サンクチュアリ(聖域) ノヴェラ NOVELA キングレコード 2001-03-07 売り上げランキング : 31,452 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ノヴェラの25周年記念盤が登場! 待望の映像作品付き!
大学の音系サークル時代、先輩のバンドやセッションを手伝うことがよくあった。おかげでいろんなジャンルを経験させてもらった。ダブって僕らと同じ卒業となったある先輩の卒業ライブのお手伝いをすることになった。先輩からは70年代のニッポンロックのかっこいいのを色々教えてもらった。そしてそのライブで選曲してきたのが、ノヴェラの曲だった。ちょうどプログレへの興味が高まっていた頃だったので1曲だけだったが、プログレと呼ばれる音楽ができる!というだけでも僕はやたらと嬉しかった。その曲は何やらえっらい大作だった。先輩は「ここからやるぞ」と指示をくれ、その曲の最後の5分間を僕らは耳コピーした。タイトルも知らなかった。
卒業してしばらくして、無性に”あの曲”が聴きたくなった。僕はノヴェラのCDに予備知識皆無で手を出した。それが今回紹介する「サンクチュアリ(聖域)」だった。”あの曲”とは違って短いけれど、起伏が激しくドラマチックなその楽曲に僕はたちまち夢中になった。そればっかり聴いた。ノヴェラは現在のビジュアル系バンドの先駆とも言うべき、プログレハードのロックバンド。冒頭の ♪ディヴァイン・コメディー や ♪ルナティック そして壮大なバラード ♪黎明 が特に気に入った。たぶん、当時僕が音楽活動をしていたら間違いなく「しよう!」と言っていたに違いない。そして何枚か入手していく中で、ついに”あの曲”に再会した。それはアルバム「イン・ザ・ナイト」(これも素晴らしい)に収められた16分にわたる組曲 ♪回想のかけら だった。今でもこの曲を聴くと、その頃を思い出す。僕にはこの曲はまさに”回想のかけら”なのだ。あー、音楽活動したいっ!また血がうずきそう。