小沢一郎代表と橋下徹市長は、ともに共感するところがあるとしながらも、総選挙前から合流し、それぞれの候補者バティングするのを避けるために調整するのではなく、競合して切磋琢磨する方が、小選挙区、比例区に重複立候補できる利点から、却って、当選率を高める効果が高いという判断がある。競合するとしても、「国民の生活が第一党」は200人に対して、「大阪維新の会」は300人なので、すべての選挙区でバッティングするわけではない。
◆小沢一郎代表は、これまでに岩手県の4選挙区に自らを含めて「国民の生活が第一党」から4人を立てることを宣言しているほか、8月26日には、愛知12区に都築譲元衆院議員(元労働官僚)を立てること表明している。
総選挙の時期は、野田佳彦首相が、「近いうちに」と表明しているように、年明けになることは考えられず、いまのところ、第一候補は「10月中旬解散、10月23日公示、11月4日(大安吉日)」と見られている。
野田佳彦首相は、現在の低支持率(野田佳彦内閣20%台、民主党支持率14~16%)が上向いたところで解散・総選挙を断行したい。
これに対して、小沢一郎代表は、民主党代表選挙が9月21日に、公明党代表選挙が22日に、自民党総裁選挙が26日あたりに行われるのを横目に見ながら、一気に200選挙区に候補者を揃えていく。
◆小沢一郎代表が持っている候補者輩出源は、極めて豊富である。新生党~新進党~自由党~民主党までの小沢シンパは、国政・都道府県・市町村の各級で重層的に存在している。これらの人材は、長年の選挙戦で築いた選挙地盤(票田と政治資金源)を持っている。いわゆる全国各地の名士ばかりだ。知名度が薄く、橋下徹市長の知名度と「風頼り」の
選挙となる「大阪維新の会」に比べれば、堅実である。
◆小沢一郎政治塾(小沢一郎塾長)は2001年、自由党(当時)が「平成の松下村塾」を標榜し、各界各層の指導者育成を目的に設立された。すなわち、自由党の機関だった。「政治塾」と称しているが、政治家家養成のみならず、各界の指導者育成にも力を入れている。2003年からは、民主党との合併により政治塾は党の機関から小沢一郎代表の私塾として存続してきた。民主党の国政選挙候補者に塾卒業生の擁立が相次ぎ、松下政経塾と並ぶ政治家の育成学校となっている。野武士集団・雑草集団とも言われる。8月19日、11期の卒塾式を行っている。
なお、小沢一郎政治塾の主な出身者からは、以下のような政治家が育っている。
〔衆議院議員〕
相原史乃 - 1期生(比例南関東ブロック選出、国民の生活が第一)
大谷啓 - 2期生(大阪15区選出、国民の生活が第一)
坂口岳洋 - 3期生(山梨2区選出、民主党)
柴橋正直 - 3期生(岐阜1区選出、民主党)
橋本博明 - 5期生(広島3区選出、民主党)
大山昌宏 - 6期生(比例東海ブロック選出、国民の生活が第一)
中野渡詔子 - 7期生(比例東北ブロック選出、国民の生活が第一)
小林正枝 - 7期生(比例東海ブロック選出、新党きづな)
〔参議院議員〕
大久保潔重 - 1期生(長崎県選挙区選出、民主党)
平山幸司 - 3期生(青森県選挙区選出、国民の生活が第一)
〔地方首長〕
西川将人 - 6期生(北海道旭川市、無所属)
〔地方議員〕
1期生 - 東郷哲也(名古屋市議会議員、自由民主党)
2期生 - 岩隈千尋(川崎市議会議員、民主党)、山崎智之(七尾市議会議員、無所属)
4期生 - 藤崎輝樹(佐賀県議会議員、民主党)、井上航(埼玉県議会議員、無所属)、神山玄太(甲府市議会議員、無所属)、米田英教(東大阪市議会議員、諸派)、長瀬達哉(板橋区議会議員、減税日本)
5期生 - 栄居学(神奈川県議会議員、民主党)
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
金正恩第一書記の妹ヨジョン氏が拉致被害者、横田めぐみさんの娘キム・ウンギョンちゃんの身辺ばかりでなく横田めぐみさんの面倒も見ているという
◆〔特別情報①〕
フリーメーソン・イルミナティ筋(ニューヨーク・マンハッタン島発)の情報によると、北朝鮮(日本の残置諜者が建国した第2の日本)の最高指導者である金正恩第一書紀が、8月29日から北京市で始まる日朝交渉を目前にして、テレビ映像での露出を始め、日朝関係の深い因縁を表ざたにするのを認めるなど、「国交正常化」を念頭に積極的に動く姿勢を示しているという。これは、金王朝第2代の金正日総書紀が、生映像で映し出されることもなく、ましてや音声もほとんど伝えられず、このために亡くなるかなり前から「影武者説」も流布していたのと比べると、大きな違いある。
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『橋下徹市長を徹底解剖する』
~果たして龍馬か悪魔か
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『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
目次
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
第7章 民主党への提言―「友愛民主党」となれ ④
●民主党は、「軍部台頭」を許さないために「シビリアン・コントロール」を強めよ
大学時代の講義の中で、終戦当時の第一高等学校(現在の東大教養学部)のドイツ語の教授が次のようなことを話したということも聞いた。この教授は、第二局等学校と陸軍士官学校の教授をしていたという「第一高等学校から東大に進み、高級官僚になつた、牛業生が、日本を滅ぼした」という趣旨の話だった。日本を敗戦に追い込んだのは、軍閥だと教えられてきた私には、意外だった。その教授の言うには、軍閥が政治を壟断するようになったのは官僚や政治家があまりにもだらしがなかったからだというのである。
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