
■「キングスマン:ゴールデン・サークル/Kingsman : The Golden Circle」(2017年・イギリス)
監督=マシュー・ヴォーン
主演=コリン・ファース ジュリアン・ムーア タロン・エガートン マーク・ストロング ハル・ベリー
前作以上にパワーアップしたシリーズ第2作鑑賞。
PG-12は当然のエログロ描写も織り交ぜつつ、盛り込まれたエピソードに無駄がない。
人肉ミンチが出てくる映画って、80年代の「エクスタミネーター」以来じゃなかろうか。
マシュー・ヴォーン監督作は偏差値低めなどと言う方もいるけれど、
伏線の活かし方も巧いし、お下劣に見られるのも計算づくなんじゃないだろか。
キャストも映像技術も格段にグレードアップ。
長回しに見えるアクションシーンの編集は見事だし、英国スパイ映画のご本家を意識した場面もチラホラ。
映画ファンにはこういう小ネタも嬉しい。
特に音楽の使い方がセンスよくて好き。
プリンス&ザ・レボリューションが流れるカーアクションは、
同じ曲使ってる羽生結弦の演技の様に激しく華麗。
マーク・ストロングが好きというジョン・デンバー"Annie's Song"、
彼が高らかに歌う"Take Me Home Country Road"は名場面。
そして、悪役ジュリアン・ムーアに誘拐されたエルトン・ジョンご本人の大活躍!
"Saturday Night's All Right For Fighting"のアクションシーンに銀幕のこっち側はノリノリ。
エルトンには珍しいカントリー調の"Jack Rabbit"がエンドクレジット。
最後まで楽しませてくれる。
映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告B
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