オオニシキソウ(大錦草、学名: Euphorbia nutans)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の植物の一種です。
種小名の nutans はラテン語で「会釈する、うなずく」の意。以前は近縁種と共にニシキソウ属 (Chamaesyce) に分類されることもありましたが、最近のDNA配列研究によってトウダイグサ属に移されました。ニシキソウ亜属 (Chamaesyce) に分類されることもあります。
一年草であり、茎に沿った楕円形の葉の対を持ち、真っ直ぐ成長します。葉は最長3.5センチメートルで、毛で覆われているか無毛であり、細かい鋸歯状です。花序は単生あるいは群生です。それぞれの花序は杯状花序 (cyathium) であり、実際の花の周りを平らな白あるいは赤の付属体が伴う。並んだ付属体の中心には、一つの雌花を囲んで複数の雄花があります。雌花は果実(幅約2ミリメートルの鞘)へと成長ます。
アメリカ合衆国東部および南米の一部が原産地です。原産地の一部や帰化した地域では雑草として知られています。
オオニシキソウ