藪蛇だ。
オランドもオバマも、危機を利用して支持率を大幅にアップさせている。
安倍内閣の支持率が微増ということは、危機を利用しても国民は反応を示さなかったということだ。
もはや安倍内閣の不人気は国民に見透かされているということだ(了)