ハードバピッシュ&アレグロな日々

CD(主にジャズ・クラシック)の感想を書き留めます

アニー・ロス/ア・ギャサー!

2024-08-26 18:30:36 | ジャズ(ヴォーカル)

ジューン・クリスティに続き、本日も女性ヴォーカルです。今日ご紹介するのはアニー・ロス。ソロシンガーとしても活動していますが、むしろデイヴ・ランバート、ジョン・ヘンドリックスと組んだトリオ、ランバート、ヘンドリックス&ロスの一員としての方が有名かもしれません。このトリオはヴォ―カリーズと呼ばれるスタイルを確立したことで知られています。ヴォ―カリーズとはサックスやトランペット等器楽奏者のソロに歌詞を付けて歌うというもので、ベイシー楽団はじめパーカー、マイルズ、ロリンズ等様々なジャズマンの曲を歌っています。ただ、私はこのヴォ―カリーズ自体があまり好きではないんですよね。ヴォーカル自体を楽器に見立てて自由にソロを取るスキャットと違い、もともとある器楽奏者のソロに後から歌詞を付けているので、無理矢理当てはめてる感が強い。後年に有名なマンハッタン・トランスファーもヴォ―カリーズ作品を発表していますが、こちらも個人的にはイマイチ。(マンハッタン・トランスファーの通常のヴォーカル作品は大好きです)

本作「ア・ギャサー!」は1959年にワールド・パシフィック・レコード(1957年にパシフィック・ジャズから改名)に吹き込まれたもので、この作品はヴォ―カリーズではなく、普通に歌っています。ただ、ぶっちゃけそんなに歌上手くないですよね?いや、もちろん下手ではないですが、他のジャズシンガー達に比べると、ちょっと声量とか声域の面で不安定さを感じるのは私だけでしょうか?

この作品の魅力はずばり共演者ですね。特にテナーのズート・シムズとピアノのラス・フリーマンが大々的にフィーチャーされており、半分くらい彼らを聴くための作品と言っても過言ではりません。実際、レコードジャケットの表面には派手な衣装を着たアニーが写っていますが、裏面にはズートとフリーマンがバッチリ写真入りで写っています。その他のメンバーはギターがジム・ホールまたはビリー・ビーン、ベースがモンティ・バドウィグ、ドラムがメル・ルイスです。ただし、8曲目”You're Nearer"と続く”I'm Just A Lucky So And So"の2曲はテナーがビル・パーキンス、ドラムがフランク・キャップに交代しています。

(表ジャケット)      (裏ジャケット)

 

作品はロジャース&ハートの”Everything I've Got"で始まります。ジャッキー&ロイやブロッサム・ディアリ―も歌ったスインギーな曲で、アニーのパンチの効いたヴォーカルも楽しめますが、注目はやはりズートのプレイでしょう。いつもながらのコクのあるテナーで歌心たっぷりのソロを披露します。続くフリーマンのピアノも良いですね。この曲に限らずズートは7曲目”You Took Advantage Of Me”までのほとんどの曲で存分にソロを取っており、”Lucky Day”等曲によっては主役のアニーを食わんばかりの存在感です。スインギーな曲はもちろんのこと、"I Don't Want To Cry Anymore"でのバラードプレイも見事です。唯一、3曲目の”I Didn't Know About You"だけはズートのソロはなく、アニーが切ないバラードを情感たっぷりに歌い上げます。途中で挟まれる乾いたギターソロはジム・ホールですね。8曲目"You're Nearer"と続く"I'm Just A Lucky So And So"はテナーがビル・パーキンスにチェンジしますが、彼のプレイも良いです。ヴォーカル作品としては上述のようにアニー・ロスの歌声に若干物足りない部分がありますが、ズートやフリーマンら西海岸の名手をたっぷり聴けるという点を加味すれば悪くない1枚と思います。

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ジューン・クリスティ/サムシング・クール

2024-08-24 17:38:07 | ジャズ(ヴォーカル)

先日gooブログの「今日のひとこと」で「夏に聴きたい曲は?」の質問があり、その時は2000年にヒットしたフランスのポップグループ、タヒチ80の”Heartbeat"と書き込みました。他にも定番のビーチ・ボーイズ等洋楽だと色々候補が出てきたのですが、ジャズではあまり思いつきませんでした。一瞬アート・ファーマーがミシェル・ルグランの名曲をカバーした”The Summer Knows"が思い浮かんだのですが、曲調的には哀愁漂う感じですしね。ガーシュウィンの”Summertime"に至ってはもっと暗いです。でも、夏の名曲と言えばこれがありました。ジューン・クリスティの”Something Cool”。暑い夏にはやっぱり冷たい清涼飲料ですよね!1954年にキャピトル・レコードから発売されたこの曲、歌手ジューン・クリスティの代表曲に挙げられるだけでなく、同名のアルバムもジャズヴォーカル史上に残る傑作として名盤特集等でも必ず挙げられます。

ジューンは1940年代半ばから1950年代初頭までスタン・ケントン楽団に在籍していましたが、本作でもケントン楽団時代からの盟友であるピート・ルゴロをアレンジャーに迎え、西海岸で活躍するケントニアン(ケントン楽団員)を多数起用しています。ジューンの夫であったボブ・クーパー(テナー)はもちろんのこと、トランペットにメイナード・ファーガソン、ショーティ・ロジャース、トロンボーンにフランク・ロソリーノ、アルトにバド・シャンク、バリトンにボブ・ゴードン、ピアノにクロード・ウィリアムソン、ドラムにシェリー・マンらですね。ただ、彼らはアンサンブルに徹しており、各楽器のソロはありません。

全部で11曲収録されていますが、最大の聴きどころはやはり1曲目でタイトルトラックの”Something Cool”でしょう。この曲はいわゆる昔から歌い継がれてきたスタンダード曲ではなく、ビリー・バーンズと言う作曲家の書き下ろしで、このジューン・クリスティのバージョンが最初のレコードだそうです。タイトルだけ見るともっと爽やかな曲かと思いますが、歌詞は中年女性がバーで冷たい飲み物(something cool)を片手に過ぎし日の華やかな思い出を寂しく独り語りするという切ないもので、センチメンタルなメロディをジューンが情感たっぷりに歌い上げます。文句なしの名曲と思うのですが、なぜか他の歌手にはあまりカバーされていません。youtubeで検索するとジュリー・ロンドンらのバージョンも出てきますが、数は少ないですし、内容も断然ジューンのオリジナルが優れています。やはりジューンの歌が決定盤として認知されているので他の歌手も取り上げにくかったのでしょうね。

2曲目以降は"It Could Happen To You"”This Time The Dream's On Me""Midnight Sun""I'll Take Romance"等お馴染みのスタンダードが並びますが、それらの出来も全て水準以上です。特にバラードの”The Night We Called It A Day”はなかなかの名唱と思います。ジューンの少しハスキーがかった伸びのあるヴォーカルは素晴らしいですね。ジューンはこの後もキャピトル・レコードの看板シンガーとして20枚以上ものアルバムを同レーベルからリリースします。本作以外では同じピート・ルゴロ楽団のサポートを受けた「フェア・アンド・ウォーマー」もおススメです。

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ハンク・モブレー&ヒズ・オールスターズ

2024-08-23 18:43:54 | ジャズ(ハードバップ)

ハンク・モブレーの初期のブルーノート作品が全て似たようなタイトルであることは以前にも述べましたが、1957年1月13日に吹き込まれた本作「ハンク・モブレー&ヒズ・オールスターズ」はその中では比較的区別がつきやすい方ですね。5人編成なので「ハンク・モブレー・クインテット」と名付けられてもおかしくないところですが、本作がレコード発売される直前の同年3月にアート・ファーマー入りの正真正銘「ハンク・モブレー・クインテット」が収録されたので、このタイトルになったようです。

実はモブレーの初期ブルーノート作品はほぼ全てリズムセクションが一緒で、ホレス・シルヴァー(ピアノ)、ダグ・ワトキンス(ベース)、アート・ブレイキー(ドラム)です。勘の良い方はお気づきのように第一期のジャズ・メッセンジャーズの面々ですね。本作が収録された1957年初頭と言えば、シルヴァーがワトキンス、モブレーらを引き連れてジャズ・メッセンジャーズを脱退し、自身のクインテットを結成した頃(その頃の経緯は「ハード・バップ」参照)で、一説ではギャラの支払いを巡って喧嘩別れしたようなことが伝えられていたりもしますが、こうやってしれっと共演したりもしているので本当のところはよくわかりません。

注目すべきはクインテットの1人にMJQのヴァイブ奏者であるミルト・ジャクソンが加わっていること。モブレーとミルトの組み合わせは他では目にしたことはありませんが、シルヴァー、ブレイキーはたびたび共演しているのでそちらの人脈からの起用かもしれません。ただ、結果的にミルトの参加が本作の大きな魅力になっていることは間違いないところです。

曲は全5曲、全てモブレーの自作曲です。モブレーは作曲家として過小評価されていますが良い曲を書きますよね。ロリンズの"St. Thomas"やコルトレーンの”Giant Steps"みたいな他のジャズメンがこぞってカバーするような曲こそありませんが、どの作品でもハードバップの薫り高き自作のナンバーを書き下ろしています。

1曲目”Reunion"は華やかなヴァイブとテナーの合奏から始まる軽快なハードバップ。reunionは再会とか同窓会の意味がありますが、解説書によるとジャズ・メッセンジャーズ解散後の初めてのブレイキーとの再会を祝した曲とのことです。とは言え、最後の共演となったコロンビア盤「ニカズ・ドリーム」から8ヶ月ぐらいしか経ってませんが・・・2曲目”Ultramarine"は群青(ぐんじょう)を意味する曲名のマイナーキーの曲。ミルとの涼しげなヴァイブとモブレーの哀愁たっぷりのテナーが聴きモノです。

3曲目”Don't Walk"はこれぞハードバップと呼びたくなるようなドライブ感満点のナンバー。ブレイキーのドラミングに乗せられてモブレー、ミルト、シルヴァーが軽快にソロをリレーします。4曲目”Lower Stratosphere”は難しい曲名ですが、stratosphere=成層圏と言う意味らしいです。モブレーはアルバムタイトルには一切頓着しないくせに、上述”Ultramarine”と言い、個々の曲名には随分ひねりを加えてきますね。曲自体はストレートなブルースで、こういう曲だとミルトのソウルフルなヴァイブが冴え渡ります。ラストの”Mobley's Musings"は美しいバラード。スタンダード曲のような魅力的な旋律を持った曲で、モブレーのまろやかなテナー、ミルトの爽やかなヴァイブの音色が胸に響きます。モブレーの名作群の中では地味であまり取り上げられることのない作品ですが、”Reunion"”Mobley's Musings"等モブレーの高い作曲センスがよくわかる1枚です。

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トミー・フラナガン/オーヴァーシーズ

2024-08-22 20:00:14 | ジャズ(ピアノ)

トミー・フラナガンは私にとって特別に思い入れのあるピアニストです。と言うのもいわゆるジャズ・ジャイアンツの中で唯一生のライヴを見たことがあるのが彼だからです。忘れもしない1999年12月。旅行でニューヨークを訪れていた当時まだ20代の私はここぞとばかりに一緒に行った友人たちとジャズクラブ巡りをしました。最初に赴いたのは伝説のヴィレッジ・ヴァンガード。憧れの聖地に足を踏み入れて感激したのですが、当日出演していたのは聞いたことないディキシーランド・ジャズのバンドのライブで、演奏内容は正直ピンと来ませんでした。有名なブルーノートにも行きましたが、当日やっていたのは映画「アラジン」の主題歌”Whole New World"で有名なレジーナ・ベルのライブ。これはこれでとても良かったのですがジャズとは少し違う。

そんな時にたまたま見つけたのがトミー・フラナガンのライブ。あまり聞いたことのないミッドタウンのジャズクラブで名前は失念しましたが、これが素晴らしい体験でした。フラナガンは当時69歳。年齢的にはまだ老ける年ではないのですが、正直ステージに上がるまでの動きは重そうでした。2年後の2001年に病気で亡くなってしまうのでこの時すでに体調が悪かったのかもしれません。ただ、ひとたび鍵盤の前に座ると背筋もシャキッとし、そこからは目もくらむようなきらびやかなタッチで鮮やかなソロを繰り出します。当時の私はまだジャズを聴き始めて5年ぐらいでライブで演奏されている曲も正直知らない曲の方が多かったですが、それでも生で見る一流ピアニストの演奏に圧倒されたのを鮮明に覚えています。

思い出話が長くなりましたが、本日ご紹介する「オーヴァーシーズ」はそんなフラナガンの代表作に挙げられる1枚です。ピアニストとして「サキソフォン・コロッサス」「ジャイアント・ステップス」はじめ数多の名盤に参加したフラナガンですが、自身のリーダー作を本格的に発表し始めるのは70年代以降で、50~60年代に発表されたのは本作とプレスティッジ盤「ザ・キャッツ」、ムーズヴィル盤「トミー・フラナガン・トリオ」の3作品しかありません。本ブログでも彼の参加した作品は数えきれないほど紹介してきましたが、リーダー作となると本作が初ですね。

録音年月日は1957年8月15日。当時フラナガンはJ・J・ジョンソン・クインテットの一員としてヨーロッパを訪問中で、そのうちリズムセクションの3人(フラナガン、ウィルバー・リトル、エルヴィン・ジョーンズ)がストックホルムのメトロノーム・スタジオで録音しました。海外で録音されたということでOverseasのタイトルが付いたわけですが、ジャケットを見るとOVERの下に、CCCCCCと大量のCが書かれており、OverCsとちょっとしたシャレになっています。なお、再発盤のCDはフラナガンがタバコを吸うジャケットがメインになっており、このデザインのジャケットは今ではあまりお目にかからないかもしれません。

全9曲、最初の2曲とラストの"Willow Weep For Me"以外は全てフラナガンのオリジナルです。オープニングの"Relaxin' At Camarillo"はチャーリー・パーカーのバップ曲。3分余りの短い演奏なのですがジャズピアノトリオの魅力が詰まったような名演でリスナーの心をガッチリ掴みます。続く"Chelsea Bridge"はビリー・ストレイホーンが書いたエリントン楽団の定番曲で、こちらはしっとりした演奏です。3曲目”Eclypso"はフラナガンの代表曲で、上述の「ザ・キャッツ」でも演奏していました。タイトルから想起されるようにカリプソの陽気なリズムに乗ってフラナガンがきらびやかなフレーズを紡いでいきます。フラナガンは後の80年にもこの曲をフィーチャーした「エクリプソ」というアルバムを発表しており、そちらも名盤の誉れが高いです。4曲目"Beat's Up"は文字通りアップビートのキャッチーなナンバーで、フラナガンはもちろんのこと、ベースとドラムにもスポットライトが当たります。

5曲目”Skål Brothers”はおそらくスウェーデン人の名前で、スコール兄弟(誰?)に捧げたブルースでしょうか?続く”Little Rock"もブルースですが、この辺りは少し似たような曲調が続きます。7曲目”Verdandi"は北欧神話に出てくる女神の名前から取った曲で、2分超と短いながらもエネルギッシュなナンバーです。8曲目"Delarna"はカタカナにするとダーラナでスウェーデンの地名とのこと。スウェーデンの原風景を残している美しい場所らしく、曲の方も実にチャーミングな美しい旋律を持った名曲で、本作のハイライトと言っても過言ではありません。ラストの"Willow Weep For Me"は定番のスタンダード。私はこの曲暗くてあまり好きではないのですが、本作のバージョンは途中でテンポも早くなったり工夫を凝らしていて悪くありません。全編を通じてフラナガンのピアノはもちろんのこと、ウィルバー・リトルのベース、エルヴィン・ジョーンズのドラムも存在感を放っており、まさにトリオの三位一体となった演奏が楽しめます。

上述のライブを見た後、感激した私は現地で発売されていたフラナガンの「シー・チェンジズ」というアルバムを買いました。1996年発表の新しいアルバムだったのですが、収録曲には”Verdandi""Delarna""Eclypso""Beat's Up""Relaxin' At Camarillo"と5曲もの曲が再演されています。40年近く経っても繰り返し演奏するぐらいの愛奏曲ばかりが収録された本作はフラナガンの中でも特別なアルバムだったのでしょうね。

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ナット・アダレイ/ザッツ・ナット

2024-08-21 18:35:29 | ジャズ(ハードバップ)

本日はナット・アダレイの記念すべき初リーダー作をご紹介します。1955年7月26日にサヴォイ・レコードに吹き込まれたもので、ジャケットのダサさ加減がサヴォイならではですね。実は本作の2週間前にナットの兄キャノンボールもサヴォイにデビュー作「プレゼンティング・キャノンボール」を吹き込んでおり、ナットも参加しています。この兄弟は基本的にニコイチで行動することが多く、同年にキャノンボールがエマーシー・レコードに移籍するとナットも一緒に移籍。1958年にもリヴァーサイド・レコードに兄弟ともに移籍しています。

ただ、演奏の方も常に一緒というわけではなく、本作にはキャノンボールは参加していません。代わりにサックスを吹いているのはジェローム・リチャードソン。どちらかと言うとフルート奏者としての活躍の方が目立ちますが、本作では1曲を除いてテナーを吹いています。リズムセクションはサヴォイのハウス・ミュージシャンと言って良いハンク・ジョーンズ(ピアノ)、ウェンデル・マーシャル(ベース)、ケニー・クラーク(ドラム)です。

全6曲、うちスタンダードが2曲で後はジャズ・オリジナルです。演奏には参加していないキャノンボールですが、曲作りにはナットと共同でペンを振るっており、オープニングトラックの陽気な”Porky"、ブルースナンバーの3曲目”Big "E""、チャーリー・パーカーの”Yardbird Suite"を少し崩した感じの4曲目”Kuzzin's Buzzin'"を書き下ろしています。この辺りはさすがアダレイ兄弟と言った感じのファンキーな曲調です。ナットのコルネットはもちろんのこと、ジェローム・リチャードソンのテナーも好調です。

ただ、このアルバムに関してはバラードの方が良いですよね。2曲目”I Married An Angel"は曲名からしてロマンチックなバラードです。ハンク・モブレーもサヴォイ盤で演奏してましたね。ナットは変に小細工をしないストレートな演奏で高らかにバラードを歌い上げます。何より素晴らしいのがラストラックのバラード”You Better Go Now"。この曲ではジェローム・リチャードソンがテナーをフルートに持ち換えて、透き通るような美しい音色でメロディを歌い上げます。ナットのソロ、ハンク・ジョーンズの玉を転がすようなピアノタッチも良いですが、主役はフルートと言って良いでしょう。ナット・アダレイと言えば”Work Song"に代表されるようにファンキー野郎のイメージが強いですが、意外とバラードも良いぞと思わせる1枚です。

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