Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

追悼・柳ジョージ

2011-10-14 | 音楽
僕には憧れの男性アーティストが4人いる。小学校高学年の頃、音楽に興味を示し始めた頃から「かっこいい」と思い続けてきた甲斐よしひろ、宇崎竜童、世良公則。そして今一人が柳ジョージだった。中学生の頃「雨に泣いてる」を聴いたのが最初。レイ・チャールズとの共演やカヴァーで、リズム&ブルースの数々の名曲を知るきっかけとなった。酒と煙草の香りがする大人の音楽・・・それが僕がもったイメージ。以来、アイドルに走るお年頃にひとり酒場でバーボンのグラスを傾けるような歌を聴く、超マセガキとなってしまった。
(そんな僕の音楽的ルーツを考察する企画はこちら

そんな憧れの柳ジョージが亡くなった。ほんとうに残念だ。
今夜は僕のお気に入りの10曲を。

■さらばミシシッピー


「雨に泣いてる」「祭りばやしがきこえる」もそうだけど、短い歌に渋いギターが唸る楽曲が多い。パイオニアのラジカセのCMで使われた「さらばミシシッピー」もそうした1曲。イントロのリフを聴くだけであの頃に戻れそう。

■BORN UNDER A BAD SIGN( 悪い星の下に)


柳ジョージを通じて僕らはR&Bの名曲に触れることになる。ブルースのカバーアルバム「KING BEE BLUES」は僕の愛聴盤。

■A CHANGE IS GONNA COME


カバーではこれも繰り返し聴いた。今R&Bと称しているJ-POPシンガーたちのくねくねした歌い回しを聴く度に「それは違う」と叫びたくなる。それはこういうのを聴いて大きくなったからだろう。

■ダニーボーイ


「GOOD TIMES」ではスタンダードナンバーをカバー。Too Youngあたりは僕の中では柳ジョージの歌で覚えたものさ。このアルバムを聴いてる僕に、日頃洋楽の話なんぞしなかった父親が話しかけてきたのも懐かしい。

■時は流れて


大学時代、所属していた音系サークルで「柳ジョージが好きだ」と言ったことから、かっこいい4年の先輩バンドのお手伝いをしたことがある。そこで演奏したのがショーケンの持ち歌であるこの曲。

■星空のサザンクロス


レイニーウッド解散後最初のシングル曲。収録しているアルバム「GEORGE」は、名曲「歌舞伎」も好きだったなぁ。

■プリズナー


高校時代に買ったLPレコード「Y.O.K.O.H.A.M.A」は繰り返し聴いたアルバム。特にこの曲の物寂しさに大人の陰を知った気がする。

■微笑の法則 ~スマイル・オン・ミー~


資生堂のCMに使われたヒット曲。

■青い瞳のステラ, 1962年夏・・・


これからも歌い継がれる名曲といえばやはりこれ。収録しているアルバム「Woman and I...Old Fashioned Love Songs」は、いちばん好きなアルバム。

■雨に泣いている


そして・・・訃報を聞いた今日は雨。
僕らはあなたの歌声を忘れない。

「Fenceの向こうのアメリカ」や「同じ時代に」、アサヒビールのCM曲「BURNING」(カラオケでよく歌う・・・)、それにクラプトンの「Forever Man」のカヴァーも大好きだった。

ご冥福をお祈りします。あなたは永遠に僕のあこがれです。


コメント (2)
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