■「若き人妻の秘密/Le Roman De Ma Femme」(2011年・フランス)
監督=ジャムシェド・ウスマノフ
主演=レア・セドゥ オリヴィエ・グルメ ジル・コーエン ティボー・ヴァンソン
お気に入りレア・セドゥ嬢主演作。
思わせ振りな邦題で、近所のTSUTAYAでは「エロティック」の棚に置いてあるもんだから、
レアちゃんが大変なことに!?と心配になって思わず手にしたww。
内容から考えてもズルイよ、この邦題。
いっそ「秘密」くらいの方がいろんな意味を含んで意味深で良いと思うのだけど。
弁護士の夫ポールがジョギングに出たまま行方不明になってしまい、
やがて多額の借金があったことも発覚。妻イヴは途方に暮れる。
そこへ夫の恩師で弁護士の先輩でもあるショレ先生が、
借金の肩代わりや当座の生活費まで支援をしてくれた。
「先生は見返りを求めるわ」と一度は断ったイヴだが、
ショレ先生の優しさに次第に心を許すようになる。
ところが、そのショレ先生に疑惑が…。
ひと言で言うなら、レア・セドゥを愛でる映画。
ニコリともしない役だけど、その強い眼差しに引き込まれてしまう。
その表情は真意を観客に見せないことにもなってる訳だ。
ダンスフロアで踊る姿が素敵。
結局、ショレ先生は金で愛を買おうとしたと言われても仕方がないけれど、
持病の薬を切らしてしまったのは故意だったのか、観客に判断を委ねてくる。
結末も歯切れが悪いけれど、まあフランス映画らしい雰囲気に浸るのがよし。
無音の長回しシーンが多いから、苦手な人な睡魔に負けませんように。
「若き人妻の秘密」予告