Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

僕のGreatest Albums(その21)

2005-06-30 | 僕のGreatest Albums
B00005G4T0EXPO
TMN


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僕の音楽的ルーツを探る企画第21回。これを出すことで「あー、takの音楽的センスも実は大したことはないんだ」とか思う輩いるかもなぁ。だってTMNだもん。でも勇気を出して言う。TM好きなのよん。

 TMファンであることを公言しにくいと感じている人(特に男性)けっこういると思うのだ。その理由の一つは、まずあのヴァーカル。やたら横文字をリズミカルに歌わせ、暇さえあればウォゥウォゥうなってるのはやっぱり気恥ずかしい。カラオケで歌うのもなーんか照れが入ってしまう。同じウォゥ、ウォゥ歌ってもB’zだったらこうはならない。次に小室哲哉のせいなんだろうけど、やたらナルシスティックなイメージがつきまとうこと。”自分がかっこいい”みたいな美化。ミュジーシャンなら当然のことだろうけど、TMNの場合はちょっと度を超している。美化の極みである「Carol」のジャケット、明らかに似合わない三角帽子被ってキーボード弾く哲チャン、TVドラマにまで出演するUTSUの自意識過剰さ、どうして哲チャンが身の程を知らずにヴォーカルをとりたがるのか・・・こうした数々が”TM=おナル”な図式をつくっている。かつて哲チャンがYOSHIKIとV2ユニットを組んだとき、うちの配偶者アミダラMは言った。
「これにアナキン、あなたを加えると”日本三大ナルシスト”のできあがりね」
・・・ここまで言われるのである。

 僕がTM好きなのは、やっぱり僕がキーボード弾きだからだと思う。ここまでフロントにキーボード出しているバンドって他にないし、ハードロック調も、アイドル歌謡も、エレポップも、ダンスビートもなんでもございの音楽性は、グッとくれば無節操に音楽を聴く自分には合っているんだよね、多分。そういう意味ではTMN名義のラストアルバム「EXPO」はまさに音楽の万博。逆回転サウンドから始まって、哲チャンヴォーカルのThink Of Earthまでヴァラエティという言葉がピッタリのアルバム。Resistanceを収録した「humansystem」や、ヒット作「Selfcontrol」も好きだけど、一番繰り返し聴くのはやはり「EXPO」なんだよな。それに小室哲哉のソロ作も実はかなり好き。「Digitalian Is Eating Breakfast」は愛聴盤だし(あー、ついに公言してしまった・笑)、アイドルに提供した楽曲のセルフカヴァーを含む「Hit Factry」も夏になるとふと聴きたくなる。オラクルのイベントでのライブ「TK-Trap」でのプログレッシヴ・ロック調な演奏も・・・結局何でもやっちゃう無節操さに行き着くんだよね。これを書いている隣でアミダラMがまた言う。
「ほらね、やっぱりあなたと哲チャンは共通点が多いのよ。”三大ナルシスト”は間違いないわね。何なら及川ミッチーを入れて”日本四大ナルシスト”にする?」・・・それは勘弁。
コメント (9)
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