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. マル激トーク・オン・ディマンド 第745回(2015年7月18日)]「あれは安倍政権による クーデターだった」,あの日、日本でクーデターが起きていた。そんなことを言われても、 ほとんどの人が「何をバカな」と取り合わないかもしれない。し……
- 石川健治氏(東京大学法学部教授)
- マル激トーク・オン・ディマンド 第745回(2015年7月18日)
『あの日、日本でクーデターが起きていた。そんなことを言われても、ほとんどの人が「何をバカな」と取り合わないかもしれない。しかし、残念ながら紛れもなくあれはクーデターだった。そして、それは現在も進行中である。
安倍政権は7月15日の衆院の委員会で安全保障関連法案の採決を強行し、翌16日には本会議を通過させた。国会の会期が9月27日まで延長されて いることから、仮に参院が法案を議決しなくても、衆院通過から60日後には衆院の3分の2の賛成で法案は可決する。衆院では自民、公明を合わせると3分の 2以上の議席を得ていることから、16日の衆院の通過を持って、事実上法案の成立は確実になった。
これは一見、民主主義の正当な手続きを踏んでいるように見えるが、決してそうではない。今回日本の政治に起きたことは、後世にまで禍根を残すことになるだろうと東京大学法学部教授で憲法学者の石川健治氏は言う。
その理由として石川氏は今回、安倍政権が、憲法を改正しないまま、長年にわたり憲法によって禁じていると解されてきた集団的自衛権を容認する法解釈と法整備を強行したことによって、「法秩序の連続性が切断された」と考えられるからだと説明する。
元々安倍政権は憲法9条を改正して、日本も軍隊を持ち戦争のできる「普通の国」にしたいという野望を抱き、それを公言して憚らなかった。しかし、 それを実現するために必要な国民の支持がないことがわかると、今度は憲法改正を困難にしている憲法96条を改正し、現行の3分の2から国会の2分の1の賛 成で憲法改正を発議できるようにしたいと言い出した。
憲法の条文を改正する手続きを定める憲法96条は、憲法の中では他のすべての条文よりも高い位置にある。それを壊す行為は憲法そのものを転覆させ る行為であり、これを法学的には「革命」と呼ぶが、「革命」が成功するためには国民の支持が必要だ。しかし、日本国民は憲法96条の改正を支持しなかった ため、「革命」は失敗に終わった。
ところが安倍政権は今度は、国民を置き去りにしたまま、政府レベルで法秩序の連続性の破壊を図った。内閣法制局長官を集団的自衛権容認論者にすげ 替え、集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、政権与党のみで法案を国会を通してしまった。国民から支持を受ける「革命」に対し、国民を置き去りにした状態 で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶのだと、石川氏は言う。
石川氏は今回日本が失ったものの中で、最も大きかったものは「理屈が突破されたこと」だったという。参考人として呼ばれた3人の憲法学者にことご とく違憲の烙印を押され、憲法学者はもとより世のほとんど学者も、歴代の内閣法制局長官も、こぞってこの集団的自衛権を認めるこの法案は違憲であると主張 していた。こうした主張に対する政府・与党側の反論は、集団的自衛権とは何の関係もない砂川事件の最高裁判決で集団的自衛権は禁止されていないという、お よそ屁理屈にもならないようなお粗末なものだった。また、今回の法整備によって日本の抑止力が高まるという政府の主張も、根本的な部分に誤謬があることも 明らかになった。
理屈の上では安保法制をめぐる安倍政権の主張は完全に敗北していた。しかし、にもかかわらず論理的に破綻している法案が閣議決定され、7月16日の衆院通過で事実上の成立が決まってしまった。
理が通らない政策が数の論理によって押し切られてしまったことで、日本が「法秩序」を失ったことの影響は大きい。今後、この法案がもたらすであろ う個別の問題を考えただけでも目眩がしそうだが、より高次元で日本の法秩序が破砕されたことの影響は恐らく安全保障分野だけにとどまらないだろう。われわ れの多くが、日本という国の政治の頂点で、「理」が「無理」によって押し切られるところを目撃してしまった。これによって戦後われわれが大切に育て、守っ てきた「公共」空間が壊されてしまった。
ここに至るまで安倍政権は、解釈改憲を実現するために内閣法制局長官をすげ替えたほか、アベノミクス実現のための日銀総裁人事にも介入した。ま た、メディアへの圧力を強める一方で、NHK会長人事にも介入してきた。こうした行為もまた、憲法96条改正の通底するところがある。最終的に法秩序を破 壊するような行為を行う上で、まず邪魔になる障害を取り除くために首相の権限をフルに活用する。法律で委ねられた権限を行使しているだけとの見方もあろう が、そもそもそうした権限が内閣に委ねられているのは、そうした個々の機関の暴走を防ぐためであり、首相の権力を私物化するためではない。それを自身の権 力や権限の拡大のために利用する行為は、権力の目的外利用であり、権力の濫用に他ならない。
今回の安保法制の事実上の成立で日本が失ったものとは何なのか。今後その影響はどこで表面化してくるのか。われわれはそれにどう対抗していけばい いのか。知性主義も立憲主義も否定したまま自身の目的達成に向けて突っ走る安倍政権と、われわれはいかに向き合っていけばいいかを、ゲストの石川健治氏と ともにジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。』
東京大学法学部・憲法学石川健治教授の「あれは安倍政権による クーデターだった」,あの日、日本でクーデターが起きていた」武力を伴わないクーデター論は、ユニークな表現です。日本国憲法を無視した超憲法的な安全保障関連法案が5月14日に閣議決定され、7月15日の衆員院の委員会で安全保障関連法案の採決が強行され現実に成立したと言うことです。今回の安保法制問題は 、憲法改正をするのには、憲法の法的手続き、憲法96条改正と国民投票までには手間と時間が掛ります。手取り早く安全保障関連法案を成立させようと考えた多数り反対論への老猾な策士の智恵と思います。実業界の経営者としてのクイック・リスボンスの経営感覚ならよいのですが。国の政治とは又別です。麻生太郎副総理兼財務相 ワイマール憲法発言 ・講演 2013年07月29日『憲法もある日気がついたらドイツのさっき話しましたけれども、ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。もうちょっと、ワーワーワーワー騒がねえで、本当にみんないい憲法これがいって、それをみんな納得してあの憲法は変わってるからね。』の思惑の有る実行です。超憲法的な安全保障関連法案が、日本国憲法を無視して成立したと言えます。ワイマール憲法を骨抜きにし崩壊させたアドルフ・ヒトラーの全権委任法(ぜんけんいにんほう)、授権法(じゅけんほう)とも言われ、独語のrmächtigungsgesetz 、英語の Enabling act)の二番煎じの模倣日本版であり、今後超憲法的な解釈により日本国憲法を有名無実化し、最高法規の日本国憲法を改悪するまで法的効力をなくして行く為ではないかと危惧します。閣議決定だけで、最高法規の日本国憲法第9条を改悪出来ません。石川健治東京大学教授は、『自由と特権の距離ーカールシュミツトの「制度体保障」論・再考』のご著書も有りナチス政権と安倍政権の政治学的類似性を分析し対比されたと思います。過去の歴史的事実に学ばないと日本国民は、盲目にされる恐れの有る歴史的画期に今立たされていると思います。
麻生太郎副総理兼財務相 ワイマール憲法発言 講演 2013年07月29日
麻生太郎副総理兼財務相
僕は、4月の28日、忘れもしません4月の28日、昭和27年、その日から今日は日本が独立した日だからって言って日曜日だっかかな、靖国神社に、連れていかれましたよ。それが私が初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日までまあ、結構歳食ってからも毎年一回必ず行ってると思いますけれども。
そういったようなもんでいったときに、ワーワーワーワー騒ぎになったのはいつからですかほら。昔はみんな静かに行ってられましたよ。各総理大臣みんな行っておられたんですよほら。いつから騒ぎにしたんです。マスコミですよ。違いますかね。
僕はそう言うんですよ。いつの時からか騒ぎになった、と私は。騒がれたら中国が騒ぐとならざるを得ない。韓国は騒ぎますよ。だから静かにやろうや、というんで憲法もある日気がついたらドイツのさっき話しましたけれども、ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。
誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。もうちょっと、ワーワーワーワー騒がねえで、本当にみんないい憲法これがいって、それをみんな納得してあの憲法は変わってるからね。
だから、是非そういった意味で僕は民主主義を否定するつもりも全くありませんし、しかし私どもはこういったほら重ねて言いますが喧騒の中決めないでほしい。それだけは是非お願いしたいと思います。
麻生副総理の「ナチス憲法」発言の音声 - YouTube
www.youtube.com/watch?v=SrnQREcDNJM - キャッシュ - 別窓で開く
2013年8月1日 ... 麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細 朝日新聞DIGITAL http://www.asahi.com/ politics/update/0801/TKY201307310772.html English-subtitled #TaroAso's Nazi remarks 日英字幕付き・麻生副総理の「ナチス憲法」発...