新党憲法9条
映画監督の宮崎駿氏が13日、東京都小金井市の自らのスタジオで外国特派員協会の記者と記者会見したという。
その報道ぶりを知って私は、翁長知事は最善、最強の支援者、応援団長を得たと思った。
自らの体験を語りながら、沖縄がいかに本土から差別されてきたか、その責任は本土の自分にもあるといわんばかりに、みずからの沖縄支援の原点を語る宮崎駿の姿は、心を打つものがあった。
辺野古は中国と戦うためのものだろう、そんなものはいらない、中国と戦う愚を犯してはいけない、そのための平和憲法だ、という姿には正しい国際政治学者の姿があった。
安倍首相のやろうとしていることを愚劣の一言で切って捨てた姿は政治家そのものだ。
彼にはほかの辺野古基金共同代表のような、さもしい売名行為の下心が皆無だ。
いまさら売名行為をする必要のない宮崎駿だからだ。
しかも国際的な知名度だ。
辺野古問題は、安倍政権だけを相手にする問題ではなく、国際的な問題にしなくてはいけない。
外国特派員協会との記者会見を自らのスタジオで行った。
そんなことは彼ぐらいしかできない芸当だ。
何よりも好ましいのは彼には政治的動機が皆無であることだ。
繰り返しいう。
翁長知事は宮崎駿という最善、最強の支援者、応援団長を得た。
あとは彼の言葉を実行するだけだ。
「新基地建設反対のためにあらゆることをしていく」
それはそのまま翁長知事の言葉でもあるはずである(了)