パパイア(パパイヤ、蕃瓜樹[3]、万寿果[3]、英: Papaya、学名: Carica papaya)は、パパイア科パパイア属の常緑小高木、またはその果実です。
メキシコ南部から西インド諸島原産。16世紀初めにヨーロッパ人に発見され、多くの熱帯の国々で栽培されています。日本でも農業の対象になっている(九州では露地栽培も可能)ほか、沖縄などで人家の庭に自生しています。
耐寒性に乏しく、生育適温は25-30℃、生育最低温度は15℃で、10℃以下になると生育を停止します。草本性の常緑小高木で、大きくなると10メートル (m) ほどに達しますが、矮性種は2 - 3 mほどになります。
パパイアは多年生植物であり、背が高くなり、しかも次第に茎が太くなるので、樹木と見ることができますが、茎は非常に柔らかく、台風などで容易に倒れます。また幹部は木質化しておらず、倒れたものが枯れると、すぐに腐って軟化するため、木ではなく草として捉えられる場合もあります。従って、ごく一部の解説書などでは、「草本類」と記載されている場合があります。
パパイヤ